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Forever Tigers#24

7月18日、元阪神タイガースの横田慎太郎さんの訃報が届いた。
まだ28歳…脳腫瘍の再々発とはいえ、早すぎる旅立ちだ。
個人的には現役時代、それこそ脳腫瘍になる前から敵として気になっていた若手外野手だったので、ショックが大きかった。

※サムネは2019年12月にあべのハルカスから撮影した、京セラドーム(プロ初出場したところ)を含む大阪の風景。

夜8時、衝撃のしらせ

野球ファンがフレッシュオールスターで盛り上がっている最中、あるオープンチャットからLINEがきた。

当時のスクショ(ユーザー名は隠しています)

なんと、元プロ野球選手の訃報だった。
なんと脳腫瘍が再々発しており、5月には「余命1〜2週間」と宣告も受けていたことも判明。
しかし、そこから約2ヶ月を生き抜いた末に人生を終えており、最期まで一生懸命闘病していたことが見て取れる。
余命宣告を受けた頃の写真がショックすぎてあまり見たくなかったが、「これが現実なのか」と思うと悲しい限りだ。

野球ファンがデマをフルボッコにする

近年はSNSの発達により、有名人の訃報が流れると必ずといっていいほど陰謀論者が乗っかってくるのだ。
中でも「彼の脳腫瘍の原因は〜」とほざくアカウントは、阪神ファンをはじめとした野球ファンがリプや引用RTでフルボッコにしており、さらにコミュニティノートが追加されたほど。

該当ツイート。RAPT理論信者の時点で…

ちなみにRAPT理論とはカルト系集団による理論だが、こちらの主張としては癌そのものや抗がん剤の否定などがあり、今回の訃報とは相性最悪である。
またフラットアースや人工地震など、陰謀論に詳しくない人でも聞いたことがあるかもしれない主張もいくつかある。

あとはアンチ西洋医学な人もいた。
しかもプロフを見る限りでは腸活推しであり「めんどくせー」と思ってしまった。

西洋医学を否定する人のツイート。

こちらは全くフルボッコにされていなかったが、こういうアカウントは指摘されてもめちゃくちゃ変な反論をしそうだから仕方ないか。

というか、ちゃんとニュース記事を読んでちょうだい!
そして「奇跡のバックホーム」も買って読んでみてほしいところ(電子書籍でもいいから)。

みんなに愛された青年

訃報から数日後、彼の地元である鹿児島で通夜と告別式が行われた。
球団関係者や当時のスカウト、同級生、元同僚をはじめとした友人、母校の監督と名誉監督、川藤OB会長、そしてファンまでもが駆けつけていたことが彼の人柄を示している。
また、今は野球シーズン中ということもあってか、供花が大量に来ていたことも考えると、彼がたくさんの人に愛されていたことが見て取れる。
中でも、川藤OB会長の弔辞は彼への愛情がこもっていて思わず感動してしまった。
そして、出棺の際には阪神の球団旗がかけられた棺を同級生たちが運び、さらには阪神ファンたちの演奏・歌唱による個人応援歌や「六甲おろし」をBGMに、彼は旅立っていった。

しかしながら、いくら独身だったといえど、喪主が父親(元プロ野球選手)というのも切ない…それだけ若くして旅立ってしまったのが寂しいところだ。

ちなみに彼のお別れ会は日時未定ながら関西で開催予定とのことで、筆者もできる限り行きたいと思う。
個人で阪神系のイベントに行くのは多分最初で最後なのだが、理由はやはり彼への愛を伝えたいから…

というわけで、また来月。

おまけ

ヤフコメより

まさかヤフコメ民が故人を監督候補にするとは思わなかった…
「ビークー」もまあまあ意味不明だが、お願いだから天国野球みたいなことを言うな!

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