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Foresight: 未来分析の4つのフレームワーク

*別プラットフォームで運営していた過去の留学記を移行したものです(留学期間:2016-2018)

Foresightの授業の話ばかり書いている気がするのだけど、、またまたForesightフレームワークのお話です。Foresightの日本語対訳に悩んでいます。何になるんだろう。これまでの記事で使っている未来学もなんかしっくり来ないし、「未来予測」としてしまっても、予測する事よりも考える事に意味があると理解しているので、フォーサイトの基本的考え方に反する気がします。⬆︎カタカナもしっくり来ない。。。

けれど、最適な言葉が見つかるまで今回は未来分析として進めたいと思います。授業では、3−4人のグループで、グループごとのテーマに取り組んでいます。Future of .................という題で、私たちのテーマは「睡眠」です。

今回のR2-R3間の課題はシナリオレポートというもので、その際に使用するフレームワークが以下の4つ。グループメンバーで各1担当して進めています。

Three Horizon (3層分析と呼ぶかな)
CLA
2X2
Alternative Scenarios(シナリオ分析)

1. 3層分析


授業のスライドを拝借。直近12か月に起こりそうな事象をまず1層目に置き、5年以上先の未来を3層目とする。で、5層目の理想的な状態を実現する為に必要な2−3年後の未来を予測し2層目に置く。というもの。

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2. CLA - Causal Layered Analysis 因果関係ピラミッド


トレンドや課題を下記の階層に整理してゆき、課題が生じた背景を理解するというフレームワーク。授業では2016年の大統領選を例にして説明されていました。

可視化されている・短期的
⬆︎

課題
社会的な因果関係
世界的な視点
神話的な信仰やたとえ

⬇︎
水面下の状況・長期的

3. 2X2

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これは良く使われる2軸のマトリックスのこと
2軸でテーマを見てそれぞれの事象にキャッチコピーをつけてゆき、背景に合ったシナリオを書いていく
こちらも授業スライドを拝借しています

4. Alternative Scenarios 4種のシナリオ


私が担当している手法がこれで
"Continued growth""Collapse""Discipline""Transformation"の
4つの方向性に沿ってシナリオを作っていくというもの

Foresight University
から拝借した下の図がすごく分かりやすいと思う

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まだレポートの途中なので、これについてはまた完成したら描きたいと思います。メンバーがどんな分析を持ち寄るかとっても楽しみ。各フレームワーク、調べれば日本語の説明も少し出てくるみたいなので、新しい視点から戦略を考える際などに活用できるのではと思います!

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