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ドル円 30日NY乱高下、1日大幅続落

30日 欧州後半~NY

USD/JPY 15M 19:30

欧州中盤139回復後138半ばまで下押しするが138.40付近が堅く反発。
NYに入って再びを139上抜けると、米ADP雇用統計が弱く下押しするが、直後の米実質GDP改定値上方修正により、15分足一目雲や短期・中期移動平均線のサポートもあって高値139.90まで買われた。
しかしパウエル議長発言で12月利上げ幅縮小の可能性に言及したことで、安値137.65まで大幅急落、終盤138回復まで戻して138.10で引けた。

前日から米各連銀総裁のタカ派発言により金利上昇を織り込み、30日の指標発表がまちまちの結果だったにもかかわらずドル買い戻しが入っていたところに、パウエル議長発言はサプライズとなったようだ。
ターミナルレートを前回FOMC見通しより上方修正、などのタカ派的発言もあったが、早期の利上げ減速に大きく反応した。


1日 東京~欧州前半

早朝から弱含み、早々に30日安値137.65を割り込むと仲値にかけて一方的な売りで137下抜け、136.67をつけた。
午後にかけて三角持ち合いとなったが、15分足短期移動平均線にタッチすると売り再開となり、欧州に入って安値135.83
その後の戻しも136後半止まり、現在136.40付近。

昨日までの東京は、月末にかけて早朝は半ば強引に仲値を取りに行くような買い先行で始まっていたが、本日月替わりで素直に売ってきた印象だ。


日足

USD/JPY Daily 19:28

現在のところ短い下ひげ大陰線で、30日から上値・下値を大きく切り下げ、28日安値137.49をあっさり下抜け、8月8日高値135.58付近の節目に近づいてきた。
これを下抜けると、134半ば付近を上昇中の200日移動平均線がめどとなる。
もし200日移動平均線に絡むようなら、実に2021年2月以来となる。

MACDは水平から再度下落に転じた。次は11月16日付近の安値を割り込むかがポイント。


この後 欧州後半~NY

米新規失業保険申請件数・PCEデフレータ・米PMI、ISM製造業景気指数、等の発表がある。
特にPCEコア・デフレータは前年比・前月比とも若干弱い数字が予想されているが、予想を下回るようなら一段の金利低下・ドル売りでの反応が想定される。
ISM製造業景気指数も同様、注意したい。

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