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絵カードボード 初心者ガイド

はじめに

 この記事は、iOSアプリ「絵カードボード」を使って新たな視覚支援ボードを作成する方法と、作成したボードを使って障害ある人に視覚支援を行う方法を解説します。



題材

0.題材は、勉強が終わった後のお楽しみとしてジュースかiPadを選択するチョイスボードです。

このボードを作る手順を解説します

新規ファイルを追加

1.+を押す

まず初めに、新しいファイルを作ります。

1つのボードに1つのファイルが必要になります。

+マークのアイコンを押すと新しいファイルを作成します。

背景色を指定する

2.メニューを開く

新しいファイルを開きました。

最初に背景の色を変更しましょう。

右上のボタンを押してメニューを開きます。

3.「背景」を選ぶ


「背景」を選びます。
背景を変える必要がない場合は、もちろん、この作業は不要です。

4.「色を指定する」を押す

「色を指定する」の右側の虹色の輪を押してください。

色に加えて背景画像を指定することもできます。

5.背景色を指定する

色を選択する画面が開きました。
好きな色を選んでください。今回は薄い黄色を選びます。
発達障害の人の中には背景に色がある方が見やすい人もいます。
ご本人の見やすい色を選ぶといいでしょう。

6.背景色の指定完了

背景の色が変わりましたね。

テンプレートを指定する

7.メニューを開く

次はテンプレートを選びます。

8.「テンプレート」を選ぶ

メニューを開きテンプレートを選びます。 このアプリには自閉症・発達障害の人の支援に適したテンプレートが、あらかじめ用意されています。 テンプレートは自作することも可能です。

9.目的のテンプレートを選ぶ


目的のテンプレートをタップする。
今回はこれを選びます。

絵カードを追加する

10.絵カードライブラリを開く

テンプレートがセットされました。
次はこのボードに絵カードを追加しましょう。
画面上の写真マークのボタンを押して、絵カードライブラリを表示します。

11.追加する絵カードをタップする

目的の絵カードをタップします。 今回はこのジュースの絵カードです。

12.拡大表示された絵カードをタップする

タップすると、このように拡大表示されるので、ここでもう一度、タップします。

13.次の絵カードを表示する

ジュースの絵カードがボードに追加されました。
矢印ボタンを押して別の絵カードを表示しましょう。

14.他の絵カードも追加する

iPadが表示されました。
これもタップしてボードに追加しましょう。
同様にもう1枚追加します。

15.絵カードライブラリを閉じる

絵カードの追加ができたので、絵カードライブラリを閉じます。
ライブラリの上の開いているところをタップします。

16.絵カードを配置する

それでは絵カードを動かして、テンプレートの枠の中に入れます。
それぞれの絵カードをドラッグします。

タイトルを追加する

17.スクリブルをONにする

絵カードの配置ができたら、最後にボードのタイトルを追加しましょう。
今回はスクリブルという手書き文字認識を使います。
画面左上のボタンを押してスクリブルをオンにします。
スクリブルはApple Pencilの場合にのみ使用できます。
詳しくはアプリのヘルプをご覧ください。

18.タイトルを手書きする

次に手書きで文字を書きます。

19.このように手書きして、しばらく待つと、、


20.このようにテキストに変換されます

手書き文字を書いてしばらくすると、自動的に文字認識してテキストに変換されます。
最後にテキストをドラッグして位置を調整したらボードの完成です。

これでボードの完成です


プレイモードでボードを使う

21.メニューを開く

続いて、作成した絵カードボードを使って、勉強が終わった後のお楽しみとして、
ジュースかiPadを選択します。
まず、メニューを開きます。

22.プレイモードに切り替える

次に、編集モードからプレイモードに切り替えます。

23.ご本人にボードを操作してもらう

これでプレイモードになりました。
画面右上のボタンは、絵カードをタップしたときのアクションを表しています。
スピーカーマークはタップすると読み上げを行う、という意味です。
このボードを障害ある人に手渡し、どちらかをタップしてもらいましょう。

24.使用が終わったら、ボードを閉じる

使用が終わったら、左上のボタンを押してファイルを閉じます。

25.おわり


上記の内容の動画もあります。


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