「ママの体はアスレチックではありません」

息子の寝起きの様子は、日によって違う。
3パターンくらいあって、①:②:③の割合は5:2:3くらいかしら。

①私のかけたアラームが鳴ると、ふにゃふにゃと声を出したり、寝返りしたり、ムクッと起き上がってまた寝たりと、夢と現実の狭間を行ったり来たりしている。そのうち私が布団から出ると眠そうな顔で一緒に起きて、ちょっとぐずったりしつつ、私の足にまとわりついたりしながら、テレビを付けると釘付けになるので、私はその隙に朝の支度に取り掛かる。

②アラームの音が聞こえる前に、パチっと目覚めて立ち上がり、リビングへ続くドアをガンガン揺らして私に開けさせて、リビングへ走り出す。既に出勤した父を探して玄関ドアを開けようとしたり、家中を探し回るような仕草をする。テレビつけてもダメで、しばらくデンくんの後をついて回って危なくないかどうか見守る。

③私が布団から起きても、眠り続けている。朝食の支度が終わってからカーテンを開けて声を掛けるとやっと起きる。寝ぼけているうちに素早くオムツをかえて、そのまま食事用のハイチェアに座らせて朝食スタート。

私が楽なのは③のパターン。
1人で静かに朝の支度ができる。

②のパターンは、アラームの鳴る前に起こされてしまうのでちょっと残念な気持ちにはなるし、玄関ドアをガチャガチャしているデンくんを抱っこしてリビングに連れ戻そうとすると身をよじって逃げたり、悲しそうに泣いたりするので、ちょっと辛い。

一番多い①のパターンは、どのタイミングで布団から起きるのか、ついつい様子を伺ってきるうちに時間が過ぎてしまう。なんとか③のパターンに持ち込みたいんだけど、まぁ大体無理です。

あと、このとき最近多いのは、寝ぼけたデンくんが私の体によじ登ってきてそこで落ち着いてしまうパターン。
胸やお腹ならまだよいが、大体は首か顔か頭に乗ってくる。
もうほんとめちゃくちゃ、首が痛い!
登られるたびに下ろすけど、何度も登ってくる。
今朝は30回くらいは登ってきた気がする。

最後は私も心底嫌になり、

「ちょっと…もう登らないで…。
ママの体はアスレチックではありませんー。」と、主張しながらデンくんを布団に下ろし続けた。
自分で言いながら、ちょっとおもしろくなってきて目が覚めたからよかった。笑

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