見出し画像

休暇を尊重する文化

*別アカウントで運営していた過去の記事を移行したものです(2019年)

早いもので?現在の会社に入社してもうすぐ3か月が経とうとしています。同じ時期に多分10人ちょっとのデザイナーが入社しているのですが、ほぼ全員何らかの休暇を取得済みだと思われます。

多分、日本の文化だったらありえないですよね。そもそも、入社後一定の期間は休暇を与えられないケースが多いのでは?私の組織では、中には入社数週間内に2週間の休暇を取っているという例も。「入社する際に既に決めていた旅行だから」とか、「海外での親友の結婚式に出席するため」など理由は色々ありますが、ごく普通の事として見なされています。

もちろん、チームごとの予定を考慮する必要はあるでしょうが、今まで休暇=承認を得るものという概念だったところが、この組織では「自分で決めて上司には報告するもの」というような感じで扱われています。

なので、来週休暇でーすと宣言する事はあっても、すみませんがお願いしますっていうようなイメージじゃない。送り出す方も、どこいくのー?とか楽しんで来てねっていうノリ。

私の就労経験の半分くらいは日本でのもので、これまで米国でも日系の組織に属していた私にはとても驚き。カルチャーショックです。

休暇を取ってリフレッシュする事や、家族や個人的な用事のために在宅勤務に切り替えたり。なんていうか、プライベートが充実してこそ仕事に集中できるというような考え方なんだと思います。

先日も、チームメートの家の水道が壊れた?とかで対面のはずだった打ち合わせがオンラインになった事がありました。もし、修理を先延ばしにして不便な状態で生活していたら、逆に気になりすぎて仕事に集中できないんじゃ。。まぁ米国で生活していると、なんでそんな事が起きるんだ?というようなトラブルが多いので、そんな背景もあるのかもしれません。

いきなりは難しいかもしれませんが、日本の次世代のマネージャー教育に盛り込まれていくといいなぁと感じます。個人的には、大企業よりもスタートアップの採用機会に直結する気がする。多分、時間の制約で仕事に就くのを諦めている層ってかなりいると思うし、ベネフィットでは大企業に対抗できない分、こういった環境整備が優秀な人材採用のきっかけになると思います。米国のスタートアップでは、Unlimited vacation 無制限休暇制度もよく耳にします。とはいえ、裁量労働制なのでご利用は計画的にっていう感じでしょうね。

私も、今月末にお休み頂いているので、楽しみ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?