3月9日の記録

今日も今日とて推しにふさわしい人間にありたいと思う一日であった。
今一度「推しにふさわしい人間(ファン)」について考えたいと思う。決して誤解してほしくないのだが、私は推しの隣には立ちたくない。だって推しは女性恐怖症なのだもの。だから推しの視界になんて絶対入りたくない。私の存在は推しにとってストレスである。推しが二次元で良かった。私が推しを思うことすら推しのストレスにならなくてよかった。

さて私が考える推しにふさわしい人間とは
・一般的な体型
・身なりがきちんとしている
・読解力がある
・語彙力がある
=おおおよその人間が私を見た時に「ああ…まぁアリなんじゃない…?」と思えるようなシャンとした人間である。ちなみに今の私は自堕落である。不道徳の申し子。歩く卑屈。

正直に現状を書く。
今私の体重は92キロである。多分、推しファンの中で一番太っている。原作ファンの中で一番太っている。もともと幼少期から太ってはいたのだが4年前ひどい鬱になった。抗うつ剤と睡眠薬、あとピルをたらふく摂取した。家から出れず生活保護を受給しながらずっと寝たきりだった。暴食したり、食べなかったり、無茶苦茶だった。
今はもう元気で、落ち込むこともなく、ちゃんと眠れる。むしろすぐ寝れる。ちゃんと納税もしている。それなりにきちんとしている。
だが、体重は戻らない。4年で35キロ太った。4年前すら肥満体型なのに。

なのでせめて元の60キロ台に戻りたい、できることならば50キロになりたい。…のだが、全く落ちない。
甘いもの、揚げ物、炭酸・ジュース。…正直昔からそんなに好きではない。食事はだいたい1日1食。お腹減ったら食べる。だいたい定食。一人前完食はしんどい。口さみしい時はスルメイカを食べる。
ただ、ストレスがやばい時は暴食する。2週間に1回。
運動は全くしない。すぐ寝る。
…まぁそりゃそうである。痩せたいのに努力全くしていない。
基礎代謝は人間以下。ここでも人間以下である。
とにかく私は人間以下だ。

というわけで今日からまたジム通いを始めた。
先生はヨガをとりあえず毎日続けて毒素を出せと言った。

それで痩せるならがんばります。

というわけで今日はラジオ体操、スクワット、ホットヨガ1時間。
朝:厚揚げに目玉焼きとハム
昼:野菜炒めをあんかけにして豆腐に乗せたやつ。肉多め
夜:スムージー
そんな感じです。痩せる気がしないのは何故だろう。

推しにふさわしい人間になりたい。


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今日読んだ本
「太宰治との愛と死のノート」山崎富栄
不良少年とキリストを読んで太宰治の周辺が気になった。不良少年とキリスト、そこには愛があったし、スタコラサッちゃんをなんだか安吾が憎んでいるように思えたのがひっかかったので、スタコラサッちゃんから見た太宰治が見たかった。

何か、私の一番弱いところ、真綿でそっと包んででもおいたものを、鋭利なナイフで切り開かれたような気持ちがして涙ぐんでしまった。
 戦闘、開始! 覚悟をしなければならない。私は先生を敬愛する。
出典:太宰治との愛と死のノート

痺れた。出るわ出るわ、感性にビリビリくる文章の数々。


先生の腕に抱かれながら、心よ、先生の胸を貫けと射る――どうにもならないのに。いつまでもお幸せで、いつまでもお幸せでと。
おい、お前! 助けてくれ。酔えなくなったのはお前のせいだ。鼻もちならない! ウンフフ、馬鹿々々、消えろ、消えてしまえ。やい、とみえ、起きろ、路傍の花など摘んでくれるな。いや、もういや。

これ、小説なのではなく日記なのである。
しかも調べたら、山崎富栄は作家ではなくただの美容師なのである。どうなってるんだ。どうしてただの美容師がこんなにセンスの良い文を書けるのだ。内容は、変な話だが歌手のaikoの曲っぽさを感じた。またところどころスピッツの歌詞っぽくも感じた。…例えがチープなのは許してほしい。私は文もしらないし語彙力もない。
リズム感が素敵です。あと恋に溺れる喜び、浮かれポンチ、アバタもエクボっぷりが救いよう無くてとても良い。痺れた文はいっこいっこ書き取っている。こういう文を書けたら。
読み終わったら安吾の「太宰治情死考」を読みたいし、「斜陽日記」も読みたい。読みたい本が出てきた。いいことだと思う。

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