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■後方エンジンの旅客機

正憲は、今主流となっている主翼下エンジンの機材より、後方エンジンの機材が好きです。

ボーイングで言いますと、B727シリーズ、B717です。
マクドネル・ダグラス(廃業)ではMD-80シリーズが良かったですね。
フォッカー(廃業)のFokker70、Fokker100が一番好きです。
マクドネル・ダグラスのDC-10やMD-11、ロッキード(廃業)のトライスターL-1011はそれほど魅力を感じません。

主翼がスッキリしていることと、後方エンジンのスリムさが格好いいのです。

B727型機は昔、沖縄-鹿児島便に就航していたので、何度か乗りました。
そのときは-100型か-200型か分かりませんでしたが、エプロンを歩いて機材を見たときにとても格好良かったのを覚えています。
B727型機は後方部分に階段が収納されていて、旅客もそれを使って昇降することができます。
何度か乗り降りしたことがあります。

後部からタラップが下りてきて昇降できた

オランダに行ったときに乗った機材で一番好きなのがFokker70です。
KLMオランダ航空の機材でした。
ノーズは丸みを帯びていて、どことなくAirbus機に似ていますね。
この愛らしいフォルムが好きな理由です。

Twitter @AvgeekMel

Fokker70の胴長形がFokker100です。
数字はおおよその旅客です。
Fokker100には乗ったことはありませんが、スキポール空港でKLMオランダ航空オーストリア航空の機材を見ました。
Airbus機と異なり、前輪の脚が短いので形状はB737に似ていますね

既に国内では飛んでいませんが、東亜国内航空TDA(廃業)と日本エアシステムJAS(合併)で活躍したMD-80シリーズ(DC-9-80シリーズ)も好きな機材でした。
一番好きなのは胴短なMD-87型機です。
逆に胴長のMD-90型機はちょっとアンバランスな感じがしてそうでもなかったなぁ。
ハーレクインエアHLQ(廃業)のMD-81に乗ったことがありますが、2-3列の座席がとても良かったです。

東亜国内航空 MD-80(DC-9-80)
ハーレクインエア MD-81 @shiomizukj

ハーレクインエアは福岡板付空港を拠点に運航していた日本エアシステムJASの関連会社でした。
日本航空と日本トランスオーシャン航空の関係に近いですね。
わずかな期間ではありましたが、国際線も運航していました。
あの時代の飛行機とすれば、全日本空輸のダビンチのヘリコプター柄と並んでロゴを描くのが難しい会社でした。

最近の機材ではやはりB717ですね。
元々はMD-95として生産される機材でしたが、マクドネル・ダグラス社がボーイング社に吸収合併したことにより、MD-95計画はボーイングに引き継がれました。
しかし、ボーイングには後方エンジンの旅客機は無く、搭載人数的にB737-400型機やB737-800型機と競合していたため、販売も積極的ではありませんでした。
初回生産でほぼ終了した感じです。

B737-200型機からの置き換えに積極的だったハワイアン航空が最終20機購入し、新しいロゴととも有名になりました。
B717を大量購入したのはデルタ航空ですが、飛行距離が短いため、日本国内で見ることはありません。
アジア圏内ではタイや中国の航空会社がリタイヤ機や売却機を購入して運航していますが、やはり飛行距離の問題から国内線扱いです。
日本エアシステムJASが存続していたら、もしかしたら日本の空にB717が飛んでいたかもしれません。

とまぁ、後方エンジンを有する旅客機を紹介してきました。
すでに運航されていない機材もあり、スマートなフォルムは今後とも開発を継続してほしいです。
Fokker社は既にありませんが、新たにRekkofという会社が設立されて、MD-95型機の後継機の開発をちまちまと行っているようです。
日本の航空会社にも導入されてほしいなぁ。

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