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お綾や八百屋にお謝りなさい

今日もあるなしクイズから始まる。

カーディガンにはあってコートにはない
九官鳥にはあってオウムにはない
ゴリラにはあってオランウータンにはない

これの並べ方難しいなぁ。でも小学生の頃あるなしクイズ作るの流行った気がする。クイズを作るとっかかりとしては一番簡単なように見えるのかな。因みにタイトルは学校で演劇部に入っていた事がある人なら一度は口にした事のある早口言葉だ。それは置いておいて、このクイズの答えは「名祖(なおや)」の有無である。カーディガンはカーディガン伯爵七世が、九官鳥は九官さんが、ゴリラに関しては個人名ではなくフェニキア人の事らしいので何かの名前が別のものの名前になればエポニムであるらしい。エポニムというのは名祖を持つ名詞の事だ。両者はカーディガン伯爵が名祖でカーディガンがエポニムという関係なのである。

この場合ジャンボはどうなるのだろう。この場合のジャンボは元々スワヒリ語だったりマンボジャンボみたいななんとなくアフリカっぽい語感でアフリカゾウの名前になったジャンボだ。彼はイギリスの植物園からアメリカのサーカスに渡って人気者になった。それこそ「大きい」を意味する単語として「ジャンボ」が浸透する程に。それではこのジャンボは名祖なのだろうか。それともエポニム?また違う種類の名前がついているのだろうか。分け入っても分け入っても言葉の山なのだろうか。


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