レーゲンスブルク フベルトゥスブルク条約記念 ターラー銀貨 (1763 Regensburg Peace of Hubertusburg Thaler)

レーゲンスブルクといえば個人的には流行りの都市景観を思い浮かべますが、これはレーゲンスブルクぽくないターラーです。

プロイセンとオーストリアが7年戦争終結のために和議をフベルトゥスブルクで結んだ記念ターラーです。

FELICITAS - TEMPORVM(時の幸福) SAEC COM IMP(Saeculum Comitante Imperatore/皇帝とともにある時代)

こちらがオモテ面のようです。

VOTIS PRO PACE ET SALVTE IMPERII SOLVTIS SAGITARII RATISBON. F.C.(レーゲンスブルクの矢（Sagittarii）が皇帝の平和と帝国の安全のために誓願を果たしました。F.C.)

ここまでは個人的にはパッとしないコインかなぁという感じでしたが、エッジを見て、都市景観のと同じだ！となりました。

I

C

B

この時代のエッジはこのような模様を見かけますが、この個体にある"ICB"は、造幣所役人の"Johann Christoph Busch"のイニシャルのようです。

スラブに入るとエッジの詳細はよく分からないことが多いですが、ハダカコインでエッジを眺めるのはやはりおもしろいなと思います。