外出自粛中だからこそオススメしたい思春期と夏の鬱くしさを感じられる曲 7選
とうとう夏がやってきましたね
夏になるといつもの道のいつものコンクリートが余計にノスタルジックに見える現象ありませんか?
私はあります
自転車を立ち漕ぎしながらカゴにはカルピスを入れて体にシーブリーズを塗りたくってイヤフォンで夏を感じる音楽を聴きたい所存でございますの
ですが、お外に出れなくてもそんな青々とした気持ちになれる胸を熱くさせる音楽をまとめてみました
『花魁/松崎ナオ』
個人的に私が高校時代の夏頃にノスタルジーに打ちひしがれながら聴いていた大好きな曲です。
イントロの初夏の虚無感を感じさせるような、ゆったりとした耳ごちの良いギターの音がとてもノスタルジックです。扇風機に当たりながら聴きたいです(持論)
こちらに語りかけるようなたまに掠れる松崎さんの歌声もとても色っぽくて夏のジワジワとした心地の良い暑さを感じさせます。
ザビーのジャキジャキとしたギター音がセミの鳴き声を彷彿させると同時にイントロと打って変わってロックで暑い日にはピッタリだなぁと感じます
イントロ→扇風機が首を振るような涼しい景色
サビのギター→道路に蜃気楼が揺れそうな灼熱
と私は聴いてとれました。
「畳の匂いと埃と それが私の浮世です」
このフレーズが大変色っぽくて熱いです。
この曲を聴きながら畳で寝そべる夏休みはさぞかし最高でしょう
他にもこの曲で好きなフレーズが
「花の命 紅に変えては」
「白いうなじに紅き花」
生々しい人間臭さに魂を感じさせるようなフレーズとお江戸な口調?と言いますか何とも上品でニッポンを感じる、シンプルに聴こえて凄く色々な要素が詰まった素敵な曲です
夏のジワリとした暑さをぜひ聴いて、感じてください
『ドーピング☆ノイズノイズキッス/ミドリ』
ご存知「後藤まりこ」様がボーカルを務めていたバンドです
ミドリさんの夏ソングといえば「ロマンティック夏モード」だと思う方も多いかもしれませんが
私はドーピング☆ノイズノイズキッス一択です
基本的にミドリさんの曲って夏に似合いませんか?
後藤まりこ様が夏服のセーラー服を纏っているせいか、代々木公園での野外ライブの映像が熱いせいかとても夏に似合う気がします
ちなみにこの曲はイントロのギターとドラムの「ダンッ!」から入る臨場感のあるピアノメロディが印象的です
基本的にこの曲はずっとピアノメロディがカッコイイ
疾走感があってミュージックビデオの画質が00年代初期のソレ感があって、
まさに今で言うエモい気持ちになれます
後藤まりこ様のセーラー服姿を見ると夏の始まりを感じます。
ちなみにミドリさんの『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』というアルバムが大変おススメです
このアルバムも夏の衝動を感じるので是非聴いてみて下さい。
ミドリの後藤まりこさんはクラスに居たら、
チェリーの僕の一夏の思い出をかっさらって本気になった僕をからかって捨てて欲しい感じの魅惑的なクラスメイトって感じがして好きですね(小並感)
猟奇的で可愛くて皆んなより少し大人だけど
その姿を誰にも見せないあくまでクラスに馴染んだフリをして、猟奇的な部分はチェリーで口下手な僕にしか見せない、、、みたいな。
妄想が過ぎましたね。
**あ、今の自分相当気持ち悪いので無視して読み進めて下さいね **
『夏天(しゃーてん)/アンアミン』
ボーカル『台北生まれ』の「MIN」さん率いるフワフワとした歌声とアジアンテイスト世界観が特徴的で中毒性がある楽曲が魅力的なバンドさんです
聴いているだけで異国情緒な雰囲気に呑み込まれてとっても癒されます
そして夏に聴きたい「夏天」はイントロ前のサイレン音がなんとも夏の灼熱を感じさせ、イントロの軽快なメロディが自然とノっちゃうような夏の爽やかさを感じます
エアコンガンガンにかけたお部屋でまったりしながら聴きたい(小並感)
サビのメロディや歌詞の音へのハマり方全てが最高に気持ち良いです
非常に中毒になりますので、ぜひ一度は聴いてみてください。
ちなみにアンアミンさんこんな感じのバンドさんです
ノスタルジックでエスニックで
MINさんが非常に雰囲気がある方で素敵なのです。
「ジャイアントパンダにのってみたい」という曲も大変おススメです
『教えてV感覚(アルバム名)/溶けない名前』
前回もオススメさせて頂きました
皆さまご存知「溶けない名前」さんです
前回のnoteで歌詞の解釈の際に曲の構成を間違えてお書きしてしまいました大変申し訳ございません。
はい。
というわけですが、
このアルバム収録の「ぼくらの倒錯ごっこ」の魅力は前回のnoteをご覧ください
今回はこのアルバムをまるごとオススメさせて頂きます。
どちらかといえば夏の終わりに聴きたい曲なのですが
神社に足を踏み入れた時のスーッとするような夏の清涼感を感じられるアルバムです
このnoteのテーマにまさに一番近しいアルバムなのではないかと感じます
思春期の夏休みに後ろ髪引かれるような名曲揃いです
男女ボーカルシューゲイザーバンドなのですが、
お二人の声の柔らかさ
エモーショナルな歪んだギターの音
キャッチーでメロディアスで軽快なキーボードのメロディ
全てがノスタルジックで素敵です
またミュージックビデオやアートワークも大変素敵なのでオススメです。
ちなみに春は「制服甘露倶楽部」と「タイムマシンがこわれるまえに」というアルバムが聴きたくなります
そちらも、是非。
『透明少女/ナンバーガール』
気づいたら 俺は 夏だった
このフレーズで何人もの人が夏を迎えたことか
このアルバムは私的に青春の代名詞で、
高校時代の通学路を思い出しますね
春の日も病める日もいつも聴いておりましたね。
イントロのギターのジャジャジャジャジャジャジャジャで
ガリガリ君いくらでも食べれる
思春期の夏がやってくる
食わず嫌いしている方はぜひ(ガリガリ君のことじゃないよ)
なんかもう書いていてタイトルを『ガリガリ君食べながらエアコンガンガンの部屋で寝転がって聴きたい曲』にすれば良かったかもって思いました
『キモチノユクエ/hal』
このアルバム自体は春に聴きたくなるのですが、
この曲は夏に聴きたくなります
ちなみにhalさんの「六階の少女」という曲もオススメです
ZAZEN BOYSの向井秀徳様が提供された楽曲です
キモチノユクエですが、
イントロのクラシカルなメロディがもうアートワークのhalさんのように青い水中に浮かんでいる気分になれます
途中途中に入る痺れるようなギター音は
そこに差し込む太陽光のようです
魅力はそれだけではなく、
「好き嫌いが変わるように 人は同じじゃ居られない」
とまさに人間の真理を歌っているのです。
どこまでも深く鮮やかなこの歌が主は大好きですね
『眼帯譚/アーバンギャルド』
「ガイガーカウンターカルチャー」というアルバムに収録されている名曲です
チャイムのような特徴的なメロディのイントロが非常にキャッチーでまさに歌謡ロックです。
ピコピコサウンドの印象が強いアーバンギャルド様の中ではバンドサウンド色で非常にクセになる神曲です。
サビの
「あなたを見ている私が見ている あなたに私は見えないの」
というフレーズが頭から離れません
この曲の醍醐味は
「暗闇坂から 蝉時雨」
というフレーズです。
このフレーズと共に日陰の坂を登る渦中に遠巻きから蝉しぐれが聞こえてくるような夏の終わりの涼しさを感じます
ちなみに2番は
「幽霊坂から ポケベルが」
に変わります。
暗闇坂も幽霊坂も実在する場所です
暗闇坂は港区に1つ、文京区に2つ、新宿に1つ、大田区に1つ、品川区に1つ、目黒区に1つあり、
神奈川県と茨城県にも1つずつあります。
幽霊坂は文京区に2つ、北区に2つ、千代田区に3つ、新宿区に1つ
勝手な解釈ですがどちらも新宿区にある方を歌詞中では指しているのかと感じました
アーバンギャルド様は都会がモチーフのバンドであり
新宿が拠点のような(勝手に)バンドさんであるのと
幽霊坂がある新宿区牛込は
旧花街でもあるので
そういった点にも着目されているのではないかと感じました。
話は逸れてしまいましたが
皆様良い夏を。
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