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とある作り話。〜玉入れ〜

これは作り話です。

とある幼稚園で玉入れが行われることになりました。
児童たちを赤組、白組に分けて開始しました。

すると。

一人の赤組の男の子が白組の方へ玉を入れてるではないですか。
「あなたは赤組だから赤い玉を赤組のカゴへ入れるのよ」
「うん、だから玉をいっぱい入れようと思ったの」
「けどあなたは白い玉を白組のカゴへ入れていたわよね」
「うん、だけど、玉をいっぱい入れたかったの」
「あなたは赤組?白組?」
「…えっと、赤組…」
「じゃああなたはどっちの色を入れるの?」
「赤の玉」
「そう!わかっているじゃない!そうよ、赤い玉を入れてね」
「うん、でも…玉をたくさん入れたかったの…..」
男の子は泣きべそをかいてしました。

この男の子は色盲ではありませんし、障害がある訳ではありません。
ではなぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか。
それは多分、「玉を入れる」という最終目標だけが頭に残り、前提である「赤組」ということを忘れてしまったようです。

これはただの作り話です。

子供がたまたま夢中になり過ぎたというだけのお話かもしれません。

しかし。

現在の大人もこのようになっていませんか?

重要なことは。

根本的なところ。

なぜそうなってしまったのかというところ。

本当の原因はどこでしょうか?
生まれる前、受精した時、お母さんのお腹の中から始まっていると思います。
そして生まれてきてからの環境も大きく影響するでしょう。

これらのことをじっくりと、責めるのではなく省みることから始まるのではないかと私は思います。

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