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たとえばそれは、Benkeiのそれに似て。

人がいないのが日常のシマ島では、どこに行っても忙しさの渦に巻き込まれます。忙しいのは、別にいい。むしろ忙しくないとおかしくなってしまうタイプなので全然いい。一緒に忙しさと戦ってくれる仲間がいれば、なおいい。


問題は、一緒に戦っていると思っていた仲間が実は仲間じゃなかったとか、そもそも仲間とかいう概念がなかったとかいうケースでありまして。困ったことに、シマ島ではわりとひんぱんにそういうことが起こります。外へ出たら一歩たりとも油断できない、それがシマ島の日常。

1つのことに追われる忙しさならいいのですが、いろんな方面からいろんな矢が飛んでくるので、頭がこんがらがります。まさか離島に来て、こんなに「マルチタスク」とか「作業効率化」とかいうことを考えるとは思いませんでした。

シングルタスクしかしてこなかった身としては、右から飛んでくる火の粉をよけ、左からくる球を打ち返し、でも気づけば背中ざっくりやられとる、みたいな日々をくり返しております。

ここのところの感染者急増の影響で人手不足に輪がかかり、ワンオペ対応が増えてきました。今日も全身の神経を研ぎ澄ませて飛んでくる矢を察する、みたいな1日でした。

こういうとき、思い浮かぶのはいつもチャン・イーモウ監督の映画『HERO』のクライマックスシーン。ジェット・リー扮する無名に雨のような大量の矢が降り注ぐやつです。


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こういうやつ


もしくは、弁慶の立ち往生。

正面から立ち向かってくる敵を前に、いいよいいよやってやんよとばかりに応戦していたら、え、そっちなん?そっちからくるん?っていう角度から刺してくる矢のやつな。

そんなわけで、今日も満身創痍で休みます。おやすみなさい。


20年前の映画。今見ても色彩がヤバイ。



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