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下見できないコインオークションに参加する場合(特に海外でしょうか…)

国内外のコインオークションによく参加しています。国内ではほぼ下見をしているのですが、海外へは簡単に下見に出かけるというワケにはいきませんので、オークションサイトに掲載されているコイン画像とその説明文、その他コインカタログ等を参考にして入札することになります。

オークションハウスによって、画像の鮮明度や説明文の詳細度が違うなぁと感じているのですが、懇意にさせていただいているディーラーさんと話しをしているときに、Frankfurter Münzhandlung オークションが話題に上がりました。先日記事にしたこのオークションです。

そこでご指摘をいただいたのがこのロット。

↑で「余裕で数字も付きそう」なんて私は呟いていますが、Lot719(左側)に関しては、「Rand bearbeitet」と記述があって、つまりエッジがキズもんだよという説明がされていますので(正確にはEdge Tooled)、数字は付かないよと教えていただきました。

いやぁ、見落としてました。反省です。
コインの状態表記には色々と用語があって、主なものは把握しているつもりなのですが、見慣れない単語は翻訳にかけて次々とロットを見ていってます。その中でおかしいな?と思ったらハウス側に確認しているのですが、このロットに関しては画像に魅せられていたためか、翻訳でもおかしいとは感じずに状態良いな!と思ってしまったんですよね。

そのディーラーさんは、説明文を読んだ上で、実際どうなの?とハウス側に連絡を入れて、エッジの状態がよくないとの確認を取っていたとのこと。いやぁ、サスガですね。勉強になります。

次に、私が入札を考えていたこのロット。

↑では「Kleiner Kratzer auf Rand」という記述があります。これはEdge small scratchということで、エッジに少々のキズありということになります。表記通りの意味合いなら、私としては問題ないのですが、そのディーラーさんのお話では、オークションが始まる前に、エッジは少々ではなく普通にキズもんだよというような注意アナウンスがあったそうです。
いやぁ、これは盲点でした。となるとまず数字は付かないですよね。普通に€5,000まではと考えていました…。高額品となると、説明書きに若干でもキズものの表記があれば事前にハウス側に確認を入れる方が良さそうです。

このコインに関してはDetails付いても欲しいなと思えるコインでしたので、予算を下げて参加するということができ、仮に落札できたとしても事前に状態を把握できていますので適正な価格にて落とせたということになります。うーん、これも反省点。

その他、見返していると、このロット。

記事では、「61くらいは付きそうな気がするなぁ」なんて書いていますが、↑では「Felder und Rand bearbeitet」という記述があるので、Fields and Edge Tooledということで、フィールドとエッジには修正アリということになります。いやぁ、数字付かないですな。画像に引っ張られていてはダメですねぇ。
このロットは落札額が伸びていなかったので、入札者もその辺りは把握されていたのかもしれません。

というわけで、今回は反省記事でした。この記事を閲覧されている方はゼヒ反面教師にしてください!
用語もさらに教えていただきましたので、いずれ記事にしようと思います。

その他、初めて参加するオークションハウスは確認度を強める方が良いかなとも感じました。特に高額品となるとそうですね。


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