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大学院日記

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保育者としての「大学院の学び」を綴っています
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2022年7月の記事一覧

DAY63)2つ目の軸、とほほとあはは

保育実践者であり保育研究者でもある友人に、以前こんなことを言われた。 「しゅうへいさんは、ウニみたいな人ですね」 「研究ってのは、1本の剣を磨くみたいなことなんですよ」 彼からみたら、おそらく僕は多動で多目的で、色んなことに興味がありすぎるのだろう。よく言えばウニのように色んな向きに針が向いていて多面的な視点を持っており素敵なことだが、反面、色んなことに興味を持ちすぎて核が定まらず深さがない。浅く広いってわけだ。 うんうん、よくご存知で。「まさに」って感じで、うまく自分

DAY62)彼女らは幸せだったのか

前回の授業で「野生児研究」について伺い、まず思ったことが「彼女らは幸せだったのか?」ということ。そして、課題文献「教育人間学のために」(西平直)も、同じことが主題であった。そして、他にも「カマラは自分自身をどう感じていたのか」「どうして狼は人間の子を育てる気になったのか」「カマラにとっての救出とは、どういう体験だったのか」「なぜシング牧師は救出しようとしたのか」「そもそも、本当にカマラたちは狼に育てられたのか」「救出現場はどうだったのか」「シング牧師は信頼に足る人物なのか」な

DAY62)メキシコで出会った慶応生

「あえて、レールを降りてみようと思うんです」 これは僕ら夫婦が世界一周をしていた途中に、キューバに向かう前に経由したメキシコ・カンクンであった日本人大学生が言っていた言葉である。彼は本来なら大学4年生であり、就職活動真っ最中だったそうだが、いま進んでいる歩みに疑問を感じたという。周りの友人は就職活動をして、彼に対しても批判的だったそうだ。でも、彼はみんなが歩みべきとされている道に疑問を感じ、みんなが乗っているレールから自ら降りたという。そして彼は留学と旅を経験したのである。

DAY61)ハエ蜂から考える保育や善悪

今日、僕の前に、お尻が黄色いハエが現れた。大きさは通常にハエの3倍くらいあり、お尻も黄色いので「おや、ハチかな?」と思ったが、顔はハエに似ている。初めてみた。「ん、アブか?」などとも思いながら、彼女を見つめた。彼は飛ばず、僕の目の前をゆっくり歩いていた。秒速は1cmくらいだろうか。彼女は飛ばずに歩いていた。どうやら羽が半分なくなっている。飛べないのだろう。弱っているのかもしれない。 そんなことを考えていると、小さなアリがやってきた。ハエとの距離は50cmくらい。明らかにハエ

【2022.4-5月】キーワードまとめ

大学院入学後のキーワードを並べてみました。 気になるキーワードありますか? 【子どもへのまなざし】 子ども観 https://note.com/aurorajourney/n/nf8d6e54577de https://note.com/aurorajourney/n/ndf2fa1c558ab 子どもらしさ https://note.com/aurorajourney/n/nd2690f8fd4e3 主体性 https://note.com/aurorajourn