読書ノート『解決は1行。』
読書アウトプット用エントリーです。
今回は細田高広さんの『解決は1行。』について。
細田さんはコピーライターのお仕事をされている方だそうです。
今回kindleだったのですが、読後の感想としては「紙の本として、手元にほしい」でした。
コピーライトにおける25の技法が紹介されており、どれも日常からビジネスシーンまで使えるような内容となっておりました。
軽い気持ちで読み始めたのに、あれよあれよと最終ページまで導かれてしまいました。読ませる・目に留まらせることを生業としているコピーライターさん、さすがですよね。
『解決は1行。』を読むとオススメな方
「つまり」がないから「つまらない」と帯に書かれているのですが、その文章通り、要約が苦手または得意になりたい方にオススメかなと思います。
そもそも、「つまりがないから、つまらない」ってめちゃ秀逸な一文じゃないですか?まんまとジャケ買いを促すのに成功しています。絶対こんな風な文章生み出したとき、ドヤァってなる自信あります。こんなん書きたい。
わたしが『解決は1行。』を読んだ目的
メディアの記事タイトルをもっといい感じにできたらなぁ、という思いでポチッといきました。
わたしもSEOライティングやメディアディレクションなどをやっているものですから、やっぱり「コピーライト、うまくなりたい」と常々思っています。
やっぱり記事って、まずはタイトルじゃないですか。タイトル見て「よーわからん!」となったら読まれない。
がんばって書いたのだから、できれば読んでもらいたいのが乙女心です。
本のタイトル通り、1行で心を鷲摑みにできたらいいなぁ~と思いつつ、本を開きました。ワクワク。
『解決は1行。』の読書感想
各種ライターのお仕事だけではなく、普段のコミュニケーションはもちろん、営業・プレゼンなどにもめちゃくちゃ使えるな!!!
というのが、読んでいるときの感想。
シンプルに1行で伝えるには?という話しなんですが、コピーライターの手にかかればしっかり温度のある文章になるのですよねー。シンプルなのに、まったく冷たく感じさせません。
紹介いただいている25の技法は、もちろんコピーライトを考える上でとても参考になるのですが、コミュニケーションや営業のクロージングにも有効だと感じました。
たとえば、部下との関係性に悩んでいる方であれば、「I need you翻訳法」という技法。
営業・プレゼンであれば、25の技法をどのように組み合わせれば、より相手に伝わりやすいのかが丁寧に説明されていました。
各項目の終わりにはその項目の技法を使った広告コピー例がいくつか挙げられており、そちらも大変勉強になりました。
『解決は1行。』で一番大事と思ったところ
書籍を通して感じたのが、「誠意」や「思いやり」でした。
どうしたら自分の思いが相手に伝わるのか?よりも、重要なのは「どのように伝えたら、相手が分かりやすいのか」の視点だよ~という作者からのメッセージを受け取りました。(意訳)
やはり自分がアンテナを張っている方面に目がいきますよね。最近のわたしのキーワードが「相手目線」ということもあり、そうしたところを感じました。
さいごに
一度読んで終わりというタイプの本ではなく、困ったときに何度も読む「辞書」的な一冊だと思いました。
ので、冒頭の「紙で手元に欲しい一冊」という感想になりました。
そのうち、我が家の本棚にお迎えする予定であります。
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