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【前編】二次元オタク、SixTONESにハマる。



基本情報 私
ある二次元男性アイドルのオタク
3次元の芸能人に関心が低い
ほぼテレビを見ない


家族が見てた音楽番組を一緒に見ることなく、いつも通りスマホを見てた。

音楽の食べず嫌いが激しくて、興味が無ければ居間に流れる音楽も生活音の一部に過ぎないところがある。

そんな人間の耳にスッと届いた「音楽」がSixTONESのマスカラだった。



スマホから目を離してテレビの近くに寄る。

好きな曲調だったし、黒スーツに赤い手袋がキマっててカッコよくて、何より歌が上手かった。

2曲披露だったらしく、自然と次の曲も最後まで聴いた。

偉そうな口調で申し訳ないが、やっぱり歌が上手くて、ガッカリしなくても良かったのが本当に嬉しかった。

ツイッターで「CDTV 入間銃兎」と検索したら、衣装にヒプマイの入間銃兎っぽさを感じてる人がたくさんいて、私だけじゃなかったのがなんだか楽しくて、この日のことは覚えてる。

それが2021年12月20日。


2023年4月に入って、SixTONESのアルバムを借りてみることにした。

1ST、CITY、声の3枚。

その間、約1年半。

生活音担当だったテレビから流れる歌に「お!?」と耳が惹かれる体験を20回くらいしたと思う。



全部全部SixTONESだった。



空白期間の理由としては、SixTONESが三次元のアイドルだったから。

自分は三次元の人間にハマる才能が一切ない自覚があった。

ハマる才能がない分野に手を出して「やっぱり私にその才能はありませんでした」となるのはすごく寂しい。

じゃあこのまま、音楽偏食家の自分の気を惹いてしまうすごい曲がこの世に一つあったんだって話で終わらせるのが綺麗で素敵な気がした。

とは言え、どうしても気になる。

音源は欲しいが、あの事務所はサブスク解禁してないし、買うには敷居が高い。

で、借りるという選択をした話に繋がる。




マスカラを致死量ほど浴びた。

はたから見たらさぞ恐ろしいかろうなってくらい繰り返してしつこく聴いた。

CDでImitation Rainを聴いた時、「YOSHIKI神の曲でデビューしたジャニーズのアイドルって君らだったんか!?」という衝撃を味わったのも楽しかった。

YOSHIKI神が楽曲提供したアイドルがいるのは当時話題になってたから知ってた。

CDジャケットを見る限り、私が知る某事務所のアイドルっぽさはなくて、どちらかと言うと、ダークでクールで自分ら媚びる気ないです〜って雰囲気が好きで、何かの敷居が下がって、映像を見てみることにした。

あそこは権利にやたら厳しそうだし、無断転載しかなさそうというド偏見と無断転載は見たくないので…の思いを持って、YouTubeで検索をかけた。

公式が公開してるマスカラと銘打たれた映像はなんと5つあった。

よく分からないけど課金して見るタイプなんでしょう?

いいえ、全部無料でした。

公式の懐の深さと手厚さに動揺した。

5つ全部見た。




ここからが早かった。



つづく

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