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NCS Conservation (コイン修復サービス)の実際(その5)
表面に派手にインク転写された銀貨をNCSに出してみました。
0.900Silverの個体です。
Before↓
説明書きを買いた紙片とコインを重ねておよそ30年置いておくと、このようにコインにインク転写されるようです。
インク自体の性質は分かりませんが、コイン表面がキレイ(なめらか)であればあるほど、転写される量が多くなるのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1694438185569-ASNJzhFAJb.jpg?width=800)
After↓
これをNCSにかけるとキレイに除去できました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694443190527-lMdaac7zwL.jpg?width=800)
表面全体にうっすら付いていた曇りも除去されて、かなりアイアピールも良くなったと思います。ミントラスターもそれなりに見えるようになりました。
インク転写除去はかなり冒険だなぁと思っていたのですが、インクと銀貨表面は分離しやすいのかもしれません。。。
曇りが取れると下に隠れていたヘアラインが露わになりグレードに影響する場合がありますが、今回はそこそこでおさまりラッキーだったと思います。
NCSの成功例でした。
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