2023技術まとめ


年末なので試しにNoteを書いてみます。
2023年は個人的には技術レベルが飛躍した一年でした。

前半

去年からやっていた倍音セパレートMSの一歩先まで行きました。

(上記動画は分かりやすく単純なsaw波形/奇数偶数MSセパレートで実演しています。ほぼ全てのWavetableで適応できます。)

コントローラブルに倍音のMSを操作することができるようになりました。
倍音とMSの関係をスイッチングしクロスフェード的に関係性を逆転されることが可能になりました。
これにより、例えばMのみのシグナルにエフェクトをかけたりした時、倍音関係のスイッチングを駆使することでMSの関係が逆転し、指定した倍音構成の逆の倍音にシームレスに適応する、といったことが出来ます。
無論Sのみにかけたり、MSそれぞれに別のエフェクトをかけたあとスイッチングして遊んだりも出来ます

と文に書いてもなんのこっちゃ感があると思うので・・・
分かりやすい一例ですが、上記の動画2:17~でSにのみリバーブをwet100でかけています。リバーブのパラメーターは一才触っていませんが、スイッチングによってかかる倍音が奇数倍音か偶数倍音か切り替わるので、リバーブもそれに追従しているのが分かるかと思います。

スイッチングをエフェクトの後ろに差し込むと、エフェクト"ごと"MSを入れ替えたり出来る所も楽しいポイント。

とまぁすでに今年2月時点でこの技法は応用法含めて確立しております。

この技術については生楽器には現状適応出来ませんが、どういう技術があれば出来るようになるのかという”将来的な到達点”が見えたのと、この技法特有の弱点も完全に把握したので、前提知識になる倍音セパレートMS含めて、ある程度の需要性が生まれたら解説します。(今の所時代が追いついてない)

後半

11月付近にDDMFのMeta Pluginというのを見つけました。
所謂Liveでいうプラグインのラックチェーンのようなもので、1つのトラックで複数の音源やプラグインエフェクトを立ち上げ、自由にルーティング出来るという代物です。

このように複数台のシンセを繋ぎ合わせて自由にパッチワークすることができます。
これのおかげでめちゃくちゃサウンドの自由度が高まりました。当然ですが上記のMS技術も併用して組み合わせたりも出来ます。


これら以外にも技術的躍進はまぁ色々あるのですが、キリがないのでこの辺にしておきましょう。革命的なのは上記二つ。

今年は比較的研究の年でしたが、来年はそれを十全に公開できるといいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?