大人の遠足３

2022年2月11日 07:06

こんにちは。
今日もご訪問ありがとうございます。

つい先日のこと。

早朝に見かけたInstagramをキッカケに、
雪を見に山の方に出かけました。

温暖な海沿いの平地にばかり住んできたので、
雪景色は心躍る風景のひとつ。

豪雪地帯にお住まいの方には、
もう雪なんて見たくもない！と
思われるかもしれませんが
お時間よろしければご覧くださいませ。

（※画像が多いと写真の表示がされないことがあるようです。
画像マークをクリックorタップすると見られたりします。）

さて、この日に伺ったのは
四国八十八ヶ所霊場第66番札所

雲辺寺（うんぺんじ）。

上の写真の奥、山の頂にあります。
正式名称は巨鼇山きょごうさん千手院雲辺寺。

千の手と千の眼で衆生を救わんとされる
千手観音さんが御本尊。

八十八ヶ所の各お寺にはそれぞれの
御詠歌ごえいかというものがありますが
雲辺寺さんのはこちら。

はるばると雲のほとりの寺に来て
月日を今は麓にぞ見る

その名の通り、雲の辺べの寺。
ロープウェイがなかった時代には
難所の一つであったことでしょう。

ロープウェイがあっても、ここはなぜか
支柱と支柱の間が1.8km超あります。

2km近くロープだけってすごいこと。

途中のロープの点検はどうするんだろう、とか。

高所恐怖症の方にはキツいだろうな、とか。

台風のときどうなってるんだろう、とか。

どうでもいいことが気になりました。

で、ロープウェイを降りるとすぐ県境。

マンボウ中でも越境しちゃう♡

香川県には「天空の鳥居」として
一躍全国に名を馳せた神社さんがありますが
ここ雲辺寺も「映え」スポット創りには
力を入れているのが見てとれます。

讃岐平野と瀬戸内海を一望に見渡せる、こんなベンチとか。

体重制限のない「天空のブランコ」とか。

自撮りできるよう、カメラ置きの棚まで用意されています。

このつららの向こうに見えるのが天空のブランコ。

雪のせいもあったのかもしれませんが、
こんな楽しいところがどこも貸切状態。

早朝に積もった雪は昼の陽光でとけているところも。

凛と冷たい空気の中、
瑞々しいコケについた水滴がキラキラと輝いていました。

自然の中で水が煌めく、こうした瞬間の世界が
私にとっては大の好物です。

このコケの水滴を集めたら、オリジナルの
スペシャルなエッセンスが創れそうだなと思いました。

お寺から山頂公園に向かう道を歩いていると、
視界の端っこに小さな白いものが。

不規則に、フワフワふわふわ。

次から次へと飛んできます。
でも、見ようとするとピタッと止んで…

最初はなにかの虫かと思いました。

もし虫だったら、同行していた
虫嫌いな夫を退避させなければ！と
身構えたのです。（なんて優しい妻）

でも、正体を見ようと意識を向けると
その気配はすぐに消えます。

メガネをかけていたので
光の加減か？見間違いか？と外してみても、
しばらく歩くとまたフワフワ。

おかしいなぁ…なんやろなぁ…

ついに目がダメになったか、
それともなんだ、
なにかの精霊がようやく私にも
その姿を見せてくれるようになったか！！と
喜んで、正体を見極めんと←しつこい
しばらくカメラを向けていると…

その正体は…

風に吹かれてひらりひらりと舞う
小さな小さなひとひらの雪でした。

静止画には写らなかったけれど、
動画にはそのキラキラふわふわした雪が
ちゃんと写っていて感激。

逆光に近い角度で、画像には虹もできました。

ミミコ大興奮（笑）

暖地育ちの私の中で「雪」といえば
べちゃべちゃして重いもの、
汚れて黒いものというイメージ。

同じ雪でもここの雪はさらさらと軽く
こうして風に吹かれて舞い、色も真っ白。

はるばると雲のほとりの寺まで来たおかげで
いいものを見せていただきました。

ロープウェイの麓駅は雪もなく凍結もなくで
そこまで行きさえすればサクッと上がれます。

参拝者に親切な雪かきがされていたり
道が整備されていたり。

3月の連休前には、ここに
天空からの景色を楽しみながら飲める
コーヒー屋さんがオープンするようです。

お寺側からは石鎚山系に連なる山々も
遠くに見えるとのこと。

ところで、このお寺で
天空のブランコよりもずっとワタクシ的に
インパクトが強かったのがこちら。

五百羅漢さんの石像。

どれもなにかとユーモラス。

鬼だか妖魔だか存じませんが、
連れられてる生きもの？たちの様子も
なんともかわいいこと。

ネコっぽいコ、
赤ちゃんのようなコ、
手乗りの小鳥のようなコ。

どれも実に表情豊か。

羅漢さんの方も、また然り。

つい、脳内で盛大にツッコミを入れ
一人大喜利状態。