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ServiceNow CSA100題 過去問題集全問解答+全問解説付き(2024年)

ServiceNow CSAの過去問100題を全問解答+全問解説付き(2024年最新)

ServiceNow Certified System Administrator(CSA)の最新の問題になります。

筆者が実際に受験して、問題を収集し解答とその解説を全問付けております。
問題数は合計100題。
この100問の問題の解答を理解できれば、ほぼ間違いなく、合格すると思います。

ここから問題と解答/解説になります。

100題、全問解答+全問解説付きになります。

1.
問題: ServiceNowインスタンスで新しいアプリケーションをインストールする際に重要となる考慮事項は何ですか?

A. アプリケーションが最新バージョンであるか確認する
B. インストールするアプリケーションが他のアプリケーションと競合しないか検証する
C. インスタンスに十分なディスクスペースがあるか確認する
D. インストール後に自動で全ユーザーに通知する設定が有効になっているか確認する



正解: B. インストールするアプリケーションが他のアプリケーションと競合しないか検証する

解説:
A. アプリケーションが最新バージョンであるかどうかは重要ですが、新しいアプリケーションをインストールする際の直接的な問題とは異なります。常に最新の機能やセキュリティ改善を利用するために更新をチェックすることは良い習慣ですが、これ自体がインストールの可否を決定する要因ではありません。

B. 正解。サービスノウプラットフォーム上で新しいアプリケーションをインストールする際、最も重要なのはそのアプリケーションが既存のアプリケーションやカスタマイズと競合しないかどうかを検証することです。競合がある場合、機能不全やデータの整合性に問題が生じる可能性があります。

C. インスタンスのディスクスペースも一定の考慮に入れるべき事項ですが、通常はアプリケーションのインストールに必要なスペースはそれほど多くなく、現代のクラウドベースのサービスではそこまで問題にはならないことが多いです。ただし、非常に大規模なデータセットを扱う特定のアプリケーションで問題になる場合があります。

D. インストール後に全ユーザーに自動通知を送る設定は、ユーザーエンゲージメントに影響を与える可能性がありますが、インストールそのものの可否や重要な技術的判断基準とは直接関連しないため、この選択肢は最も重要ではありません。この機能は主にユーザー体験や情報共有の観点から考慮されるべきです。


2.

問題: ServiceNowでVisual Task Board (VTB)を設定する際に最も重要な機能はどれですか?

A. 任意のユーザーがタスクを閲覧できるように公開範囲を設定する
B. 各タスクに対して期限日を明確に設定する
C. ボード上でタスク間の依存関係を視覚的に表現する
D. プロジェクトの進捗を追跡するためのダッシュボードを統合する



正解: C. ボード上でタスク間の依存関係を視覚的に表現する

解説:
A. この選択肢は重要ですが、VTBの最大の利点の一つはチームメンバー間の透明性を高めることです。しかし、この設定はセキュリティポリシーによっても左右されるため、公開範囲が最も重要であるとは限りません。

B. 期限日の設定はプロジェクト管理において重要な機能ですが、VTBの主要機能としては依存関係の視覚表現の方が特に重要です。期限日はタスク管理の基本的な要素であり、VTB特有の機能ではありません。

C. 正解。Visual Task Boardsの主要機能として、タスク間の依存関係を視覚的に表現できることが挙げられます。これにより、プロジェクトの流れと個々のタスクが全体に与える影響を理解しやすくなります。これは、効率的なプロジェクト管理とコラボレーションを促進する上で非常に有効です。

D. プロジェクトの進捗を追跡するためのダッシュボードの統合は、全体の進捗を把握するのに役立つ機能ですが、これ自体がVTBの設定で必須とされるわけではないため、この選択肢は核心機能とは言えません。ダッシュボードは追加機能として有用ですが、VTBの本質的な機能ではありません。


3.
問題: ServiceNowのCMDB (Configuration Management Database)でのデータインテグリティを維持するために最も重要なプラクティスは何ですか?

A. 定期的なバックアップ計画の実施
B. アクセス権限の厳格な管理と監査
C. データの自動クリーニングプロセスの設定
D. インポートされるデータの正規化

正解: D. インポートされるデータの正規化

解説:
A. 定期的なバックアップはデータ損失を防ぐために重要ですが、データインテグリティを保持する直接的な方法ではありません。バックアップは障害発生時のリカバリープロセスに必要ですが、データの整合性や品質を直接向上させるものではありません。

B. アクセス権限の管理と監査はセキュリティ管理において極めて重要ですが、これもまた直接的にはデータインテグリティ(データが正確で一貫性があり、信頼性がある状態)の向上に寄与するものではありません。データへの不正アクセスを防ぐための手段です。

C. データの自動クリーニングは、データの品質を高め、重複や誤ったデータを排除するのに役立ちますが、インテグリティの維持に最も直接的な影響を与えるのはインポート段階でのデータ処理です。クリーニングプロセスは、既にシステム内に存在するデータに後から手を加えるものです。

D. 正解。データの正規化は、異なるソースからのデータをインポートする際に一貫した形式や標準に調整するプロセスです。ServiceNowのCMDBでは、さまざまなソースからのデータを統合して管理する必要があるため、インポートされるデータの正規化はデータインテグリティを維持する上で最も重要です。これにより、データの正確性、整合性、および有用性が保証され、効果的なリソース管理と意思決定が可能になります。


4.
問題: System Update Setsを使用して変更を本番環境に導入する際、何を最も重視するべきですか?

A. テスト環境での変更内容の完全な検証
B. 更新内容のバックアップ取得
C. 更新結果のユーザーフィードバック集約
D. 新機能のトレーニング資料の準備


正解: A. テスト環境での変更内容の完全な検証

解説:
A. 正解。System Update Setsを通じて本番環境に変更を導入する前に、テスト環境で全ての変更が正確に機能し、既存のプロセスやシステムに悪影響を与えないことを保証することが最も重要です。これにより、本番環境でのエラーや問題を未然に防ぐことができます。

B. 変更のバックアップは重要ですが、これは主にデータ保護の観点から重要であり、変更を導入するプロセスの一部とはみなされません。バックアップは重大な問題が発生した際の回復策として利用しますが、最優先事項はテストによる検証です。

C. ユーザーのフィードバックを集約することは、変更後のシステムがエンドユーザーにとって使いやすく効果的であるかを理解するために重要ですが、これは主に変更後の改善プロセスに役立ちます。本番環境でのデプロイメントの優先事項としては、テスト環境での検証が先に来ます。

D. 新機能のトレーニング資料を準備することは、変更導入後のエンドユーザー教育に不可欠ですが、これは変更を導入するための前提条件ではなく、むしろその後のサポートプロセスの一部です。システムとしての機能と安定性を確認するためには、テスト環境での検証が最も重要になります。


5.
問題: ServiceNowのService Catalogで提供する新しいサービスをユーザーが利用しやすくするために最も重要な設計要素は何ですか?

A. 豊富なサービス説明と明確な案内
B. 複数の価格オプションとパッケージ
C. 対応可能な複数の言語でのサービス提供
D. 高度なカスタマイズオプションの提供


正解: A. 豊富なサービス説明と明確な案内

解説:
A. 正解。サービスカタログで新しいサービスを提供する際、ユーザーがサービスを理解しやすく、利用したいと思うようにするためには、豊富なサービス説明と明確な案内が非常に重要です。これにより、ユーザーはサービスの内容、利用方法、および利用時のメリットや条件を簡単に把握することができます。

B. 複数の価格オプションとパッケージを提供することは価値提案の拡張に役立ちますが、新しいサービスの初期受け入れと利用拡大のためには、まずサービス内容を明確かつ理解しやすく伝えることが最も重要です。

C. 複数の言語でのサービス提供はグローバルなユーザーベースを持つ企業にとっては非常に価値があるものですが、これは特定の市場または地域に対する配慮であり、サービス説明の質やわかりやすさに優先するものではありません。

D. 高度なカスタマイズオプションを提供することは、ユーザーにとって魅力的な要素となりますが、サービスの基本的な理解や利用が難しくなる可能性もあります。新しいサービスを導入する際には、まず基本的なサービス内容を明確にすることが最重要であり、その後で高度なカスタマイズ機能を考慮するべきです。


6.
問題: ServiceNowのNext Experience Unified Navigationを最大限に活用するために重要な要素は何ですか?

A. ナビゲーションメニューのカスタマイズ性
B. ユーザーごとのロールベースのアクセス制御
C. ページ間での迅速な遷移を可能にするクイックリンク
D. リアルタイムデータフィードの統合


正解: C. ページ間での迅速な遷移を可能にするクイックリンク

解説:
A. ナビゲーションメニューのカスタマイズ性はユーザーが自由にメニューを整理できるようにすることで、ナビゲーションの使いやすさを向上させます。しかし、これは最大限に活用するための主要な要素ではなく、むしろサポート要素の一部です。

B. ロールベースのアクセス制御はセキュリティと組織のポリシーに基づいて重要ですが、ナビゲーションの利便性や効率性を直接的に向上させるものではありません。これはむしろ、アクセス権限管理の観点から重要です。

C. 正解。Next Experience Unified Navigationの重要な特徴の一つは、高速でスムーズなページ間遷移を提供することであり、これによりユーザーエクスペリエンスが大幅に向上します。クイックリンクはこの効率的なナビゲーションを可能にする核心機能であり、ユーザーが必要な情報や機能に迅速にアクセスするために最も重要です。

D. リアルタイムデータフィードの統合は特定のアプリケーションで非常に有効ですが、これは全体のナビゲーション体験を向上させる直接的な要素ではありません。データの可視性とアクセスを改善することはありますが、主にコンテンツ管理や状況認識に寄与します。


7.

問題文:
あなたは、ServiceNowを利用する企業のシステム管理者です。最近、IT部門からインシデント管理プロセスの効率を改善する要望がありました。特に、インシデントの優先順位付けが適切に行われておらず、重要な問題が後回しにされることが頻繁に起こっています。この問題を解決するために、どのアプローチが最も適切でしょうか?

A. インシデントフォームに新しいフィールドを追加し、ユーザーが問題の重大度を手動で入力できるようにする
B. ビジネスルールを作成し、インシデントの作成時に自動的に優先順位を設定するロジックを実装する
C. ユーザーに対してインシデントの優先順位付けの基準についてトレーニングを行い、手動で正しい優先順位を設定するよう促す
D. スクリプトインクルードを利用してインシデントの優先順位をリアルタイムで監視し、手動で修正する


解答と解説:
正解: B

A. インシデントフォームに新しいフィールドを追加し、ユーザーが問題の重大度を手動で入力できるようにする
解説: ユーザーが手動で重大度を入力することは可能ですが、インシデントの優先順位付けの一貫性を保証することが難しくなります。

B. ビジネスルールを作成し、インシデントの作成時に自動的に優先順位を設定するロジックを実装する
解説: ビジネスルールを使用してインシデントの優先順位を自動的に設定することで、一貫性と効率性が向上します。これにより、重要な問題が適切に優先されるようになります。

C. ユーザーに対してインシデントの優先順位付けの基準についてトレーニングを行い、手動で正しい優先順位を設定するよう促す
解説: トレーニングは役立ちますが、手動での設定はミスやばらつきが生じやすく、効率的ではありません。

D. スクリプトインクルードを利用してインシデントの優先順位をリアルタイムで監視し、手動で修正する
解説: スクリプトインクルードは強力なツールですが、手動での修正は効率的ではなく、リアルタイムの監視も負担が大きいです。


8.

問題: ServiceNowのSystem Update Setsを使用して、開発環境から本番環境への変更を移行する際に最も重要なステップは何ですか?

A. 各変更セットの依存関係を解決する
B. 移行前に全てのビジネスルールを無効化する
C. 変更セットに含まれるすべてのスクリプトがセキュリティ基準を満たしていることを確認する
D. 開発環境と本番環境での設定値の差異を詳細に文書化する


正解: A. 各変更セットの依存関係を解決する

解説:
A. 正解。System Update Setsを使用して変更を移行する際の最も重要なステップは、各変更セットの依存関係を解決することです。依存関係が未解決のまま移行を進めると、本番環境で問題が発生する可能性があり、これがシステム全体の安定性や性能に影響を与えることがあります。

B. 移行前に全てのビジネスルールを無効化することは通常必要ではありません。ビジネスルールはシステムのロジックと操作を定義するもので、適切に設計され管理されていれば、無効化する必要はありません。重要なのは、それらが正しく機能するかどうかを確認することです。

C. 変更セットに含まれるスクリプトがセキュリティ基準を満たしているかの確認は重要ですが、依存関係の解決が最初に来ます。セキュリティチェックは、依存性が解決された後、移行プロセス中に実行されるべきです。

D. 開発環境と本番環境の設定値の差異を文書化することは、問題発生時のトラブルシューティングに役立つものですが、移行プロセスの成功に直接的に寄与する最も重要なステップではありません。この作業は、依存関係が解決された後、準備の一環として取り組むべき詳細なステップです。


9.
問題文:
あなたはServiceNowの管理者です。IT部門が使用するカスタムアプリケーションを作成するタスクを担当しています。このアプリケーションには、特定のフィールドが更新されたときにワークフローをトリガーする必要があります。フィールドの更新を検知し、適切なワークフローをトリガーするために最も適切なアプローチはどれですか?

A. ビジネスルールを使用して、フィールドが更新されたときにワークフローをトリガーする。

B. UIアクションを使用して、ユーザーがフィールドを更新したときにワークフローをトリガーする。

C. フィールドの変更を監視するスケジュールジョブを作成し、ワークフローをトリガーする。

D. クライアントスクリプトを使用して、フィールドが変更されたときにワークフローをトリガーする。


解答:
正解:A. ビジネスルールを使用して、フィールドが更新されたときにワークフローをトリガーする。

解説:

A. ビジネスルールを使用して、フィールドが更新されたときにワークフローをトリガーする:
ビジネスルールは、レコードが作成、更新、または削除されたときにサーバーサイドで実行されるスクリプトで、特定の条件に基づいてワークフローをトリガーすることができます。このアプローチは、フィールドの変更をリアルタイムで検知して適切なワークフローをトリガーするために最も適切です。

B. UIアクションを使用して、ユーザーがフィールドを更新したときにワークフローをトリガーする:
UIアクションはユーザーインターフェイスの要素で、ボタンやリンクをクリックしたときに特定のアクションを実行します。フィールドの更新に対して自動的にワークフローをトリガーするのには適していません。

C. フィールドの変更を監視するスケジュールジョブを作成し、ワークフローをトリガーする:
スケジュールジョブは定期的に実行されるタスクですが、リアルタイムでフィールドの変更を検知するのには適していません。タイムラグが発生する可能性があります。

D. クライアントスクリプトを使用して、フィールドが変更されたときにワークフローをトリガーする:
クライアントスクリプトはユーザーのブラウザで実行されるスクリプトで、フィールドの変更を検知することはできますが、サーバーサイドで実行されるワークフローのトリガーには適していません。


10.

問題: ServiceNowのCMDB(Configuration Management Database)でのデータ整合性を維持するために、最も重要なアクションはどれですか?

A. 定期的にデータの品質監査を実施する
B. CMDBに登録される全データ項目の詳細なドキュメントを作成する
C. 全ユーザーがデータ入力時に検証プロセスを適用する
D. アプリケーションとの互換性を確認するために、データスキームを頻繁に更新する


正解: A. 定期的にデータの品質監査を実施する

解説:
A. 正解。定期的なデータ品賤監査は、CMDB内のデータ整合性を維持するために最も効果的な方法です。これにより、データが正確であり、利用可能で、信頼性が保たれていることを確認することができます。不整合やエラーが早期に発見され、修正措置が取られます。

B. CMDBに登録される全データ項目のドキュメントを作成することは有用ですが、これだけではデータの品質や整合性を直接保証するものではありません。ドキュメントは参照用であり、監査という形でのアクティブな品質チェックが必要です。

C. 全ユーザーによるデータ入力時の検証プロセスの適用は、誤りを初期段階でキャッチするのに役立ちますが、これもまたシステム全体のデータ整合性を支えるための定期的な監査と比べると継続的な評価が欠けるため、完全解とは言えません。

D. データスキームを頻繁に更新することは、技術的な互換性を保持するために必要かもしれませんが、CMDBのデータ整合性維持という文脈では直接的な効果は限定的です。この行動はむしろアプリケーションとの技術的調和を目的としているため、データ監査のような直接的な品質管理活動とは異なります。

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