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ニューヨークへ、女ひとり旅(3)【ディープなハーレムツアー、そしてブルックリン散歩】

フリータイム2日目は、午前中に現地のハーレムツアーに参加し、午後はブルックリン地区をお散歩しました。

まず最初に午前中に再びハーレムへ。


ハーレム在住17年目の日本人女性、kimikoさんとハーレムの隅々を周るツアーに参加しました。ネットで、「トミー富田 ニューヨーク」とか検索するとサイトが出てきます。この旅の目的が、このツアーへの参加と言っても過言では無かったので、本当に楽しみにしてました。

ツアーには私と、もう一人女性ひとり旅の方、ご夫婦1組が参加。アテンドのKimikoさんはとても博識で面白い方でした。

こちらハーレムの高級住宅街から低所得者が住むアパートまで、ハーレムの人の生活圏内に密着するツアー。

「ニューヨークは全てが隣り合わせ」と仰っていたけど、本当にその通りで、低所得者街のイメージだったハーレムにも、○億円の物件が並んでいたりする。

元々はオランダの移民が移り住んでいた街だったので、建物もヨーロッパ建築でとてもおしゃれ。スラム街のようなトタン屋根は全然見当たらない。

(↑売り出し中の○億円のアパート)

実はハーレムには大昔、アメリカ初代大統領のジョージ•ワシントンや、政治家のハミルトンが住んでいたという。ハーレムの高台からウォール街まで見渡せたので、指令が出しやすかったみたいです。
ホワイトハウス、綺麗でした。

ハミルトンの生涯を舞台にしたブロードウェイのミュージカルが大人気で、全然チケット取れないみたいです。しかも1公演が安くて2〜3万するとか。
いつか観てみたいですね。

スパイク•リー監督の映画「ジャングル•フィーバー」の撮影にも使われたハーレムの高級住宅街にも行きました。この辺りに住むのが、アメリカン•ドリームならぬ、ハーレム•ドリームなのだとか。緑溢れる素敵なアパートメントでした。

バスの中からは低所得者向けアパートや老人ホームが見えました。それらの施設は、国の税金ではなくて、その土地出身の野球選手とか歌手とかのセレブが社会貢献で建てているとの事。

アメリカでは、貧しいところ(例えばハーレムとか)から努力してセレブになった場合、地元に大金を寄付して社会的に還元することが当たり前で、それをしないと一人前として見なされないとのこと。良い文化だなと思いました。

続いて、壁に書かれている「落書き」巡り。
夜中にこっそり書かれるいたずら描きなので、いつか建物の家主に消される可能性もあるみたいですが、政治的メッセージを発信していることもあります。

例えば、このKnow Your Rightsの看板↓

これは地元の黒人の少年への訴えかけ。

アメリカでは、何も悪いことをしていない黒人の少年を警察が職務質問する事があり、それが冤罪を沢山引き起こしていて、社会問題になっている。

そんなのおかしい、君たちには、警察に職務質問された時に拒否する権利がある、ビデオを撮って証拠を残す権利があると、このアートは伝えているのです。

続いて、Big Lという人の壁アート。

ヒップホップの神様だそうです。夜中にこっそり書かれた物なので、いつ消されてもおかしく無いので、今しか見れない貴重なアートです。

美容院では編み込みの看板が。そういえばアフリカ系の人って編み込みしてるイメージ。これもアフリカンアメリカが沢山住んでいる、ハーレムならではの文化だなと思いました。

住宅街を抜けて、駅前の繁華街へ。
駅前には近年、H&Mとかヴィクトリアンズシークレット、GAPの店舗が進出してきており、昔ながらの洋服屋さんは無くなってきているそう。なんと、アメリカの高級スーパーのホールフーズマーケットもハーレムに進出し、できた時は随分話題になったみたいです。

このように、都市部の巨大資本がハールムにもどんどん入って来ているとのこと。

そういえば後日行ったロウアーイーストサイドという、移民の街に行った時も同じような話を聞きました。そこは元々ユダヤ人とかポーランド人の移民が多くて、ヨーロッパ調のアパートに皆住んでいたのに、中国資本が入ってきて、無機質な建物の高級タワマンとか、老人ホームが出来たそう。しかしその代わりに元々あった古き良き建物はどんどん淘汰されているとのこと。この20年くらいで。。

選択肢が増えて、便利になることは良いことだけど、こういう風に世界の文化が均一化してしまうのは面白くないなー、と自分勝手ながら思ってしまいました。

(↓繁華街にあるH&M)

そうそう、図書館にあるミュージアムショップで、こんな素敵な絵葉書を買いました。

地元のアーティストの作品だそう。黒人の人のファッションって、本当にカラフルでおしゃれ。オレンジのコートに一目惚れしました。

ツアー解散後は、ツアーに一緒に参加していた1人旅の女性と、ハーレムの有名料理店「シルビア」でご飯を食べました。

なんと、オバマ大統領も来たことあるとか!
味の濃いチキンやレバーにご飯がついてる、お袋の味的なメニューを堪能しました。日本人の舌にも合うと思います!チキンが美味い!!米はパサパサしていて、日本の米とはやはり全然違いますね。

ハーレムでしか生産していない地元名産の
「シュガーヒル•ビール」も飲めます。ラベルがおしゃれ。音楽の街•ハーレムらしいイラストです。
苦味も無くて、とても飲みやすいです。

ハーレム行く方は是非寄ってみて下さい!!

ハーレムツアーの後は再び一人で、ブルックリン地区の、ダンボというおしゃれタウンへ。
お目当はPower House Arenaという本屋さん。

海外に行くと、必ず本屋さん巡りをしています。
外国の本屋さんが大好きで、可愛いイラストの本とか、布バックに出会えます。その土地の文化にも触れられます。

今回、こんな本をゲットしました。

(↓世界の本屋さんがイラストで紹介されている)

日本でこんな素敵な本見たことない。。

これを熟読して、世界の本屋さん巡りをテーマにした旅をしたら面白そう。

あとはお洒落なイラストに惹かれてこちらも購入。

いわゆる片付け本ですかね。
これら2冊と、本柄のノートをレジに持って行ったら、店員さんに「たくさん買うわねー!重いでしょう?」みたいなことを言われました笑
(英語耳があまり発達してないので、雰囲気で理解しています笑)

本好きの方は是非この本屋さんに行ってみてください。素敵な本に巡り会えると思います!

重い紙袋を抱えてダンボ地区をお散歩。
ピンクのリムジンを見ました笑

ダンボ地区をブラブラしてるとブルックリンブリッジも見えました。この辺りはインテリアショップもおしゃれだし、カフェも可愛いし、歩いていて楽しいと思います。本、最後に買えばよかった。。笑
重かったです笑

(↓ブルックリンブリッジ)

(↓とってもキュートなカフェ)

ブルックリンから中心地に戻り、
「ストランドブックストア」という本屋さんへ。
(また本屋?と思われそう笑)

ここは結構観光スポットにもなっていて、布バッグが有名です。さっき本を買ったばかりなので、今回は本はざっと見て、布バッグ選びに熱中しました笑

あとバックにつけるピンバッチも。こういう小物買うの大好きで、大満足でした笑

この日はアメリカ社会の一面を見れて、歴史の勉強にもなったし、色々お買い物も楽しんで、歩き回って、、盛りだくさんの一日でした。

ニューヨークは夜20時くらいまで明るいのですが、
クタクタだったので、21時に就寝しました笑

これで2日目が終了です。

次のnoteで3日目を書きます!

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