ビルディバイド ディバイドバトル1stセッション感想・ファイナル進出『赤青クラウディア』解説
初めまして、お久しぶりです、ウミスズメです。
noteの存在をすっかり忘れており、記事を書くこと自体2年振りになってしまいました。
他の方のディバイドバトルについての記事を拝見していた時、ふとこのアカウントのことを思い出し、せっかくなのでプレファイナル・ファイナルで握ったデッキの解説でもしようかなーと思い筆を執った次第です。
自分の考えを書き記しますので、反対意見やおすすめのカードなどがある方はコメントして頂けると幸いです。
クラウディアを持ち込んだ理由
ビルディバイドの大会は使用デッキが偏ることが少なく、特定のデッキをメタるより安定したリソースとパワーの高いデッキが勝ち残ることが多いです(私見)。
しかし、最後の予選大会という場、直前の北海道・九州エリアの結果などから、イシュタルテ(居城)・ネフェルクセス(サルワスール)が極端に多くなるのではないかと予想し、あえてメタを張って挑むことにしました。そっちの方がかっこ良いからです。
この2つに対して有利ないし五分がとれ、メタが外れてもある程度のリカバリーが効くデッキを探した時、私の中ではクラウディア一択でした。
また、リソースとパワーでは当然イシュタルテ(というかダイアナス)が頭抜けて高く、直前に組んで持ち込もうかとも考えたこともあります。
しかし、プレファイナルを勝ち進む自信があまり無かったこともあり、負けるなら直前で組んだデッキより今まで苦楽を共にしてきたデッキで、という後ろ向きな理由もありました。
こうして半分計算、半分愛でクラウディアの持ち込みが決まりました。
デッキリスト・採用理由
デッキリスト
採用カードとその理由について1枚づつ説明していきます。
アクル・ルフ
強みは3コスとは思えないパワーからくる場持ちの良さ。
イシュタルテのアリア、ブルームのアンビションイーターなど、ナディヤやラビアンだと抑えられやすい相手に対して強く出れるのが偉い。
後述するイメルダと枚数をどうするか本当に悩みましたが、赤青の比率を2:3にしたかった、ショットやクイックを打たれた時にどちらでも結果が変わらないなどの理由で2枚づつの採用。
イメルダ
手札の入れ替えが単純に強い。
手札にきたいらないショットを処理しながら緊急解除の弾を増やす、クラウディアとリコルドが引けていない時に擬似ナディヤとして探しにいける、など活躍の場が広いです。
このカードを採用するかどうかで事故率が大きく変わります。
ラビアン
言わずもがな1ターン目最強カードの一角。
ショットを踏んだ時に破壊されてもよし、破壊されなくてもよしの2択を相手に押し付けられます。
ただ、ライフを1枚削ることになるので、相手のデッキタイプ・自分の手札・場の状況・お互いのエナジーなどを考え、能力を使うかどうか決めなければいけない点が難しいです。
クラウディアのプレイングの上手さの5割はここで決まります。
ナディヤ
同じく1ターン目最強カードの一角。
説明不要。
ルチア
ごめんなさい。要らないです。
違うんです。本当はリコルド4積みするはずだったんです。
でも本番直前に2枚どっかいって買う時間もないし仕方ないから2枚なんか埋めるかって新兵器開発と一緒に突っ込んだんです。
結果としては、そもそも引くことが無かったので勝敗には関わりませんでした。
でも絶対リコルドの方が強いです。
バドラトス
赤青クラウディアを代表する切り札。
4積み以外ありえないと断言出来るほどグラドミラルとのシナジーが高いです。
相手がコマンドを構えていると感じたら投げます。
バジランガ
イシュタルテ、そして上記の2つのデッキの次に多いと予想したクラウディアミラー対策で入れました。
アグロ系のデッキはこれ1枚で止まる上、ライゾームやエンダイヴなどの厄介なデコイを上から踏めるという入れ得カードです。
対イシュタルテに対しても、クラウディアというデッキの性質から居城による安定したパワーアップを防ぐことが出来るので、相手からすればかなり取りづらいパワーラインです。ターンによってはダイアナスによる3面展開のうち、2面まで抑えることができます。
バーサークというデメリットもクラウディアには関係ない、使いやすいシングルシンボルと欠点がありません。
バスターの兼ね合いで2積みでしたが3、4積みする価値のあるカードだと思います。
ヤルミラ
パワカが多いと言われる1弾の産物で、ドロー、盤面除去、高パワーと明らかに書いてあることがやばいです。
惜しむらくはブルームを焼けない5000ダメ、ライゾームと相打ちになる9000ラインといった絶妙なもどかしさ。器用貧乏と言ってはやれることが強すぎるがあと一歩が足りないことが多い、全教科89点みたいなカードです。
これもバスターの兼ね合いで2積みでしたがバジランガと同様に3、4積みする価値のあるカードだと思います。
新兵器開発
正直入れなくてもいいカードだと思います。
調整、大会本戦で刺さった場面がありませんでした。
クラウディアは基本6コスで止めるのでそこから手札が減りません。何ならヤルミラで増えます。なのでリソース切れを起こすことが少なく、起きてもトップで6コス解決出来ることがほとんどです。
ただ、3コストを多めにしている場合などは強く働くことがあります。
今後、構築が大きく変わる時に採用するかもしれません。
でも今はリコルドの方が強いので早く見つかってください。
キャピタルブレイカー
ディスペア・切り札・打ち潮とかなり悩みました。
調整時に便利だったこと、1ターン目アリアを意識した結果、採用しました。
2ターン目パスを防げたこと、バドラトスを守れたことなど、結果的には正解だったと思います。
ライゾームを取れないというデメリットはありますが、現在ライゾームを採用しているデッキの多くはブルームなので、キャピタルでブルームを取りバジランガでライゾームを取る、といった運用をしていました。
張り裂ける大地
対イシュタルテではイシュタルテやバスターをエナジーへ送れる、対サルワスールでは擬似的な切札としてサルワスールを除去できる、対クラウディアでは相手のエナジーを7にしてグラドミラルの発動を防ぐことが出来る、など腐ることがない超優良ショットです。
不利対面のブルームとやり合うにはこのカードの存在が欠かせません。
間違いなく4積み必須カードです。
レイホウ
大抵のユニットは吹き飛ばせる高火力ショット。
ディスペアでは取れなかったグラナディガや4000バフアリアなど、一気に対応できるラインが上がります。サルワスールもクラウディア戦では12000を超えることはあまりないのでショットで捲れれば簡単にとれます。
これも4積み必須カードです。
緊急解除
今大会のMVP。
ショットで捲れた時のバリューがかなり高く状況をひっくり返せます。
張り裂ける大地などで7エナにされても6エナに戻せる、エンダイヴのコピー先を無くせるなどメリットが多いです。
コピー先を選べるので、ライゾームに張り裂ける大地を打ってブルームにレイホウを打つ、といった使い分けも出来ます。
このカードのおかげでプレファイナルを勝ち進んだといっても過言ではありません。
ただ、このカード自体が処理効果を持つ訳では無いので4積みは事故の元になります。
基本2積み、多くても3積みまでに抑えた方が良いと思います。
戦績
プレファイナル 6-1
①青黒イシュタルテ ×
②赤単バドラトス ○
③青単アイリス ○
④白黒イシュタルテ ○
⑤青黒イシュタルテ ○
⑥白単ネフェルクセス ○
⑦青白黒ネフェルクセス ○
ファイナル 2-3
①青黒ブルーム ×
②青黒ブルーム ○
③青黒イシュタルテ ×
④青黒イシュタルテ ×
⑤青黒ブルーム ○
ざっと振り返ります。
プレファイナル
①青黒イシュタルテ ×
先行を取られ轢き殺されました。
後で知ったのですが、相手の方は今回準優勝してました。おめでとうございます。
②赤単バドラトス ○
テリトリーを見た瞬間うなだれていました。お気持ちお察しします。
先行を取って轢き殺しました。
③青単アイリス ○
こっちの方が殴るスピードが早く、速攻で決めました。相手のテリトリーは解放してないので分からなかったです。
④白黒イシュタルテ ○
こちらの展開を相手が処理しきれず、そのまま轢き殺しました。
⑤青黒イシュタルテ ○
いつも見てるyoutuberの方と対戦させていただきました。
こちらのライフが上から5枚全てショットだったのは敵ながら可哀想でした。
お詫びに100回動画見ます。
⑥白単ネフェルクセス ○
サルワスールを手打ちやショットの大型コマンドで封じつつ、大型ユニットの返しで削り切りました。
対策が上手く刺さった形での勝利だったと思います。
⑦青白黒ネフェルクセス ○
ライゾームをバジランガ、サルワスールをコマンドで処理してそのまま押し切りました。
ファイナル
①青黒ブルーム ×
終盤はリソースの削り合いになり、バドラトスが最後のライフでショットを踏み、返しで負けました。
②青黒ブルーム ○
お互いにショットを構えあい動けなくなったところをトップバドラトスで勝ちました。
③青黒イシュタルテ ×
先行を取られ、順当に轢かれました。
④青黒イシュタルテ ×
同上。
⑤青黒ブルーム ○
②の人と同じような構築で、同様にコマンド構えに対してバドラトスで決めました。
振り返って
プレファイナルではメタを張った相手と当たることが多く、対策も上手く刺さっていたのがこの勝率に繋がったんじゃないかなと。
あと緊急解除がもの凄く強かったです。諦めかけたところで緊急解除でて逆転、みたいな流れが3、4回くらいあった気がします。
逆にファイナルであまり結果が振るわなかった原因の1つも緊急解除にあります。全5回戦のうち、1回もライフから捲れることが無かったです。プレファイナルで助けて貰った分、少し残念でした。
また、プレファイナルとファイナルのメタの違いに上手く適応出来なかったことも敗因でした。
構築に関してはまだまだ思うところが沢山あります。問題点や改善点、そうしたものが今回のプレファイナル・ファイナルという大舞台を通して改めて見えてきたことに、不甲斐ない自分への悔しさ、クラウディアというデッキの伸び代を感じられた嬉しさなど複雑な気持ちでいっぱいですが、全部飲み干して2ndセッションへ繋げていきたいと思います。
最後までありがとうございました。
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