悲劇のヒロインぶるのやめたい

虚無～～人生が虚無～～～。

仕事がテレワークに切り替わり早半年。人と話すことがめっきり減ってしまい、なんとか散歩や運動をすることでメンタル崩壊を保っている、そんな危うい精神状態です。

いつもマイナス思考の私ですがここのところさらに酷い。地元から上京してそもそも友達がほぼいない私ですが、だからこそ数少ない友達に縋りまくっています。といってもこのご時世だしお互い社会人だし、そんなに頻繁に会えるわけでもなく、１～２か月に１回会うか会わないか。LINEはよくするんですが、特段中身がある会話をしているわけではないので、返事がないこともしばしば。そのたびに私は「嫌われた……」と精神崩壊一歩手前になってしまう。良くないですね。非常に良くない。他人に依存しすぎている。でも、人間って他人と会話しないと死ぬと思うんですよ、メンタルが。だから数少ない自分としゃべってくれる人が減ると思ったら死にたくなるのは当然じゃないですか？私のメンタルがクソすぎるからかな？？

そもそも私がなんでこんなにネガティブで卑屈な人間なってしまったのかと考えてみると、親の影響もありますが、おそらく一番は思春期でこじらせてしまったんですよね。もともと私は何も考えていない人間で、でも中学生になって、あの子をハブくだとか調子に乗ってるだとか、そういうもめ事が出てきて、自然と人とのかかわり方が変わってきて、あれもこれも考えないといけないとなって、そこから、人と関わる度に頭をフル回転させて考える癖がついてしまったんだと思います。

もともと、親に「あんたは全く気が利かない子だね！」と言われて育ったのもあり、「私は気が利かないからほかの人以上に気をつけなきゃ」と思っているので。

そんなんだから、人と関わるとたまにすごく疲れてしまいます。楽しそうな人が恨めしくなって、私の人生はなんでこんなに楽しくないんだろうと死にたくなってしまいます。

私は私の脳内ではいつだって悲劇のヒロインでした。いやなことがあっても、私はこの悲劇の主人公だし、と思えばかわいそうな自分に酔うことができたし、逆に不運なことがあっても面白くてオイシイじゃん、って思うこともありました。

小さいことを気にして、他人の目を気にして、自分の考えが正しいかどうかを気にして。よくできればほっとするし、うまくいかなければ恥ずかしい。

もし、うまくいかなかったとき、それなりの理由があればまだ体裁をとりつくろえるかもしれない。そんな焦りから、私は自分や他人のあら捜しをして生きてきました。そのたびに治すことのできない自分の粗を見つけてしまって、それがどんどん積もっていって、どんどん卑屈な人間になっていく。なんという負のループなんでしょう。

最近HSPという言葉をよく聞くのですが、こんなに小さな事ばかり気にしているので、きっと私はそれなんじゃないかな、と思ったりもします。というか、そうであってほしい。こんなに生き辛いんだから、なにかそれなりの理由や原因があってほしい。HSPと名乗る人たちの中には、きっと同じような考えの人も少しはいるんじゃないかな、と思ったりします。

どうやったら普通に生きられるんだろう。普通に生きるって何だろう。私だってその「普通」のレーンを歩いているはずなのに、ほかの人たちはすごく胸を張って歩いているように見える。自分だけ背中を丸めて自信がなさそうにあるいている。この道で合ってるよね？と恐る恐る歩いている。

そんなんだからたまに道を間違って死にたくなる。もう軌道修正できない。人生は後戻りできない。

何も思い通りにいかない。自分のことなのに、それすらままならない。他人に何か伝えたり指示したりするなんてもってのほか。お家から出たくない。生まれ変わったらカタツムリになりたい。一生殻から出ない。

なにもままならないなら、私はせめて文章を書いて生きていきたいなと思います。自分の鬱憤だとか、全然綺麗じゃない気持ちだとか、そういうのを文章にして、「なんてありがちで陳腐な悩み事なんだろう」と自分で鼻で笑いたい。

もしかしたら、日本の人口一億人の中に一人くらい、私と同じように悩む人がいて、それを見た人が「この人ばかだなあ、でもわかるなあ」とちょっと共感して、その人の気休めにでもなればいいです。それだけでいいです。

やっぱり私は文章を書くのが好きだし、きれいな言葉をたくさん使って、自分の脳内を綺麗な文字で埋め尽くしてしまいたいです。いつか、私のこのネガティブ思考が少しでも辛くなくなる日が来ますように。