S2 - 大きな視野を持って、最小単位で始めること
*別プラットフォームで運営していた過去の留学記を移行したものです(留学期間:2016-2018)
2つ目の教訓は、これもビジネスモデルの授業とゲストスピーカーとして来る起業家が口々に言っていた
「THINK BIG, START SMALLEST POSSIBLE 大きな視野を持って、最小単位で始めること」
事業や新しいプロジェクトを始める時、大きな視野&目標を達成する事を見据えて、それなりの規模で計画してしまっていないだろうか。私は、これまで最小で始めるという思考を持った事が無かった。
特に昨今のメイカーズムーブメントの、好きな事をやり続けて上手になり、売ってみたら段々売れるようになり設備投資してゆくような考え方。私の友人も、陶芸好きが高じて今や卸売りを始め、LAのお洒落なショップをはじめ全世界に展開している。はじめは陶芸教室で、最初は炉も借りていたという。
手芸レベルの生産能力から工場を構えるまでの、規模にあったサポートを提供するStartup-labもあるらしい。
- Maker Cityの著者のゲストレクチャーより
Maker City: Amazon link
先日、デザイン思考に関心のある友人からこんな問いかけをもらった。「デザイン思考の考え方は理解しているけれど、職場では○億円規模のビジネスを作りたい」というような課題に対する提案が求められている。どうやってこのような経営陣を説得する?と。
数字のシミュレーションもするけれど、その数字が絶対でなく、試作と試行を通して精査していくとしか言えないのでは、とかって答えた気がする。納得するような答えができなくて、それからずっと引っかかってた。
多分、考え方をもっと根本から変えなきゃいけないんだと思う。「○規模ののビジネスを作る」とは考えず、ある予算の中でプロトタイプを作って試すまでのプロセスをカバーする。そこから調整をしていって又次のラウンドの資金を調達する。
ここで、最小単位に噛み砕く能力が必要になってくるんだと思う。
何度かブログで言及している、サンフランシスコベースの屋台村Off the Gridの創業者も、元は一台の屋台を運営するところから始めて→屋台コンサルから屋台村、そして屋台インキュベーターと次第に事業を拡大させている。
大企業の事業でも、小さく始め顧客の反応に応じ調整してゆく事でのリスク軽減は可能ではないかな🤔
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