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〈まとめ〉東野先生のウクライナ研究


Awiです。
今回は東野先生のウクライナに関する研究まとめです。

論文、書籍等出版物、それから科研費研究について、公開されている情報からまとめました。全て日付順のリストとなっています。

⚠️論文については、内容を確認できないものはタイトルだけで判断しているため、このまとめから漏れている可能性があります。

Web上で公開されている論文、記事にはリンクをつけてあります。

論文・記事

2011年3月
法学研究84(慶應義塾大学出版会)
⚫︎ウクライナのEU・NATO加盟問題

2014年7月
シノドス
⚫︎EUとウクライナ危機—解決に向けた手探り

2014年11月
ロシア•ユーラシアの経済と社会 987号
⚫︎ウクライナ危機をめぐるEUの対応;経済制裁、連合協定、和平調停(特集 ウクライナ:制度化された地政学の限界?)

2015年5月
国際問題 641号
⚫︎ウクライナ危機とEU—ミンスクⅡ合意をめぐるEUと加盟諸国の外交

2019年9月
ロシア・ユーラシアの経済と社会 1043号
⚫︎EUの対ウクライナ政策—近隣諸国政策の成立からゼレンスキー政権の発足まで—

2022年1月
外交71
⚫︎ウクライナ危機における欧州の責任と戦略

2023年1月
外交77
⚫︎対談・ヨーロッパは国際秩序の担い手たるか(上)
ロシアによるウクライナ侵攻は欧州に何を問うたか

2023年3月
ウェッジ
⚫︎侵略国はなくせない この戦争が突きつけた厳しい現実


ユーラシア研究 67号
⚫︎ロシアによるウクライナ侵攻:停戦・戦争終結をめぐる諸問題とウクライナの認識の変遷

正論
⚫︎絶望的な理解不足が招いたロシアの侵略

週刊現代
⚫︎特別鼎談 ロシア・ウクライナ戦争の「結末」を予測 プーチンは負け、核のボタンを押す

2023年4月
平和と安全保障 9号
⚫︎ウクライナ戦争—現状と行方 ヨーロッパの視点から

2023年5月
外交79
⚫︎ウクライナ戦争で「凋落する欧州」
http://www.gaiko-web.jp/test/wp-content/uploads/2023/06/Vol79_p40-43_Downfall_of_Europa.pdf

2023年7月
ウェッジ
⚫︎G7議長国はまだ続く 日本は「復興」で指導力示せ

2023年8月
Newsweek
⚫︎ウクライナの子供たち2万人を拉致…未曾有の戦争犯罪に突き進むプーチンの目的とは?

Asia Pacific Initiative (API)
⚫︎ Mission impossible: How to get Kyiv and Moscow to talk

2023年9月
国際安全保障学会
⚫︎巻頭言 ウクライナ戦争の現状と展望 ——3つの難問

2023年11月
正論
⚫︎「プーチン擁護論」の歪みと陥穽

2023年12月
World Insight
⚫︎ Europe in “Decline” in the Time of the Russian War against Ukraine

2024年1月
外交83
⚫︎座談会 国際秩序に背を向けた民主主義 : 世界関与への矜持と戦略を取り戻せるか
http://www.gaiko-web.jp/test/wp-content/uploads/2024/01/Vol83_p24-35_democracy_turns_its_back.pdf

2024年2月
国際関係研究4
⚫︎ロシアによるウクライナ侵攻とヨーロッパ

2024年3月
文藝春秋
⚫︎ウクライナ敗北のXデー

2024年7月
国会図書館 調査及び立法考査局
⚫︎令和5年度 国際政策セミナー報告書 ロシアによるウクライナ侵略をめぐる諸問題
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_13725570_po_202402.pdf?contentNo=1


書籍等出版物

2018年2月
グローバル・ガバナンス学Ⅰ 理論•歴史•規範 法律文化社
⚫︎ウクライナ危機とブダペスト覚書—国際規範からの逸脱をめぐる国際社会の対応—


2018年10月
ウクライナを知るための65章 明石書店
⚫︎ウクライナとNATO 遠い加盟への道のり


2023年3月
戦禍のヨーロッパ—日欧関係はどうあるべきか— 日本国際問題研究所
⚫︎ロシアによるウクライナ侵攻と中•東欧

2023年12月
ウクライナ戦争とヨーロッパ UP Plus (東京大学出版会)
⚫︎ロシアによるウクライナ侵略がEU拡大に及ぼした変化


研究(科研費)

2012-2015年 研究代表者
⚫︎欧州安保協力機構と欧州審議会の再編成・拡大プロセスをめぐるる萌芽的研究

研究成果の概要
本研究では、冷戦後における欧州安全保障協力機構および欧州審議会の再編成と、欧州審議会の拡大プロセスに関し、理論的・実証的検討を実施した。理論的にはコンストラクティヴィズムおよび言説分析の枠組みを用い、冷戦後のヨーロッパ秩序の再編成に関わる規範・認識・言説がどのようなものであったのかを、EUやNATOで用いられたロジックも参照しつつ、論文にまとめた。実証的には、トルコおよび旧ユーゴ諸国の冷戦後ヨーロッパ秩序への統合の問題や、ウクライナ危機等の現在進行形の諸問題にも言及しつつ、ヨーロッパの複数の機構が重層的に関与しながらヨーロッパの秩序再編成に取り組んだ(取り組もうとした)過程について考察した。


2016年-2019年度
⚫︎コンステレーション理論に基づくウクライナ危機とエネルギー安全保障の総合的研究

研究実績の概要
本研究は、3つの要素-制度(NATO、EU)、国家(欧州各国、ロシア)の立ち位置の選択(positioning)、及び経済主体の利害-の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。
この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネルギー安全保障にとっても示唆的である。


2020-2024年度 研究代表者
⚫︎EUの対ロシア認識の変遷—「共通の近隣」政策への影響と相互作用をめぐる多角的分析

研究実績の概要
本研究課題は、ロシアとEUとが、双方の狭間に位置する旧ソ連諸国(主にジョージア、ウクライナ、ベラルーシなど)に対する政策をどのように展開し、その過程でロシアとEUが相互に対する言説・認識・政策をいかに変容させてきたのかを分析することを目的とする。
本研究課題申請時(2020年)においては、ロシアとEUとの関係は徐々に悪化しつつ、対立が極度に先鋭化していたとは言えない状況であったため、2020年度および2021年度に関してはEU/ロシア関係のこれまでの経緯を文献調査し、その都度成果を発信することに力点を置いていた。しかし2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、本研究をめぐる状況も大きく変化した。このため今年度に関しては、ロシアによるウクライナ侵攻の動向を逐一追い、得られた知見をメディア等に発信すると同時に、EUおよびG7の対ロシア制裁および対ウクライナ支援に関する分析を主とした。その際、EUにおける意志決定(とりわけ対ロシアエネルギー制裁や対ウクライナ兵器支援)において主導的な役割を果たした中・東欧諸国(とりわけポーランドやバルト諸国等)の対ロシア・対ウクライナ認識については集中的に分析し、とくに英語での口頭報告で成果を発信する機会を複数回にわたって得た。
すなわち2022年度に関しては、2021年度までに得られた研究知見をバックグラウンドとして用いながら、現在進行形の事象を分析し、また研究成果を広く発信することに注力したと言える。

まとめは以上です。新しい情報が入手できた際には追加していきます。

サポートいただいた場合は、すべて先端研ROLESへ寄付します。 ただし、どうも事務手数料その他で15〜20%引かれてしまうらしいのです。もし可能でしたら東大基金へ直接寄付していただくのが最も金銭的ロスが少ないと思います。よろしくお願いいたします。