私の通勤用電動キックボード選び その3

車体選びで考えたこと

購入経路

店頭か通販という選択になりますが、私は通販で購入することにしました。単純に車体を選ぶ幅が大きく広がるということです。店頭では数少ない中から選ばないといけないので、見送ることにしました。

ただし、通販で購入するということはメンテナンスなどを自分で行う必要が出てきます。私は自転車の簡易的なメンテナンスはしていたので、自分でメンテナンスするつもりだったこともあり、通販にしました

車体を選ぶのは大変でした

EV-LANDさんで試乗をさせて頂いた結果、大型のキックボードが私の通勤には適していると分かったので、比較検討する上でEV-LANDさんのURBANIST 2.4 DUAL DARTに近い車両を探すことになりました。

ネットショッピングサイト(Amazon、Yahoo、楽天)で、「電動キックボード」というキーワードを入力し、価格が高い順番で探しました。いくつか候補が出てきました。

・ZERO10X・T10X・INOKIM OXO

そして、電動キックボードを製造している中国のネットショッピングサイト(Alibaba・Aliexpress・GearBest・Banggood)を確認したところ、日本よりも大型の電動キックボードの種類がたくさんありました。

また、電動キックボードは海外で乗られていることが多いということで、英語で「e scooter ranking][e sooter speedranking]など、いろいろなWordで検索をしました。

ここでまで調べて分かったことですが、日本の公道を走るには保安部品の取付しなくてはいけないということが大きな障壁になっていると思われます。

海外のネットショッピングサイトでは日本向けの保安部品がすべて組み込まれて販売している車両など一切ありません。私は保安部品が全部ではなくても一部でもいいから標準装備されている車体がないのか探しました。かなり、時間をかけて探しましたが、多くの車体で保安部品としてで標準装備されているのは以下です。

・制動装置:ブレーキ(独立に作用する二系統の制動装置)
・前照灯:フロントランプ
・制動灯:ブレーキランプ
・速度計:スピードメーター
乗車装置:ハンドルとステップボード

上記の保安部品を除き取付が必要な部品は以下です。

・尾灯:テールランプ(点滅ではなく点灯するもの)
・番号灯:ライセンスランプ
・方向指示器:ウインカー
・後部反射器:リフレクター
・警音器:ホーン
・後写鏡:ミラー

保安部品で電気配線が必要なものでも電池式や充電式がありますので、すべてをバッテリー電源から配線する必要はありません。

私の場合は、全て配線を行い乗車することになりました。

また、道路運送車両法の保安基準には66条で乗車装置とあり、条文では以下の様に書かれています。

「第六十六条 原動機付自転車の乗車装置は、乗車人員が動揺、衝撃等により転落又は転倒することなく安全な乗車を確保できるものとして、構造に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。」

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2003.09.26】
〈第一節〉第 254 条(乗車装置)
「 原動機付自転車の乗車装置の構造に関し、保安基準第 66 条第1項の告示で定める基準は、乗車人員が動揺、衝撃等により転落又は転倒することなく安全な乗車を確保できる構造でなければならないものとする。この場合において、またがり式の後部座席であって握り手及び足かけを有し、安全な乗車を確保できる構造のものは、この基準に適合するものとする。
2 運転者以外の者の用に供する座席(またがり式の座席を除く。)の寸法等に関し保安基準第 66 条第2項の告示で定める基準は、1人につき、大きさが幅 380mm 以上、奥行400mm 以上でなければならないものとする。」

これを読んでも電動キックボードのハンドル・ステップボードが乗車装置に該当するのかどうかが不明なので、国土交通省へ問合せをしたところ、明確な基準というものはなく、動揺、衝撃等により転落又は転倒することなく安全な乗車を確保出来れば良いということだけでした。よって、座席を取付けする必要は無いという回答を得ることが出来ました。

例えば、道路で轍があり、衝撃をハンドルで吸収し、足をステップボードにおいていれば、転倒すること無く、安全な乗車が出来るので、乗車装置の構造を満たしているのではないかと考えられるようです。

日本では複数の会社で日本電動モビリティ推進協会という組織を作り電動キックボードなどの普及促進と安全走行の啓蒙活動をしており、このような組織に属している会社の車体も確認したのですが、どうしても小型のものばかりで、私が探している車体は見つかりませんでした。

とにかく車体を選ぶのは選択肢がある分、時間を費やしました。

最終的には中国のAlibabaで販売しているお店から購入することにしました。決め手になったのは大型の車体で性能と価格のバランスが丁度良さそうという1台を見つけることが出来ました。


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