XMは口座開設して本当に安心・大丈夫なのか？

XMはFXトレーダーに人気だが海外の証券会社

国内FX業者は、日本国内の金融庁に登録しなければ営業することができません。

XMは日本語のホームページもありますし、日本人トレーダーがトレードしている様子はTwitterなどのSNSでも公開されているのでXMも国内FX業者かと思いきや、実は海外の証券会社で日本の金融庁には登録していません

私はXMの内部の人間では無いので真実は分かりませんが、日本の金融庁に登録できないのではなく（ワザと）登録していないのだと推測せざるを得ません

何故かというと、後で紹介するようにXM社は世界的にレベルの高い金融ライセンスを保持していてその気になれば日本の金融庁にも登録できる水準だからです

XMはなぜ日本の金融庁に登録しないのか？

日本の金融庁に登録すると「日本国内におけるFXのルール」を守らなければならなくなります。そりゃそうですよね。ですが、そのFXのルールを守ることで逆に失うメリットが出てきます。

そのメリットは2つあって

• レバレッジ倍率の高さ

• ゼロカットシステム

です。それぞれのメリットについては別の記事で解説しますが、ここではXMはワザと日本の金融庁に登録していない、とだけ覚えてください。

ではXM社は海外の金融庁とも言うべきところには登録しているのか？

というと、複数の金融ライセンスを持っています。

XMはどういう金融ライセンスを持っているのか？またそれは安全なのか？さらに私たちが口座開設しても大丈夫なのか？という点について解説します。

XM社の金融ライセンス

XMはセーシェルの金融ライセンスを保持しています↓

セーシェルだけではなく、海外ではイギリスのFCA、キプロスのCySEC、ベリーズのIFSCなどの複数の国の金融ライセンスを取得しています。

XMのホームページにも以下のように紹介されています

他の国も含めると以下のような金融ライセンスもあります

これがどの程度安心できる情報なのかというと、FCAは世界で一番取得が難しい金融審査機関という特徴を持ちます。XMを始めとするFCAのライセンスを取得している業者は、間違いなく信頼できる業者であると言えるでしょう。CySECはFCAの次に取得が厳しい機関です。CySECは、海外FX業者に「ICF(投資家補償基金)への加入」や「分別管理」を義務付けています。CySECの管理下の海外FX業者も信頼性が高いです。

例えば日本の株式市場も海外の基準や動向を見てそのシステムを真似ようとしている事からも分かるように、日本の投資環境は決して世界有数とは言えない状況の中で世界的に取得が難しい金融審査機関のライセンスをもらっている時点で無理に日本の金融庁に登録する必要は無いというスタンスなのかもしれません（当サイトの推測です）。

では、XM社は完全に信頼できる海外業者なのか？口座開設しても何のトラブルも起きないのか？というと、そうだと考えていますが安全性を懸念する事項もあります。そこを隠しても意味がありませんので懸念事項も紹介します

XM社の懸念事項

大きく以下の３つの事項があります。

• 銀行免許を保有していない

• 証券取引所に上場していない

• 財務情報は一般に公開されていない

また、海外の証券会社に口座を開設する心配事の最も大きなものは、

その口座に入金してもきちんと反映されるのか？自分の資産・利益が急に消えたり会社が急に消える事は無いのか？

という点だと思います

その点でXM社のホームページを見ると以下の記述がある事が分かります。

お客様のご資金は当社が用意する銀行口座へ移管され、分別管理されます
お客様のご資金および当社の運転資金は定評ある優良金融機関に預託します

XM社

分別管理とは顧客の資金をXMの運営費用と分けて保管する管理方法の事です。
（日本の金融庁管轄下では当たり前な分別管理です）

分別管理にはさらに以下の3種類あります

1. 信託保全口座で保管

2. 他の金融機関口座で保管

3. 社内で保管

XMが分別管理の３つの内どれなのかが明記されていませんが問い合わせたところ信託保全口座で保管されているようです。つまりXM社に何か不測の事態が発生しても私たちの資金は保護されることを意味しています

XMで口座開設して本当に安心・大丈夫なのか？

この点についてまとめると

1. XM社は世界的に取得が難しい金融ライセンスを保持している

2. 日本の金融庁にはワザと登録していない可能性がある

3. 私たちトレーダーの資金を分別管理（信託保全口座で保管）している

ということで、XMの安全性については現時点で問題なく、口座開設をしても大丈夫だと考えています

※もちろんXM社の規約を破ったり、禁止事項の実践すると開設した口座を使ったトレードができなくなる可能性はありますが、いわゆる普通にトレードしている分には特に問題は発生しないでしょう