推しが好きすぎて推しのことを考えているうちに読解力や文章力、発想力の低下など自分の頭の悪さに気づいてしまった件《お思い上がって自爆した編》

長々と《前提部分》を語ってしまった。
前の記事を要約すると、推しが出来た。推しにふさわしい人間になりたい。だ。

推しが出来て私はひたすら彼のことを知りたいと思った。
知らないことがたくさんあったから、とりあえずドラマパートを聞いた。分からないことがめちゃくちゃでてきた。
まず設定が無茶苦茶なんですよ。主にドラマパートと過去編コミカライズが。矛盾続出、あまりにも安易な展開、雑さ、シナリオの拙さ、
んでもって性格が違うんですよ。「ドラマパート」と「曲・コミカライズ・キャラがやったラジオ」が。
…正直、ヒプノシスマイクのシナリオ担当している某M氏には不満しか無いが、まぁ不満をあげたところで彼のもとには届かない。炎上しろ!と願っても、もう、とうの昔に炎上している。仕方ない。(余談だが、3/25に出る推しチームのCDのドラマパートが私は今マジで怖い。)

公式に(というか100%ドラマパートに)触れれば触れるほど推しが分からなくなった。
でも、「推しが好きだ」というあの日のキラメキはまだまだ私の中にあった。
自分でなんとかして自分の心を満たすしかないと思った。

いわゆる二次創作である。

学生時代、私は二次創作をやっていた。主に好きなキャラがあーだーこーだ、色恋沙汰でわちゃわちゃするアレである。自分に都合の良い妄想ばっかりしては、それを小説()にして、同人サイトにアップしていた。(ちなみにこの同人サイトやってた経験が花開き後々WEBデザイナーになる。)
高校時代毎日毎日妄想しては文にしたためた。右手の中指にペンだこができた。それをPCに打ち込んでいたらブラインドタッチができるようになった。誰かに見てほしくてHTMLをそらで打てるようになった。妄想は付きなかったし、書きたくてしょうがなかった。他人の反応はどうでもよかった。自分が作る素敵なものを具現化したかった。楽しかった。本当に楽しかった。

なので、またやろうと思った。
安易である。
そしてあわよくば自分の都合のいいやつを誰かに見てほしいよなぁと思った。それを皮切りに同士に出会いたいなと思った。
…この時点でなんかおかしい。歪だと思う。今思えば。
だいぶ思い上がりも甚だしい。調子乗っていた。恥ずかしい。

この勘違いは更に続く。恥ずかしいので軽く書く。

久しぶりに二次創作をやるということで、まず情報収集だと思った。
久しぶりだとはいえ流石に同人サイトが死に絶えていることは知っていた。
創作、特に二次創作といえばとりあえずピクシブーー
私はピクシブにいった。安易に好きなキャラで検索した。人気の作品を読んだ。
「・・・んん?」
びっくりした。
キャラの個というものがなかった。
いや、ん?
2007年あたりにあったキャラ描写とか機微とかさ、これ、別にこのキャラじゃなくてもいいんじゃ?…え、でもめちゃくちゃ多くの人が評価してる。前提すっとばしていきなり「好き」「嬉しい」っていうだけなのに…?ていうか、タイトルもなろう系だし、話もすごくわかりやすいし、いやうん、そういうのも有りだよね、恋空的なね…え、…どれもこれも…誰かが死んだらかなしい、好きな人と両思いになったらうれしい………だけ?

よ…よーし!じゃあ自分が書いてやろうじゃないの!と思った。
意気揚々と書いてみた。
見事に爆死した。誰もいいねもブクマもくれない。
ピクシブより今のトレンドはTwitterだと知った。
Twitterアカウントを作った。
Twitterで文章を投下した。
爆死した。だれもイイネくれない。
評価してくれない。
どうして?作品が少ないから?文字数が少ないから?ラブシーンがないから?じゃあ、それを踏まえて…

私は書いた。
書いては爆死した。
だんだん病んでいった。

私の行為はキャラヘイトなのではないか?と思うようになった。
嫉妬をした。なんでこんなのが評価されるんだって人の作品がますます見れなくなった。他人を憎んだ。
愛されたかった。誰かに褒められたかった。
自分の推しへの解釈は間違ってないんだって、認められたかった。

無茶苦茶である。

これはひどい。
「自分を満たす為に二次創作をする。」ここはまあいいとして、
「それを公表する」まぁまあ折角書いたからね…グレーゾーンだけど…
「誰も読んでくれない、評価してくれない」…。
「だから私はダメなんだ。どうして誰も私を褒めてくれないの」…ハァ?

全く意味が分からない。だが、当時の日記は本当にこういうことばっかり書いてある。

いや努力しろよ。ただの凡人以下が無条件に愛されるわけないだろうが。てか創作、二次創作なら自己満足で完結しろよ。キャラ借りといておこがましい。ボケカス。
…と、今なら思うのだが、こう思えるようになったのは実はつい最近である。

無評価、爆死の現状に嫌気がさし、まるまる一ヶ月私は塞ぎ込んだ。
フリーランスだから仕事もおざなりだった。ひたすらベットの上で寝て、2ちゃんねるばっか見て、パズルゲームばっかりしていた。創作するのが怖かった。誰とも関わりたくなかった。でも寂しいからネットで知り合った友達に愚痴っていた。

転機が訪れたのは、
推しのラジオである。
すごいラジオだった。声優がラジオする、ではなく、キャラがラジオをするのだ。キャラがファンの悩みに答えるという内容だった。
推しはラジオで言った。

・地道に頑張っていけばかならず評価されるからとにかく続けること
・人見知りは言い訳にならない。
・気持ちが伝われば相手も認めてくれる
・技術をしっかり磨けすると苦手分野も克服できる


美化していない。本当にラジオで言った。

号泣。

推しにふさわしいファンになりたいと改めて強く思った。

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