絶オメガの感想(白魔)とギミックとかの話

先日、PH(白魔道士)にて絶オメガ検証戦の攻略を終えました。
非常に個人的な感想が多めです。絶オメガというコンテンツが好きな方は読まないことをお勧めします。

はじめに


レイド歴

特定されたくないのでジョブ等は適度にぼかしておきます。
絶バハ・絶アルテマ : 緩和後(漆黒)
絶アレキ(PH) : パッチ内
絶竜詩(占) : (パッチ内)
煉獄零式(占) : (2週目)

好きなレイドは絶アレキとエデン再生編零式3~4です。

攻略時間

ちゃんと数えていません。パッチ6.31公開日から 毎日1セット程度です。
150時間くらいでしょうか。少なくとも竜詩よりは長い間やっていたと思います。

全体的な感想


非常に難易度の高いレイドだったと思います。今までの絶の中で最も難しいと言えるのではないかと思います。難易度のインフレを感じます。
それと同時に、個人的には今までの中で最も面白くないレイドでした。
とにかく難しいだけです。10点満点で言えば1点です。
全体で見れば正直言ってマイナス9億点くらいなのですが、オメガがデュナミスを手に入れるというシナリオは好きだったので1点です。
とにかく難しくしてやろうという製作者の気持ちを感じますが楽しませようという気持ちは微塵も感じません。
本当に最初から最後までオメガしか出てこないせいかギミックに幅がないのを感じました。視覚的にも面白くないです。P5のデュナミスも名前を使っただけでデルタ要素もシグマ要素もないのがイマイチです。

他にも気になる点を挙げればキリがないです。クリダイで超絶不安定なdpsチェック、多数の優先度判断、音もなく外周に出現するオメガ、死ぬほど見づらい塔、新鮮味のないギミックたち…

特にdpsチェックについては完全に調整不足でしょう。また開発班の練度が上がりすぎたんでしょうか。
そもそも、現在のジョブメカニクスで短時間のdpsチェックを成り立たせるのは不可能に近いと思います。ほぼ全ジョブが2分バーストのクリダイ運ゲーになっているのでどうしようもないです。
最終がそこそこLBのブレに左右されるのも最悪です。近接LBだけ見ても上下で4万くらい差が出てるので本当にクソです。
かつては私も厳しいdpsチェックのある絶を!と思っていましたが、今回で考えを改めることになりました。

武器のエフェクトは綺麗なので好きです。

白魔道士で攻略した理由と感想


なんで白魔道士にしたの?

情報に踊らされたからです。
初期は占星で攻略していましたが、P2〜P4で白魔有利だぞ!という情報を得て着替えました。
後にP5〜P6は占星が圧倒的有利であり、バーストタイミングの調整によってP3~P4のディスアドバンテージも消えるという事実を知りましたが後の祭りでした。P4に到達した辺りで一度占星に戻してチャレンジしたところP2がまともに超えられなくなり、メンバーの視線が痛かったので大人しく白に戻りました。
とはいえ、絶竜詩よりは白のメリットを感じられるレイドでした。
一択にならないのは良いことだと思います。

ヒーラーとしての感想

全体的にヒール要求は大したことないです。煉獄4層と比較するのは失礼です。軽減に関しては「配分する」というより「あるポイントで全部入れる」みたいな感じなのでリキャスト管理はちょっとシビアですが工夫の余地はあまりないです。
かといって単体が痛いところ(絶アレキのP2のAAとか)があるとかそういうのでもないので、ヒーラー的面白さは多くなかったように思えます。
ただ、P3の最適化はなかなか面白かったです。
最終でいきなり絶レベルの軽減を要求されるため、PHに比べてBHの責任がとてつもなく大きいです。後述しますが最終フェーズの白魔はお荷物です

白魔道士で攻略してみて

高難度コンテンツを白魔道士で攻略するのは絶アレキ以来でした。6.xにおけるこのジョブを一言で表すならば「虚無」です。
即刻改修が必要なジョブだと思います。
ヒーラーとして致命的なポイントが、占星にある「ヒールがカッチリ嚙み合ったときの気持ち良さ」みたいなものが全くないことです。減ったらラプチャーするだけです。ヒールワークもクソもないです。
P5以降は占星に対して実質的に軽減が1枚少ないことが致命的な致命傷になり,、最終フェーズの白魔はPTメンバーの軽減ミスがないようにお祈りするゲームになります。

軽くスキルについて触れていきます。
・テンパランス
P4まではイキイキと活躍してくれます。P5からは無になります。
20秒間も軽減必要な場面なんてねえだろ!→用意しました!を感じるレイド設計です。パントクラトルやハローワールドはみんな離れているので30mの効果範囲がかなり効いてきます。
・リタージー・オブ・ベル
微妙です。いつもよりは有効活用できる場面があるのでマシに見えますが基本的にマクロコスモスでいいです。とりあえず真ん中に置いておけばヒール漏れがないのはいいと思います。
・ハート・オブ・ミゼリ
今回の目玉スキルです。白の採用理由の9割でしょう。
4GCD分のグレアを圧縮して撃つ必殺技です。現状ヒーラーのスキルの中で唯一クリダイ10万ダメージが狙えます。シナジーに合わせるのは勿論ですが、敵HPを見て次フェーズに持ち越したりできる柔軟なスキルです。フェーズ毎の火力配分が重要となる今回のレイドに嚙み合っています。

雑に使えるのはいいことかもしれません。が、長期使用に耐えられるほどの面白さはありません。管理するものもありません。ついでに軽減もまともにありません。
しかし、そんな白魔道士ちゃんにも唯一いいところがあります。
なんとこのジョブ、サブモニターで配信や動画を見ながらプレイできます

フェーズごとの感想


P1:オメガ

無限に事故るフェーズです。
長時間のプレイで脳がバグり始め、後半フェーズに進んだ時期でもP1連続5ワイプ等の悪夢がありました。
パンクラ中の円形AOEの着弾判定は未だに納得してないです。

P2:オメガM/F

タンク以外のギミックは実質プレステだけです。
LB連携は明らかに調整ミスだと思ってますが何故か耐えられるので中央受け安定です。白側では入れる軽減がテンパランスしかないので考えることが何もありません。サジタリウスアローの誘導が終わったらほとんど画面を見ていませんでした。
構成的に最もdpsチェックが厳しかったフェーズでした。
敵のHPが低すぎてミゼリ1発で大体1%削れます。クリダイで2.5%くらい削れます。そりゃブレるわ

P3:ファイナルオメガ

ハローワールド?いいえ、ジャッジメントナイサイです。
初期は無駄に離れている人のHPが凹んでいて無限に溜息をついていました。とりあえずタゲサは踏んどいてください。そもそも20mのヒール範囲から漏れるのはやめてください
検知は史上最悪のギミックだと思ってます
苦手な人に付くのが見えたら蘇生を構えていました。起こしたところで大体火力が足りなくなって終了していたのであんまり意味がなかったです。自分は姫ポジをもらっていたため検知のミスはほぼなかったと思います。
密かに検知でギリギリを攻める遊びをしていましたが最後までノーミスでした。

P4:ファイナルオメガ(再起動)

ミゼリとアサイズを2回撃ちます。以上です。
白魔のアドバンテージはこのフェーズを以て完全に消失します。
ここのBGMとマッチした波動砲連打による盛り上がりは大好きです。

P5:オメガ(金)

絶史上最低のフェーズだと思ってます。面白くも気持ちよくもない運動会と優先度ギミック祭りてす。間違いなくこのレイドの代名詞となるフェーズでしょう。
この辺からモチベだだ下がり期に突入しました。
デルタから進まない→シグマが苦手で連続ミス→オメガマーカー付け etc…
最初から最後までまんべんなく嫌いなフェーズでした。
初期も特段効率の悪いやり方ではなかったはずなのですが「〇〇式でやるよ!」→「ここは覚えにくいから〇〇に変えよう!」が短い周期で頻発し散開位置をコロコロ変えられてかなり辛かったです。カンペも毎回作り直しです。俺toolsさんには本当にお世話になっております。
あまりにも非効率なやり方を擦っているのであれば別ですが、このゲームのレイドにおいては多少最適解から遠くても同じやり方で何度もトライすることが重要だと思っているのでそういった方針に対してはうーんという感じでした。

デュナミス:デルタ
何だかんだでここを超えるのに一番時間がかかりました。
初期にアーム4人誘導が流行りそうだったのがすごく怖かったです(判断が多くなりすぎると思っていたので)
今となっては6人誘導の記事がほとんどなのでよかったなと。
アーム誘導前のファー線切りでよく事故っていましたが、途中からファー即切り法に切り替えて安定したイメージです。
バッシュ検知は得意な方でした。
検知着弾後は毎回中央付近まで寄ってメディカララプチャーベルで戻していたのですが、何故かニア線を速攻で最外周まで伸ばす方が数人おり、結果ヒールから漏れてハロワ着弾で死亡するアホみたいな現象が何度も起こりました。ニアは余程のことがない限り「なんか切れちゃった!」みたいな事故がないのでビビらず少し中央に寄ってもらうことで解決しました。

・デュナミス:シグマ
本当に苦手なギミックです

マクロ押すだけじゃん!と思ってナメてたら見事に人類の戦犯になりました。多分メンバーはかなりイライラしてたと思います。本当にごめんなさい。(???「塔踏み事故多いですね」)
苦手すぎて心が折れました。一時期はやめる気でいました。
オメガが音もなく出てくるので嫌いです(アームの対角に出ると知ってからは楽になりました)
アーム誘導ペアの位置が全く直感的じゃなくて嫌いです。
塔が見づらくて嫌いです。
マクロ押し忘れて人権を失うので嫌いです
あとノックバック塔踏みもうやめませんか?絶竜詩でもやりましたよねこれ。
塔踏みを越えたあとは割とすんなり行ったイメージです。

ここのマーカー付けも私がやる予定でしたが個人で押す方法に変更されました。ありがとう。

デュナミス:オメガ
マーカー付けで鬱病になりました

学者さんに安置コール役として頑張ってもらっていたため、自分がマーカー付け役になりました。色々試行錯誤して間違わないように様々なモノを改良していましたが、動作確認まで13分くらいかかるので毎回ビクビクしていました。最終的に誰がやったとしても間違うことのない形に仕上がったので満足です。
安置探しは特に苦戦していません。
オメガ到達した辺りからは黙ってやっていました。ミスは減りました。

P6:アルファオメガ

超軽減ゲーです。軽減持ちのジョブはかなり気を使うことになるフェーズです。軽減が多い構成ではなかったので波動砲に10秒軽減(アドル、牽制、ポンブレなど)をきっちり合わせるのが重要になるのですがメンバーの一人が早々に諦めました。私のモチベが完全に死んでいたので何も言いませんでしたが正直ありえないと思います。5%ならばともかく10%の軽減は自分が厳しいからなどという理由で簡単に諦めていいものではないです。他の方は頑張って入れてくれていたのもあり、最後まで納得いきませんでした。
一方、軽減をまともに持たない白魔で出来ることは何も無いので適当にヒールして終了です。ギミックも無いようなものなのでPTメンバーの軽減ミスがないことを祈りながらヒールだけちゃんとしておけばOKです。軽減チェックは厳しいですがヒールチェックは無いに等しいです。コスモメテオだけは無計画だとちょっと危ないですが、せいぜい極レベルです。
時間切れは何度か経験しました。惜しいとかでは全くなく普通に詰め切れていないレベルで敵HPが残っていたので、正直クリア回はクリダイ運で超えただけだと思っています。

本当は占星のLBを撃ちたかったです。かっこいいからです。
あとBGMがいまいちです。

今回のギミックとツールについて


優先度判断のギミックが多すぎます。簡単に難易度を上げられる素敵なギミックです。
P2のプレステやP3の検知等はいつもの絶程度のものです。しかしP5、特にデュナミス:オメガのハロワ散開は個人のみの判断では不可能に等しいと思います。結果としてP5では「マーカー役を用意する」という解法が主流になりました。
また、同じくデュナミス:オメガではマーカー付けと同時にかなり狭めの安置探しが存在しますが、これがバーストタイミングと重なっているためか「バースト中暇なジョブの1人をオリマーにして7人がピクミンする」のが主流です。
これらが最悪です。PTの負担が特定メンバーに偏るギミックはやめてほしいです。コール役、マーカー役のミスが出るとシンプルに空気が悪くなっていきます。他の7人に関しても振られたマーカーの担当位置に行くだけのギミックが面白いのか?という話になってきます。
全体的に「オメガと戦っている」感よりも「ギミックと戦っている」感が強いです。床とデバフしか見てないです。いつもそうだろと言われればそうかもしれませんが今回はいつもに増してという感じです。
ツール対策か制作者の好みなのか何なのかはわかりませんが、私はこういうギミックが面白いとは思いません。好みの問題もあるとは思います。

今回多用された優先度系のギミックですが、ツールを使用してトリガ等を用意することで非常に楽になります。こういう事例は絶で言えばタイタンのジェイル等の前例があります。
相方1人やロール内での判断ならともかく、PTメンバー7人を見て判断するのは非常に難しく、ヒューマンエラーが多数発生します。そのため機械的に判定できるツールが非常に強く働くわけです。
仮にツール対策でこういったギミックを用意しているなら完全に裏目です
絶竜詩ではツール有利になるギミックがさほど存在しなかったと思うので、そういう意味でも面白くないです。

余談ですが、件のzoomhackよりやべープラグインとかツールがたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。

さいごに


達成感はほぼなかったです。やっと終わった…という気持ちだけでした。
正直P5で完全に飽きてました。ジョブピックも良くなかったと思っています。
ミスはしないようにしようという思いで色んなものを導入していった結果、何が楽しくてこのゲームをやっていたのか分からなくなったのでしばらく休止する予定です。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があります。今回のレイドはこの言葉の重みを改めて感じさせてくれるレイドでした。
攻略開始〜ひと月目にあれ程満ち溢れていたモチベは無限に下がり続けていき、最後まで盛り返すことはありませんでした。攻略時間が伸びていたことが明確な原因でした。ある意味自分の耐久限界を知ったような気分でした。絶オノレ検証戦です。

いちコンテンツとしては、絶竜詩がどれだけ作りこまれていたのかを実感させられるレイドでした。諸々の不具合も含めて完成度が低すぎます。とにかく難しいレイドで苦しみたい方にはお勧めします
絶オメガの担当者さんはもう二度と高難度コンテンツに関わってほしくないです。

攻略中何度もメンタルがやられそうになりましたが、何度も面白いゲーム配信や友人に救われています。私は固定活動時間外にとにかくFF14から逃げることでメンタルコントロールを行っていました。
配信者さん、私の友人のみなさん、PTメンバーのみなさんに心から感謝します。

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