見出し画像

子どもに算数を教えよう② 小1・10までのたしざん・ひきざん

算数・数学は、ご存知の通り、「積み重ね」的な要素が大きい教科です。
学年によって、「脱落者の多い分野」があります。
そこで脱落したり、遅れをとると、その後、算数・数学で、どんどん追いつくのがしんどくなってしまいます。
是非とも、この関門を突破していってほしい。…そのサポートをご家庭でして頂きたいと思います。

小学校1年生の算数では、
1「1から10までの数を言えるか」「書けるか」
2「10までの足し算・引き算」
3「答えが10になる足し算」
4「10までの数の引き算」
5「繰り上がりの足し算ができるか」
6「繰り下がりの引き算」

などを、習います。
「これが出来たら次はこれ」…と、ゲームの攻略のように、
倒したらまた次…と、攻略すべき相手が次々と出てきますが、
小学1年生で、
最初の関門は、5「繰り上がり足し算
かと思います。
ここで、最初の差が付くことが多いです。

この「繰り上がり足し算」を攻略するために、その前段階も非常に大切です。つまり、2「10までの足し算・引き算」と3「答えが10になる足し算」が、とても大切です。

これは、おうちでのフォローが無いと、なかなか身に付かないところですので、しっかりフォローしてあげて欲しいです。

10までの足し算・引き算の教え方

では、どのようにして、教えていけばよいのでしょうか?
結論から言うと、
色々な方法で スラスラ解けるまで 何度も 解かせてあげてください」
具体的に、どんな方法があるのか、見ていきます。

指を折って数える。

最初は、ここからがスタートかな、と思います。
教えてみると、意外と、「指を折って数える」のが出来ないお子さんもいます。両手の指は10本なので、10進法を考えるのに、とても扱い易いです。
指を折って数えさせてみる。これを、初期の足し算の計算の仕方の一つに、是非やらせてみましょう。

「2+4=?」という問題だけではなくて、文章題も解かせましょう。
また、解かせることで、算数特有の「言い回し」も覚えさせましょう。

例えば、「うさぎが2ひきいました。そこへ、かめが4ひききました。
あわせてなんびきになりましたか」というような問題です。
これは、「あわせて」という言葉がキーワードで、「足し算」という意味です。
昔、わが子を某教室に通わせていた時は、先生から「文章題を解けるようにさせるには、国語の勉強が必要だ」などとおっしゃっていましたが、全く遠回りもよいところです。国語の勉強は必要ありません。
算数・数学・特有の言葉があるので、それをくみ取って、そのキーワードが出てきたら、足し算、引き算、掛け算、割り算、などに変換させればよいのです。


百玉そろばんを使う

「百玉そろばん」で検索してもらうと、何種類か出てきます。
個人的には、5玉毎に色が違うタイプがお勧めです。
百玉そろばんは、その後の「繰り上がり・繰り下がり」の計算の時に、とても役に立つので、まだ繰り上がり繰り下がりをマスターしていなければ、一つ購入しておいてよいと思います。

フラッシュカードを使う

表に「1+1」など問題を書いて、裏に「2」など答えを書きます。
100円ショップで、単語カードを買ってきて、ペンで書いて作りましょう。

カードを利用して、「足して5になるもの」「足して10になるもの」「引いて1になるもの」……など、グループごとに集めて確認させるのなど、使い勝手があります。
その他に、「カード対決」として、カードを二つに分けて一斉に出して、
答えが大きいほうが勝ち、などとして遊ぶこともできます。

足して10になる数
10までの足し算・引き算が終わったら、
足して10になる数、というのを、特に念入りに、練習していきます。
例えば、カードに1から9までの数字を書いて、それを2組作ります。
そして、「足して10」になる数を、ペアにさせます。
それを、神経衰弱にして、遊ぶのもいいでしょう。
口だけで、足して10になる数を、パッと言えるかのやりとりをしたり…。
方法は、色々思いつくと思いますが、とにかく、「足して10」になる数は、特に念入りにやって見てください。

長くなったので、続きは、また別の記事で書きます。

お読み頂き、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?