コンテンツづくりはユーザに伴走する事に近い気がしている
日々、Webサイトの記事やメールマガジン、クリエイティブ、ホワイトペーパー、動画、Ebookなどの自社サービスのコンテンツを作る中で大切にしている点をざっくりとまとめてみました。
STEP1:そもそもの目的をはっきりさせる
そのそもの、コンテンツを作る前に、そもそもの目的(ゴール)をはっきりさせる事は非常に大事です。ターゲットとなるユーザに何を思ってもらい、どう行動させるのか。5W1Hなどのフレームワークを使って、はっきりさせましょう。
例:若い女性をターゲットに、コスメ(リップ)を買ってもらいたい場合
What:リップ Why:リップなのに色落ちしにくくて長時間持つ Where:ネット限定販売 When:乾燥が始まる10月頃から販売開始 Who:20代の前半の若い女性 How:SNSやインターネット記事で宣伝
みたいな感じで整理します。場合によっては、4Pや3Cなど7Sなど様々なフレームワークを持って現状を整理します。
STEP2:一番伝えることは何か見極める
現状が整理できたところで、次に考えることは、ターゲットに何を思わせ、行動させるのかという所です。
上記のリップの例でたとえると、若い女性にリップを買いたいと思わせる必要があります。そして、物を売り込む方向性として「のどが渇いたから水が飲みたい」というような「必要性」から来る消費者視点に立ったニーズ志向と、Appleのような「新しい価値をユーザに提供したい」というような提供者側に立ったシーズ志向の2つがあります。
今回の場合は、製品のコンセプトが「長時間つけていると色落ちしてしまう」という消費者のニーズを満たすニーズ志向型の製品となりますので、それに沿ったメッセージを作ることが重要です。
そうなった時今回、一番伝えるべきメッセージは「今までの塗りなおしの面倒さを解消する」「メイク直しができない現場で大活躍」といったようなメッセージだと考えられます。
STEP3:各媒体に合わせてコンテンツを加工する
伝えるべきメッセージが決まったら、そのメッセージを伝える媒体に合わせて、メッセージの内容やコンテンツボリュームを調整します。
例えば、Instagramであればターゲットとなる女性が引っかかりそうなクリエイティブと組み合わせる。Webサイトに記事として掲載するのであれば、コラム調やストーリーテイストにして読みやすくしたり、体験談や科学的根拠を記載して、製品に対する信頼性をアピールします。
STEP4:CXを意識した提供タイミングと場所
コンテンツが出来たら、最後はCX(カスタマーエクスペリエンス)を意識してユーザにコンテンツを提供しましょう。
具体的には、ユーザにとって一番最適なタイミングでコンテンツを提供することです。
今まで使ってきたリップの例であれば、気温や湿度が下がり始める秋口に、SNSやWebメディアを中心とした情報提供をすることが、ターゲットとなるユーザが目に触れる場所かつ、購入への導線がスムーズな方がユーザからすると、ストレスなく購入までたどり着けると考えられます。(この部分を掘り下げると相当長くなるので、後は省略します)
まとめ:大事なのはユーザと伴走する意思だと思う
色々と偉そうに書きましたが、コンテンツ作る上で大切な事ははユーザの悩みに付け込むことではなく、ユーザの悩みと伴走するというスタンスだと私は思ってます。
自分が作るコンテンツの受け取り手にはどんな人たちがいて、その人たちは普段どんな生活を送っていて、何に悩んでいるのか。自分が作ったコンテンツを提供することで、受け手は何を思うのか、何かを変えることができるのか、想像し考え抜いていきたいです。
それが自分なりのコンテンツの作り手としての誠意であり、一人でも多くのユーザの何かを良いものにできたらなと思います。