PCGS Restoration (コイン修復サービス)の実際(その8)
まあまぁの汚れが付着しているこの銀貨をレストレーションに出しました。
銀貨ですがコンポジションは不明です。。。
全体的にもそれなりに汚れていますが、やはり左フィールドの汚れがレストレーションにかけるとええ具合になってくれるのではないか?といったところです。
Before↓
さて、Afterはこんなん出ました〜。
汚れはそれなりに落ちてはいますが、自分が思い描いたようなスッキリさにはならなかったですねぇ。こうスパーン!というか。。。
紋章左横のフィールドや、冠上のフィールドの汚れは落ちていないので、金属に侵食しているものと思われます。
予期せぬ伏兵がいたのがVOC面です。
Before↓
Afterはこうなりました。
画像では分かりにくいですが、
映像で見ると、スクラッチが際立って見えます。
レストレーションをかけたことにより、スクラッチがより浮かび上がったようです。
TrueViewだと顕著に見えます。
鑑定結果は、Tooled - Detail です。
レストレーションかける前はスクラッチに関しては全然気にしてなかったんですよね。
汚れを落としての数字付きを狙っていましたが、結果はスクラッチを際立たせることになったようです。
トーンの下にヘアラインが隠れていたなどというハナシはよく聞きますが、今回はそういった類のレストレーションになりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?