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孤独とか


坂下あわびです。
ついこの間までお正月かと思いきやもうすぐ1月も終わりです…とはいえ今年の1月は仕事にプライベートに割とぎゅーぎゅー詰めでわりかし長かったような気もしたりしなかったりする、坂下あわびです。


今年も新年早々からポートレートを中心に写真を撮りにいろんなところへ行きましたが、私が住んでいる地域でもまん防が適用されまして、一件あった撮影はキャンセル。

これをきっかけにとりあえず当面は人を撮らせて頂くのはひと休みして、仕事帰りのスナップやお花、公園などでひとりで撮影です。


最近たまに考えるのがポートレートなどでモデルさんと接することにより、有償モデルさんや撮影会のモデルさん、自撮り撮影などで写真を販売されているモデルさんのことを考えると少し胸が苦しくなることがあります。

モデルさんの孤独


モデルさんは被写体として活動する上で皆さん何かしらのきっかけがありますよね。

容姿を誉められることが多く写真を撮られるのが好きだった、容姿に自信がなかったけれどとても素敵な写真を撮ってもらう経験をした、顔を出さなくても下着などの写真を通して自分を認めてもらえる経験を得た、オシャレが大好きで沢山のかわいいお洋服を見てもらいたくなった、ライバーやインフルエンサーに憧れて始められた方も最近では多いのかもしれません。

などなど顔出し有無は関わらず被写体としての活動をはじめたきっかけは様々だと思います。

どきどきしながらSNSなどでかわいいお写真を披露して、いいねがたくさん付くたびに、フォロワーが増える度にわくわくしていたはずなのに、いつのまにか求められることが自分のキャパシティを越えてしまい、精神的に追い詰められて苦しくなってしまわないか…

と、そんなことを自分が撮影する側になり、色んなモデルさんのお話(本当に色々なお話)を聞いているうちに考えるようになってしまいました。


一部の心無いカメラマンから有償だからとNG写真を拒否される、多少の無理なことを強要されても断れないしむしろ悪評が立ってしまう。故にぐっと我慢してもSNSから自分の嫌な姿が流れてくる…などなど。

お金を払ってる>お金をもらってる

の力関係は十分すぎるほどわかりますし、それが嫌なら無料で活動すればいいというのもモノの道理だというのも承知しておりますが、やはりその場は我慢して耐えたとしても

写真として記録されるのはカメラマンではなくモデルさんの姿

なのですから、なんであれとにかくモデルさんに寄り添って、ときには自分の撮りたいものをぐっと堪えても相手に寄り添うのが結果としてモデルさんの喜びや笑顔につながり、双方としていいものが残るのでは…と思います。

その結果、自分が心から撮りたいものが撮れなかったとしても、そこで初めて

お金を払ってる>お金をもらってる

という理論を持ち出して次回からはオファーをしなければいいだけの話だと思います。


閑話休題。


裏垢女子さんの孤独


最近、心を病んでしまわないか心配になってしまう裏垢女子さんの投稿を多数SNSで見受けます。

ひとくくりにしてしまいましたが先ほども申し上げた通り、自撮りの裏垢女子さんも立派な被写体さんですのでそこでも思うことが少々。

【無理するなと言われても裏垢女子は写真をアップし続けなければフォロワーが減っていく現実があるので無理するなは無意味】

という投稿を見て心が痛みました。
いや、それは絶対に無理せずに休んだほうがいいんではないか…と。。


他にはタイムリーなところでは、僕が尊敬してやまない下着写真をアップされている裏垢女子さんの【がんばって稼がねば】というような気持ちに対して、

下着写真の再販売を…という旨の声。


…とても乱暴な意見だと思いました。お年頃の女性に対して『金を稼ぎたかったら脱げ』と言っているのと同じであまりにも下品です。



その一方では、下着かわいい!とはしゃいで恥ずかしい…といった旨のレスポンスもありましたが、

それはまったく恥ずかしがることではないんじゃないかな、、と僕は思います。

写真そのものは素晴らしいクオリティですし、僕も普通に見とれてしまいますし(自己弁護。。)



他人に強要されたものならダメですが、自分で世に出したものをかわいいや素敵と評価されて悪い気持ちになることはないはずですし、なんであれ自分が公開したものであれば嬉しいはずです。


下着写真の活動をされているからと言って、それは誰かに言われたのではなく、誰に迷惑をかけることもなく、自分で決めたことですし、なにもやましいことなどひとつもないと思います。

すべてはタイミングの問題だと思います。
心と体がととのっている状態のときに、素敵なお写真を撮ってSNSが楽しめれば一番いいなぁ…と思います。



でも選んだ道とはいえ、下着写真やセクシーな写真を販売されている方々はなかなか大変だな…と本当に思うことがあります。

心身のバランスが取れている状態ですと写真が売れて評価されると嬉しいですが、逆に精神的にゆとりがないときやお写真が売れなくなってきたとき、フォロワーさんが減ってきたときには、結果的に自分のありのままを切り取っているので、自分を否定されているような気分になってそのままダメージを強く受けてしまうでしょうし…。

線引きは本人にしか分かりませんし、他人がとやかくいうことでは無いのでむずかしいですが『疲れたときは休んでください』です。

やりたいときにやりたいことをやりたいように楽しみましょう。

まぁ…大きなお世話なのですが。。


今年も一年、よろしくお願いいたします。

坂下あわび

今日のお写真(2022年1月某日)
お気に入りの京都の老舗喫茶店、高確率であわびに会えます。

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