清算

凄惨。

あの子は永遠になった。

いつの間にか心の支えにしてしまっていた。

人は絶望の淵に立たされた時ではなく、最も幸福な時に死にたくなる生き物らしい。

自分を繋ぐものが一つづつ消えていって、全てをなくした世界は美しいのだろうか。

人の訃報にも慣れた。

しかし、あと何度見送らねばならないのだ。

いつか泣けなくなる日が来るのかもしれない。

地球の最期に星を見たい。

私はまだ生きている。

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