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ノルウェージャン・クルーズライン コロナ後の業績回復はどうなのか?

会社の概要

 米国のクルーズ会社の中で大手の一角。その特徴は以下のとおりです。

・全世界に展開している。(全世界シェア8%)
・食事の時間・席が決められておらずドレスコードがない

 ノルウェージャン・クルーズラインはNY証券取引所の上場してます。チェッカーコードは NCLH。

・ノルウェージャンクルーズライン
・オーシャニア クルーズ
・リージェント セブンシーズ クルーズ

この3つを経営するグローバル企業です。3つのブランドを合わせた総客船数は28隻、ベッド数は約59,150で、世界各地の寄港地は490か所超であり、2027年末までに更に9隻の客船を就航する計画となってます。

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参考として↑はNCLHの日足チャートです。加えて参考で、世界的に感染拡大した昨年3月の大きく株価を下げ、リバウンド気味の徐々に株価が回復しております。

ノルウェージャンクルーズの財務状況

 直近の決算(5/14)である、21年Q1決算をレビューします。

売上 0.0031億$(市場予想 0.01119億$)
EPS −2.03$(市場予想 −2.02$)
なお前年同期の売上は12.5億$、EPSは-0.09$でした。

 売上が昨年同時期から約1000分の1となってます。昨年同時期の決算発表時は、運航停止前の売上を計上出来、悪い数字ではなかった。しかし、その発表時は既に運航停止中でした。また、24億$の資金調達を完了させており、「18か月以上の航海停止に耐える態勢が整っている」とリリースしていた。 もう少し細部に触れます。

コロナ直前の予約状況
 記録的な年になると予想していた。3ブランドは全て、設定価格より高価格かつ満員となる予約状況
キャンセル急増
 3ブランド共通で、現金の払い戻しの代わりにクルーズ運賃に対し125%付加価値をつけたクルーズクレジットを提供準備し期限を22年12月末とした。

運航停止に伴う運用コスト削減への取り組み
 約18ケ月と当初見積もりした運航停止期間における必要経費は、継続船運航費と管理運営費の月額約7ー1.1億$の範囲と想定し、乗組員の給与、燃料、保険、港湾料金に関連する費用の削減し、大多数の船はコールドレイアップへ移行した。具体的には、チームメンバーの給与を20%削減、超過労働時間の短縮、労働時間自体の短縮を導入しました。さらに、昨夏までに一時的に労働力の約20%を解雇しました。ただしその解雇されたチームメンバーは、引き続き会社の従業員であり、医療や福利厚生東を保持していた。
さらに、設備投資削減を実施し20年期で約3.45億$、債務支払い猶予を受けていた。

運航の停止から暫定的な航行再開

 昨年春以降、運航停止となった。今年5月以降は米国CDC(国立感染症予防センター)は暫定的運航再開の条件としてワクチン摂取率95%以上を運航各社に求めている。しかし、カナダは22年2月までクルーズ船の自国海域への航行を禁止している。
 米当局は昨年、段階的に航行再開のための規則をだしています。

・船内へのウイルス検査設備の設置の義務化
・クルーズ期間は7日以内
・船上でのマスク着用が必須

以上の条件を提示しています。このように、航行再開に向けた規制が出されることで、クルーズ会社への予約も徐々の増えているという。しかし、19年時の予約まで回復しているとは言えない。

 昨年8月に地中海クルーズを再開したMSCクルーズ(MSC Cruises)によると、同社の全世界での今夏の予約はコロナ禍以前の水準の60%だが、2021~2022年冬季分は80%に回復する見込みだという。

最後に

 ワクチン摂取が終わっても前途多難であはある。以下のニュースがこの記事を丁度投稿する時にあったのものですから・・・

ワクチン摂取を終え、検査も実施し出港の態勢を万全にしたとしても感染リスクがなくなるわけではない。以前のような重症者などのリスクをはほぼないに等しいがまだまだと思われる。前述したが、予約状況もコロナ以前に戻るにはそれなりに時間を要する。アフターコロナを見据えた株価調整もまだ数年かかるかもしれません。