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トマトはうまみ

最近つぶつぶ料理で教わって試食させてもらったものの中で「これはウマイ!」と感動して帰り道に材料を全部買いに行ったものがいくつかあります。
そこによく登場するキーワードが”トマト”です。
その一つが「キノコと高野豆腐のパプリカ風味のトマトリンゴ煮込み」。
材料がほぼ全部レシピ名に含まれているこの素敵な一品でした。味を忘れたくなくて帰ってすぐ作りました。参加者さんが何人かおっしゃってましたが、確かにこれは”ビーガントリッパ” です。以前はそれほどトマト料理を食べてウマイ!と思うことはなかったので、今ここまで美味しいと思えるのは、間違いなくトマトと海の精のお塩のコンビネーションです。トマトのうまみ、グルタミン酸をググッと引き出す海の精の力は偉大です。
子供の頃、我が家では食後にトマトを切ってお砂糖をかけて食べていました。なぜそんな食べ方をしていたのかは不明ですが我が家ではそれが当たり前でした。テレビなどでトマトにお塩をかけて食べる方々がいるのを知って、なぜか都会的な粋な感じに見えました。実際試してみましたが、当時の私にはその組み合わせは受け入れられませんでした。それはそれとして貴重な経験で今でも私の舌の記憶にトマトと白いお砂糖の混ざった感じは鮮明に残っておます。
でも今となってはトマトには断然お塩。
そしてつぶつぶ料理の煮物系レシピで嬉しいのが、煮込み料理なのに長時間煮込まなくても良いこと。
肉を柔らかくする時間も必要ないし、すでに時間をたっぷりかけて出来上がった高野豆腐や醤油などの発酵食品を使うので短時間でグッと美味しい料理ができます。
美味しくて速い。嬉しい限りです。
塩ももちろんですが、トマトのうまみをいかすもう一つの頼もしい相棒、それは”味噌”です。
“トマト味噌”についてはまた今度。


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