野球選手のとある一面 ~堺シュライクス・毛利怜央の場合~
多彩な趣味を持つ野球選手は多い。
ヤクルトのパワーヒッター、杉浦享の趣味は「ギター」。もともとインドア派の杉浦は、鉄道模型や漫画のコレクターでもあった。
闘志むき出しの球場の姿とは違う一面を知り、ファンはまた、人間・杉浦享に惹かれるのだ。
今日たまたま、そんな「一面」を持つ野球選手のツイートを目にした。
現役のプロ野球選手が、ジュノンボーイ!?
私が、関西独立リーグ・堺シュライクスの存在を身近に感じたのは、東京ヤクルト・坂口智隆が野球用品を贈呈したという球団Facebookを目にしてからだ。
堺シュライクス監督・大西宏明は、近鉄/オリックス時代の先輩だ。その縁で差し入れした野球用具を、選手たちはじゃんけんで取り合った。
ヤクルトのトレーニングウエアを着た、堺シュライクスの選手たち。無邪気なその笑顔に、見ているこちらも笑顔になる。
あの、堺シュライクスか。そこから、ジュノンボーイが出る。なんと。
急いで、ホームページを確認する。新入団選手なのか。高卒ルーキー。まだ顔写真が準備できていなかった。
性格は「フレンドリー」で、アピールポイントは「高い打点からのストレート、笑顔でプレーするところ」か。ふむふむ。笑顔がステキでフレンドリーな若者。ジュノンボーイの明るく元気な男の子そのままじゃないかしら。
さらに検索する。すると、驚くことに6年前の毛利玲央くんが出てきた。
タイガースジュニアだったの!?エリートなんだねー!俄然、興味がわく。
今のお顔は、顔写真入りの新入団選手紹介ツイートで見ることができた。
審査に通るのもうなずける、精悍なお顔立ちだ。
堺シュライクスは、2月1日からチーム練習を再開している。NPB球団と同じく、見学は禁止だ。
社会人として初めての練習に、緊張もしているだろう。そんな中、ジュノンボーイの書類審査通過の連絡がきた。
戸惑いもあったのだろうか。それでも、球団に申告し、野球に支障のない範囲でなら、と許可が出た。
野球選手は、野球に専念すべき。それはもちろんそうだろう。せっかくプロ野球選手になったのだ。どうか存分に野球を極めてほしい。
ただ、経験を積むということが野球以外にあったとして、私はその経験が必ず野球にも役立つはずだと、そう思うのだ。
外の世界を見て、外から野球を見る。そのことで、野球への取り組み方や、野球に対する考え方に広がりを持つことができれば、プロフェッショナルな野球につながる。
まだ18歳なのだ。これからの人生、様々なことが待ち構えている。何でも経験して、たくさんのことを学んでほしい。
しかも、ジュノンボーイなんて、そんな誰しもが経験できる訳ではない貴重な機会を逸する理由は、ない!
野球に支障のないように……ん?
監督から、「いけ!」のサインが出た。笑
勝負事には勝たないと!頑張って、勝とう!毛利怜央!
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