DESIGNについて考える
*別プラットフォームで運営していた過去の留学記を移行したものです(留学期間:2016-2018)
DMBAの"DESIGN"MBA、デザイン+ビジネスの「デザイン」
デザイン思考の「デザイン」
デザインコンサルティングの「デザイン」
ここで言う「デザイン」は、グラフィックデザインやプロダクトデザインっていうアウトプットじゃなくて、何かを生み出すプロセスの事を指していると理解している。
「DMBA」のコンセプトを業界外の人に説明するのは、クラスメイト皆苦労しているようだし、私もうまく説明できるようになりたいなぁと思っている。
アウトプットとプロセスの違いについて
先日、家の近くのUX designミートアップに行ってきて、そこでUXとUIの違いについてこの図を使って説明していて、すごく分かりやすかった。
出典:UX is not UI
UXデザインの範囲はよく、インターフェースのデザインとビジュアルデザインのみと捉えられているのに対し、UXって実はユーザーリサーチから始まり、ユーザーテストなどのプロセスを担うんだよという図。右側はUIの範囲との理解。
これがそのまま
左 - デザインプロセス
右 - アウトプット
と置き換えて考えられると思う
DMBAでは、LEAN STARTUPのプロセス同様、ユーザーリサーチなどに加えてビジネスモデル、収益モデルの組み立てなども左側に加わるイメージ。
UXデザインの中にもインターフェースデザインなどが含まれているけれど、ディレクションだったりプロジェクト管理ができるレベルで自らがデザインソフトをいじってデザインするまでのスキルは、必須ではないと思う。UIデザイナーが他にいるのだったら、彼らがプロなので任せれば良い。
また、グラフィックやウエブデザインプロジェクトで考えるならば
UX - ブランディング
UI - デザイナー
の範囲として捉えることもできる
ブランディングを担う担当が、クライアントのイメージやポジショニング、競合分析、市場調査、ユーザーインタビューなどを踏まえて言語化しまとめる。
↓
デザイナーへのオリエン
デザイナーの仕事は、渡されたオリエンシートをアウトプットに落とすこと。多くのデザインプロジェクトは、前段のブランディングフェーズがまとまらないまま、デザイナーの手に渡っているんじゃないかと感じてる。グラフィックデザイナーの肩書きを持っている人は、言語からイメージに落とすのが仕事。
グラフィックデザインを勉強していた時、デザインプロセスは意外と論理的だなぁと驚いた。フォント選びも色選びも、素材の配置も根拠がある。判断軸になるのが、オリエン資料なので、オリエン資料がしっかりしていればしているほど、グラフィックデザイナーが自分の仕事に集中できる。
「デザインで悩んでいる」という声をよく聞くけれど、ほとんどの場合、左側のプロセス部分が不十分なのが原因じゃないかって思う。究極には、ビジュアルデザインを決めるのは創業者の想い+ユーザーだ。そのどちらかの定義や調査が足りないのではないかな。
私の愛読書「経営とデザインの幸せな関係」
中川政七商店の中川 淳さん著では、実際のブランドのコンセプトからビジュアルに落とすまでのプロセスも紹介されているので、参考になるのではと思います!
AMAZON: デザインと経営の幸せな関係
この本は、今までぼんやりと感じていてうまく言葉にできなかった事がとっても分かりやすくまとまってて、周りの人にすすめまくっている。つい先日も、半ば押し売りで友人に貸してきたところ。
中川さんシリーズはもう1冊持っていて、そちらもすごくおすすめ。人生初の著者へのファンレターも書いたほど(笑)
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