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うちの子が知的障害から抜けた話②

少し、話が前後しますが、
3歳児検診の時のことです。
私は、検診の度に、母子手帳に、先生に聞こうと思っていることを、
細かく細かく、記入していました。
心配しすぎなぐらいだったと思います。
でも、大事な我が子のことなので、一生懸命子育てしたかったんです。

3歳児検診の前、気になっていたのは、言葉のことでした。
「うちの子、すこーし、言葉が遅い気がするなぁ」
と心配していました。
それで、3歳児検診で、そのことを先生に聞こうと思いました。

ただ、上述した通り、私は、自分で心配しすぎかな、と思いつつ、
いつも聞きたいことを、母子手帳に書いていたんです。
心配はしていましたが、一方で、自分でも、「熱心さ故の心配」だと思う部分がありました。言い換えれば、気にならない人は気になっていないんだろうな、と思っていました。

3歳児検診で、お医者様に言葉を相談すると、
男のお医者様は、「名前が言えるから大丈夫。男の子は少し遅いから」と言われました。
私は、その説明に納得してました。
でも、それからというもの、保育士さんから、電話が来るようになったんです。

「今度、市で行われている、話し方教室に遊びに来ませんか?」って。

そのお誘いは、月に2回くらいの頻度で来るようになりました。
私は、先ほどから話しているように、自分でも子育てを頑張りたい、と思っていたので、有難く、そのイベントに参加していました。

そんな状況が何か月か続いた頃、
いつものように、保育士さんから電話がありました。
「今度、お医者様に診てもらいませんか?」と。

私は、その誘いも、もちろんOKしました。
子育てに一生懸命になりたいですから。

それで、お医者様がいらっしゃった当日。
私が、自分でアンケートに答えました。
その結果を、伝えられました。

その時の部屋の中に漂う空気感。
私に対して、よそよそしいというか、突っぱねてるというか、
何か、変な空気感を感じました。

そんな中で、お医者様が発したのは、
うちの子の知能指数が、低い、ということ。
発達障害だということ。
でした。

いきなりそんなことを言われて、
急に涙がこみあげそうになりました。

しかも、その言い方。

こんなに、ショッキングな内容を、こんなに冷たい感じで言うのか?
と思いました。
「あれ、普通、こんなにショックな内容を告知するときって、
相手に思いやりのあるような口調で言うものじゃないの?なんで?」
って思いました。もう本当に、色々とショックでしたね。

そして、その検査は、簡易検査なので、
正式に、病院で、診断を受けてください、と言われました。




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