南野から始める人向けリヴァプール選手名鑑(後半戦)

 もう南野のデビュー戦終わっちゃった!大遅刻だ!では続きMF、FW達をどうぞ。

3.Fabinho ファビーニョ

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 18-19シーズンに突然獲得が発表されたブラジル人MF。早朝(日本時間)の獲得発表に全KOPが驚いた。最初はフィットに苦労し時間を要したが、フィットしきってからは素晴らしいパフォーマンスを披露しチームに欠かせない人材となった。緊急時にはCBもこなし、ユーティリティー性も披露。モナコではSBだったしね。現在は怪我をしており復帰が待たれるところである。


5.Georginio Wijnaldum ジョルジニオ・ワイナルドゥム

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 ダイクの同胞ジニことワイナルドゥムである。彼のウィンガー時代から獲得の噂があったが、ニューカッスルを経由してレッズに加入。ニューカッスル時代にはリーグ戦11ゴールと得点力を期待されていたが、数はあまり取れず。しかしながらビッグマッチにやたら強く、対BIG6戦のシティ戦ではヘディングでゴールした。ちゃっかりオランダ代表ではその得点力を披露している。レッズでもやってくれ! あまり目立たない役割なためいなくなった途端に穴が目立つようになる。彼もファビーニョと同様に欠かせない選手の1人である。彼といえば笑顔がトレードマークであり、いつもめっちゃいい笑顔である。

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↑煽り画像に使えそうなジニ


7.James Milner ジェイムズ・ミルナー

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 鉄人、どこでもハイクオリティなユーティリティー性、パロディアカウントよりも面白い男スーパーミリー。シティからフリーで加入した。移籍理由として中盤真ん中でプレーしたいとのことだったが、気づけばSBをやる羽目に。若手にも負けないどころか勝っているのではないかという走力とガッツは彼を紹介するのに欠かせない要素だ。あとPKが大の得意で、リヴァプール加入後21本のPKを蹴っているが外したのはたったの2本。しかも点を取った試合はPSG戦の一戦以外負けなし。彼はロバートソンとは仲が良く、ロボが屁をこいた際にミルナーのせいにされたりするらしい。毎年ユニフォームの発表撮影会に呼ばれないことを気にしており、来年こそは呼んであげて欲しい。


8.Naby Keita ナビ・ケイタ

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 ライプツィヒからやってきたジェラードの背番号8を継ぐ者。加入してすぐ彼の真価を発揮したが怪我に悩まされ、以降フィットに苦しむ場面が見られる。ここ最近はコンディションが整い、試合にも出ているのでパフォーマンスの向上を期待したい。ドリブルで剥がしてパス出せる人材なかなかいないしね。ザルツブルグ時代にはマネと仲が良く、マネのことを兄貴のように慕っている。どうでもいいが、彼の名前をgoogle翻訳にかけると、「海軍ケイタ」となってしまう事象がKOPの間で密かに話題になった。(現在は修正済みの様子)


14.Jordan Henderson ジョーダン・ヘンダーソン

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 かつての監督ブレンダン・ロジャースから落第の烙印を押され移籍してもいいと言われた彼だが、残留してメンバー争いすることを決意し、レジェンドスティーブン・ジェラードから重い重いアームバンドを授かるまで成長した。ファビーニョが加入するまではナンバー6ロール、いわゆるアンカーポジションをハイレベルでこなしていたが、ポジションを一個上げたことにより名を上げ始めた時と同等以上のパフォーマンスを披露。CLを獲った際に叫びながら膝から崩れ落ちる様子を見て全KOPは目頭を熱くしたと同時に、彼のような男が自チームにいる喜びを覚えたに違いない。ララーナとは大の仲良しで、ちょくちょく2人で遊んでいたりする。

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↑これを見て泣かないKOPはいない説 俺は泣く


15.Alex Oxlade-Chamberlain アレックス・オクスレイド・チェンバレン

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 アーセナルから4000万£というとてつもない価格でやってきた。当時の僕はこの獲得に懐疑的であり、スティービーは僕のアイドルだったなんて誰だって言えるだろ。と思っていたが、プレーを見た瞬間にお気に入りリスト入りした。スピードを活かしたドリブルに、ジェラードを彷彿させるようなパンチの効いたミドルシュート。特にCLシティ戦のミドルシュートは痺れましたねえ。人柄的にもナイスガイであり、ローマ戦で自身が怪我をしたのだが自分よりも暴動に巻き込まれ刺されてしまったサポーターを心配していた。中盤の人材は厚いが頑張れチェンボ。


20.Adam Lallana アダム・ララーナ

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 チームきってのイケメン。イングランド人らしからぬ発想とテクニックで相手を翻弄する。おまけに守備も全力で取り組む模範的な選手だ。彼も数多いサウサンプトン産の物件であり、セインツには頭が上がらない限りである。最近は怪我の影響で出番が減っており今シーズン限りの退団も噂されるが、クロップのお気に入りでもあるし、僕個人としても好きな選手なので残留してほしいが彼が活躍する姿もまたみたいので悩ましいところである。


23.Xherdan Shaqri ジェルダン・シャキリ

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 胸板激厚筋肉ダルマのスイス人シャキリ。フロント3の貴重な控えとして気を吐いている。フロント3の中に混じっても遜色なく連携も取れるし、何よりセットピースのキッカーとして役に立つ。加入後すぐのマンU戦でのバイシクルゴールは圧巻でございました。彼もなにかと負傷に悩まされがちであり、欲しい時に居なかったりするので困り物である。でも出場した時には何かと爪痕を残す実力者だ。


48.Curtis Jones カーティス・ジョーンズ

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 南野初出場となったダービーマッチで一番名前を売ったのは彼ではなかろうか。元々コウチーニョっぽい一発を持っている選手だったのだが、あの大一番でそれを披露するあたり持っているよなあと思う。U19で代表にも呼ばれており、願わくばマンシティのフォーデンのようにトップチームでの出場機会が増えていけばいいなあと思う。


67.Harvey Elliot ハーヴェイ・エリオット

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 フルハムからやってきたイングランドの宝。切れ味鋭いドリブルに目が行きがちだが広い視野もあり、味方をうまく使えるタイプでもある。ちなみに同世代では2番目に市場価値が高い選手でもある。(1位はリヨンのLayan Cherki)試合日程の都合上若手主体で挑むこととなったカラバオカップのヴィラ戦では5-0と大敗を喫してしまったが、その際に1人悔しがる姿には心打たれるものがあった。さらなる飛躍に期待だ。

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↑溢れ出るクソガキ感。


9.Roberto Firmino ロベルト・フィルミーノ

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 ボビーこと最近ではセレソンでもレギュラーを張るようになってきたフィルミーノ。ちなみに何故愛称がボビーかというと、「ロベルト」→ロバート→ロブ→ボブ→「ボビー」となるそうです。チームでは主に繋ぎとしての重大な役割とプレッシングのスイッチを担っており、彼がいないとチームの強さが4割減すると言っても過言ではない。記憶に新しいと思うが、点をとるとよくユニフォームを脱ぐ(クラブW杯決勝)。かつてユニフォームを脱いで警告を受けた数が5大リーグでトップだったという記事が話題になった。逆にそれ以外でカードを貰っている姿が思い浮かばないのでクリーンな選手ではある。チームが点を取った時もセレブレーションをするのだが、得点者の後ろからカンフーキックするのだ。普通に危ねえ。

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↑そのままマネ蹴りそう。


10.Sadio Mane サディオ・マネ

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 彼もまたサウサンプトン物件であり、ザルツブルク出身なので南野の先輩にあたる。18-19シーズンにはサラー、オバメヤン(※アーセナル)と並んで22点とって得点王だった。PK無しだからめちゃすっげえ。今や欧州最高峰のフォワードと言っても過言ではないマネはよくチームメイト(主にボビー)のセレブレーションを真似する癖があり、直近のアフリカ最優秀選手の授賞式でもボビーパフォを披露。マネが真似。日本人にしかわからないギャグですな。またピッチ外でナイスガイであり、ワトフォードの同胞ザールがチームに馴染めるように、ワトフォードのキャプテントロイ・ディーニーに面倒見てやってくれと頼んでくれていた。

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↑ボビーの真似をするマネ。


11.Mohamed Salah モハメド・サラー

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 我らが大エース、エジプシャンキング、最後のファラオ、大統領候補ことモーサラー。リヴァプールに加入後とんでもないペースで得点を重ね、プレミアリーグ2年連続得点王、内1年目は32点でプレミア新記録。ライバルチームであるマンチェスターシティのウィンガースターリングの娘さんにモーサラーチャントを歌われるくらいには超人気。(ざまあみろ) GK、DF編で書いた通り、ロブレンとは大の仲良しで先日も家にシェフを呼んで二人でランチをしたようだ。そろそろリヴァプールはサラーのためにアンフィールドにピラミッドを建てるべきだと思う。

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↑ピラミッドの建築イメージ


18.Takumi Minamino 南野拓実

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 とうとうやってきた。ついにレッズに、赤いユニフォームに袖を通す日本人が現れた。日本のエースはとんでもないバーゲン価格で1000万ポンドを切る価格でアンフィールドに降り立った。ザルツブルク線を見ていた際に筆者は、ああいい選手になったなあ南野ってと思っていたら1G1Aの大活躍。衝撃でした。だから1000万ポンド切りがバーゲン価格なんだ、それ以上の価値がある。相手選手としてアンフィールドのピッチに立つならまだしもゴールまで決めてあまつさえレッズの選手になるとは。本当に感激でございます。
書いてるうちにデビュー戦終わっちゃったよ!デビューとしては上々じゃないでしょうか。これからのタキに期待だ。タキって誰だって?ウチのタキ・ミナミーノに決まってるやないか。


27.Divock Origi ディボック・オリギ

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 「おい、今からパーティーやるんだって?パーティーするならこいつを忘れちゃいけねえな。パーティーボーイ・ディボックさ。」でおなじみ大舞台に強すぎる男オリギ。彼を一躍有名にさせたのは18-19のバルサ戦セカンドレグでしょうね。サラーもフィルミーノもいない前線で3点のビハインドで2点もとっちゃうまさにお祭り男。ついでにCL決勝でも得点。大舞台に強すぎィ!元々ビッグゲームに強い男でして、クロップ政権初期のドルトムントとの激闘でも得点してますし、エバートンとのダービーマッチでも終了間際に得点してますしね。元リヴァプールのロボットダンサーことピーター・クラウチ氏は自身の息子にディボックと名付けたとかなんとか。


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↑ピーター・クラウチ氏のツイート


 南野のデビュー戦が終わる前に書き上げたかったが、残念ながら間に合いませんでした。。ついでに言えば南野デビュー戦に出た若手衆も書いてあげられてなかったのでおまけとして短いですが書き足ししておきます。

76.Neco Williams ネコ・ウィリアムス

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 ウェールズ出身のディフェンダー。高いキック精度を持っておりアーセナルとのカラバオカップ4回戦ではクロスからアシストを記録。ドリブルと走る感じがなんだか現ビジャレアル所属のアルベルト・モレノっぽくありそのせいかなんだか冷や冷やさせられるが、彼は常に冷静沈着でミスも少ない。すでにトップチームにはTAAという若い実力者がいるが、彼も十分にやれると思うのでこれから出場機会を増やしていってほしい。


70.Yasser Larouci ヤセル・ラルーシ

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 フランスとアルジェリア国籍を持つ19歳。Transfermarkt.comではまだ背番号が65番のままだが、公式サイトでは既に修正済み。敵を剥がすことができる馬力のある走力を含めた身体能力が特徴であり、シルエットが少し大きくなったシャキリっぽい。


68.Pedro Chirivella ペドロ・チリベジャ

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 スペイン出身の22歳で2015年からU23に所属している。いろんな方面へレンタル移籍で修行の旅に出ていたが中々芽が出ず。だが、先日のエバートンとのFAカップの試合で素晴らしいパフォーマンスを披露。

 

47.Nathaniel Phillips ナサニエル・フィリップス

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 ボルトンのU23チームからリヴァプールのU23チームへと16−17シーズンにやってきた。今年はシュトゥットガルトへローンされておりそこそこ試合に出ていたが、トップチームの台所事情で急遽出戻り。スタイルが凄くよく、プレーに優雅さがありフォトジェニックではある。


 現在こんなメンバーでリヴァプールは成り立っております。1日も早く南野選手がチームに溶け込み活躍してくれることを願っており、また南野移籍がきっかけでリヴァプールというチームに興味を持っていただき、その助けができればなあと筆者は考えております。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。また会いましょう。


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