エスパーミッドレンジにまつわる雑記(@10月初週)

初めまして、もりしょーと申します。初投稿です。
先日、スタンダードのチャンピオンズカップ予選(サイクル2)でエリア予選の権利を獲得できたので何か書こうかと思い筆をとりました。
とはいえ、デッキの解説記事なんて世に溢れているので自分が思った事とちょっとデッキの話、の雑記形式にしました。もし、程度ですが皆さんがデッキを作る際の一助になれば幸いです。
なお、内容は記事の投稿時点で思っている事のため週明けには大会の結果を受けて自分の意見が変わったり賞味期限が切れていたりする可能性があります。ご了承ください。


【1.デッキサンプル】

画像はMTG Decklist Viewerさんを利用させて頂き作製しました

予選を抜けた翌日の10/2のプレミアム予選に持ち込んでいたものです。
ラフィーンを採用せず、絶望招来をフル投入したものでベースは前週にスタンダードチャレンジを優勝したうらさんのものをベースにさせて頂き調整をしていました。


【2.現スタンダード環境に対し思っている事】

主にデッキ構築の方針の話です。

  • カードの選択肢が思った以上に広い(役割を考える):
    エキスパンションのサイクル入れ替えがあったものの、パイオニアのラクドスに採用されているカード群を見ると分かるように現行スタンダードもかなりパワーカードが揃っています。ゆえに環境が煮詰まるまでにはかなり時間がかかりそうだし、カード個々が持てる役割を検討してみると採用ライン上にいる競合はかなり多いと思ます。特に3~5マナ圏。
    (※余談ですが、SNC期が5か月あってDMU期が2か月弱しかないのか、ちょっと疑問だったり。そう思うくらいにはこの環境やり込みがいがありそう)

  • 先手/後手でサイドボーディングが大きく変わる:
    先手後手で各カードの強弱・攻守の役割が大きく変わるのでサイドボーディングの塩梅が非常に難しい。時間かかります。
    ミッドレンジ対決になることがほとんどなので、入替の良し悪し、判断のちりつもでロングゲームの場合の勝敗が決まってくることと思います。言い換えると、しっかりサイドボーディングできていればそれなりに逆転できる環境かなと。

  • シェオルドレッドの定着具合でゲームが決まる?:
    環境が進んでいる最中ですが、優遇されているカードが多く集まっているのが黒のため大体のデッキが黒い。必然的にシェオルの採用率も上がります。立っているだけでも一定の脅威になり、放置すると数ターンでゲームが終わる。タフネス5が程よい硬さでブロッカーとしても優秀。こいつに焦点を当ててデッキを組むか親の仇にするかはしばらく悩みの種になりそうです。

  • (特に)低マナ域のパーマネントは使い切りと割り切る:
    今の環境の軽い除去は限定的なものが多く、対してパーマネントは質がいいのでどれも放置できない。ので、デッキに採用するカードは対処されるだろう事を前提に、もしくは対処されにくいカードを選ぶのが良いと思います。
    例を挙げると寓話や婚礼、カイト、銀行破りなどの時間をかけて複数のリソースを生み出すものが対処されにくため採用価値が高く実績もあり、クリーチャーでは死体鑑定士や茨橋の追跡者など、出た時点で半分仕事が終わっているカードがよく採用されています。


【3.選択したカード等の話】

デッキサンプルに対して採用、不採用にしたカードの話です。

  • 絶望招来:
    ちょっとした根本原理。
    黒でありながらエンチャントを除去でき、時に厄介な本体火力兼ドローソース。環境当初はよく見かけましたが大振りなためカウンターを採用したデッキが増えたり横並びのデッキも出てきたりで直近あまり見かけなくなっていると思います。
    ですが、通った時のメリットの大きさから今回採用していました。なんだかんだ逆転の目を作る起点になりやすいです。ミラーマッチでメインから邪悪を打ち砕くを採用したりされたりする時期でもあるので、結果的にそのあたりの暈増しの役割も兼ねていました。
    (この後、環境が高速化するなら抜けていく枠になると思います)

  • 選定された平和の番人:
    歩く魔術遠眼鏡的な生物。案外対処され辛いです。このカードの採用を教えてもらった方の地域では流行しているとかなんとか。
    相手の手札を確認しゲームのプランニングを行う役割で、出た時点で仕事は半分終わっています。よく相打ちするサイズ感ですがその辺は通った時点でゲームの難易度が多少下がっているはずなので他のカードとうまく組み合わせて乗り越えましょう。

  • 強迫のメイン採用:
    場に出た時点である程度仕事をするカードが多い環境で、時にカウンターもしくはそれ以上の役割を果たし、番人と同じく手札を確認できるためゲームプランが立てやすくなります。メインへの採用率もそこまで高くないため、相手の隙を突くのにも一役買うことがあります。ただ、スカったり後半腐ることもあるのでフル投入は難しいです。
    タップインの土地が多い関係上、2ターン目までに1アクションは行っておきたいミッドレンジのデッキ構造にはマッチしていると考えたためメイン採用しました。能動的に重いスペルを通す補助の役割もあるため、後引きしてもありがたい場合が多いです。
    かき消しへの信頼度が微妙に下がってきている時期に見えているので、今後かき消しがメインから外れるていく環境になるようだったらこちらがメインに多く入るかも。

  • ラフィーンの不採用:
    単純に構築の方針で枠が無かったのもありますが、切り崩しがメインから多く採用されちょうど使いづらいタイミングと思ったので不採用にしました。加えて、前環境でも衰退の一因になっていましたがこのカード手札の質は上げられてもリソースの数は増えないんですよね。シェオルが目の前に立っていると謀議の強制ドローが仇になることも多々。
    とは言え、強いカード群には入りますし重いカードが少々扱いづらくなってきているので今後数枚採用する流れはありそうです。
    (というか某所のデッキ検索ではラフィーンがほぼ標準装備だったので、単純に上記のリストが突飛なだけですね)


◆終わりに

思った事を雑多に書いてきましたが、記事の中での質問等あればTwitterや大会会場で見かけた際など、気軽に聞いてください。
また、気になったカードがあった方、ぜひBIG MAGICさんへお願いします。
これからもスタンダード環境はどんどん進んでいくし、他のフォーマットも楽しいイベント満載なので自分もあれこれマジック楽しんでいこうと思います。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

もりしょー


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