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抹茶&緑茶ワークショップ - LA


*別プラットフォームで運営していた過去の記事を移行したものです (2019年)

カリフォルニアではじめた、茶道と抹茶プロジェクト。私の中ではこの2つは繋がっているけれど全く別物。茶道はあくまで伝統に即して学ぶ機会。お茶の道なので抹茶を点て頂くことを中心にではあるけれど、それだけでは決して無いもの。むしろお抹茶に関わらない学びの方が断然多い。季節にお道具にお茶室でのおもてなしに、お客さんとしての心得、そして先輩や仲間からの学びと深い。

対して抹茶プロジェクトは、抹茶が日常的に飲まれている環境のロサンゼルスで、現地の抹茶ビジネスオーナーと二人三脚でマインドフルネス寄りの抹茶習慣をビジネスに落とし込む挑戦。昨年1回目の抹茶ワークショップを開催し、今回は初めて緑茶ティスティングタイプもやってみた。

場所は、前回同様LAのセラミックスタジオのショールームを貸して頂き、テーブルデコレーションやお菓子を載せるお皿にティスティングカップ、抹茶ボウルなど使う全ての陶器を提供頂いた。これも茶道から学んだ事でもある。お道具にも全てストーリーがあって、スタジオのオーナーは私たちの取り組みを理解し賛同してくれている方。

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昨年、東京のお洒落な和菓子屋さんHIGASHI-YAさんで緑茶を頂いて、緑茶について殆ど知識が無いのを思い知った。私の育った環境では、緑茶は日常の飲み物で朝から晩まで飲むような日常使いのものにしか馴染みが無かった。1煎目と2煎目では全く深みが異なる事や、緑茶の中でも例えば煎茶と玉露の違いなどについて説明できなかった。と、同時に興味が湧いて来た所でもあった。

抹茶プロジェクトのパートナーは、流石に抹茶を扱うビジネスを何年もしているお茶愛好家なので、温度や時間による抽出の違いだったり上記の種類についてとても詳しい。今回のティスティングを開催するにあたり、一緒に学んだのはとても面白かったし、逆に緑茶が無料でも飲めるような(食堂とか休憩所とかの機械だったり)日本の環境に驚いていた。

ティスティングイベントの参加者の1人が日系人の方だったのだけど、「緑茶はよく飲むけど、この分類や淹れ方によってこんなに味が異なるとは知らなかった!」と、私と同じようなコメントをしていたのが印象的だった。

ワークショップの主催者としては、参加者に何かを学んで帰って欲しいところだけど、こちらもめちゃくちゃ学ぶ所がある。ユーザーとのコミュニケーションって本当に大事だし、参加者が発する何気ない一言が私たちにとってとても価値あるインプットになる。

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緑茶に抹茶に関わるほどに色々な発見があって、LAの文化との交わりがまた楽しい。次は緑茶ティスティングの第2段かな!

Whiskit Project


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