C# (csharp) バージョン履歴メモ

C# は、2002 年に .NET Framework 1.0 で初めて導入されて以来、大きく進化してきました。次の表に、C# の各バージョンで導入された重要な機能を示します。

C# 1.0
.NET Framework 1.0/1.1
Visual Studio .NET 2002

• Basic features

Visual Studio .NET Professional MSDN DX 製品版

C# 2.0
.NET Framework 2.0
Visual Studio 2005

• ジェネリック

• 部分型

• 匿名メソッド

• null 許容値型

• 反復子

• 共変性と反変性

Visual Studio 2005 Standard Edition

C# 3.0
.NET Framework 3.0\3.5
Visual Studio 2008

• 自動実装プロパティ

• 匿名型

• クエリ式

• ラムダ式

• 式ツリー

• 拡張メソッド

• 暗黙的に型指定されるローカル変数

• 部分メソッド

• オブジェクト初期化子とコレクション初期化子

Visual Studio 2008 Standard Edition

C# 4.0
.NET Framework 4.0
Visual Studio 2010

• 動的バインディング

• 名前付き/省略可能な引数

• ジェネリックの共変と反変

• 埋め込まれた相互運用機能型

Microsoft Visual Studio 2010 Professional

C# 5.0
.NET Framework 4.5
Visual Studio 2012/2013

• 非同期メンバー

• 呼び出し元情報属性

Microsoft Visual Studio Professional 2013 通常版

C# 6.0
.NET Framework 4.6
Visual Studio 2013/2015

• 静的インポート

• 例外フィルター

• 自動プロパティ初期化子

• 式形式のメンバー

• Null 伝達子

• 文字列補間

• nameof 演算子

以前のバージョンの Visual Studio のダウンロード - 2019、2017、2015 以前のバージョン

C# 7.0
.NET Core 2.0
Visual Studio 2017

• out 変数

• タプルと分解

• パターン マッチング

• ローカル関数

• 拡張された式形式のメンバー

• ref ローカル変数

• 参照戻し

C# 8.0
.NET Core 3.0/.NET Standard 2.1
Visual Studio 2019

• 読み取り専用メンバー

• 既定のインターフェイス メソッド

• パターン マッチングの拡張機能:

  • switch 式

  • プロパティのパターン

  • タプル パターン

  • 位置指定パターン

• using 宣言

• 静的ローカル関数

• 破棄可能な ref 構造体

• Null 許容参照型

• 非同期ストリーム

• 非同期の破棄可能

• インデックスと範囲

• null 合体割り当て

• 構築されたアンマネージド型

• 入れ子になった式の stackalloc

• verbatim 補間文字列の拡張

C# 9.0
.NET 5.0
Visual Studio 2019

C# 9.0 によって、C# 言語に次の機能と機能強化が追加されています。

• レコード

• init 専用セッター

• 最上位レベルのステートメント

• パターン マッチングの拡張機能

• パフォーマンスと相互運用

  • ネイティブ サイズの整数

  • 関数ポインター

  • localsinit フラグの出力を抑制する

• 適合性と完成度の機能

  • ターゲットにより型指定された new 式

  • static 匿名関数

  • ターゲットにより型指定された条件式

  • 共変の戻り値の型

  • foreach ループでの拡張機能 GetEnumerator のサポート

  • ラムダ ディスカード パラメーター

  • ローカル関数の属性

• コード ジェネレーターのサポート

  • モジュールの初期化子

  • 部分メソッドの新機能

• 警告ウェーブ 5

C# 10.0
.NET 6.0
Visual Studio 2022

C# 10 によって、C# 言語に次の機能と機能強化が追加されています。

• レコード構造体

• 構造体型の機能強化

• 補間された文字列ハンドラー

• global using ディレクティブ

• ファイル スコープの名前空間の宣言

• 拡張プロパティのパターン

• ラムダ式の機能強化

• const 補間文字列を許可する

• レコードの型で ToString() を封印できる

• 限定代入の機能強化

• 同じ分解で代入と宣言の両方を許可する

• メソッドで AsyncMethodBuilder 属性を許可する

• CallerArgumentExpression 属性

• 拡張 #line pragma

C#11
Visual Studio 2022 バージョン 17

Visual Studio 2022 バージョン 17.4 では、次の機能を使用できます。

• ファイル スコープ型

次の機能は Visual Studio 2022 バージョン 17.3 で使用できます。

• ジェネリック型数値演算のサポート

• auto-default 構造体

• string 定数での Span<char> のパターン マッチ

• 拡張 nameof スコープ

• 数値 IntPtr

• UTF-8 の文字列リテラル

• 必須メンバー

• ref フィールドと scoped ref

次の機能は Visual Studio 2022 バージョン 17.2 で使用できます。

• 未加工の文字リテラル

• 改善された、メソッド グループからデリゲートへの変換

次の機能は Visual Studio 2022 バージョン 17.1 で使用できます。

• 汎用属性

• 文字列補間式の改行

• リスト パターン