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RME TotalMixをCUE BOXの代わりにしてみる

ここのところボーカル収録案件が多くありまして。
普通の音楽スタジオであればCUE BOXでボーカリストの方が自分でバランスをとってモニタリングですが。
不幸なことに今回のスタジオのものは壊れておりまして。
なおかつ、一人ならパラ送り、簡易ミキサーでというやり方はできたんですけど、今回は3人同時もありだったりと.....。

これらをコストをかけずになんとかならんかなとTotalMixを再研究しまして...。
(というか、あまり真剣にやったことはなかった)

結果。各自の手元でという訳にはいきませんが。

例として。

Firefaceの出力1,2と3,4と5,6を3箇所(3人分)のヘッドフォンへの送りとし、TotalMixでそれぞれのバランスを整える。

このTotalMixの最大の強みはマトリクスミキサーであること。
つまりは出力分のバランスが作れるということである。(ADAT経由でもう一台を繋げばさらに増やせる)

あとはiPad操作ではなくArtistMixなどでの対応ができればよりいいのかなと。
それはむしろ、モニターよりProtoolsへのレベルワーク。
勿論、Protoolsの入力レベルはTotalMixでは出来ず、手前のMic Ampで決定されるのであるが、一度FirefasceからADATなどを使って出力させて入力させれば良いのでは?と思っており、現在も格闘中。
この辺は海外の情報しかなく、日本ではほぼないのかなと.....。

またこれは応用例だが。

Protoolsの出力を極力パラ出力(ステレオだからと言って全てを1-2 outではなく、例えばセリフを1-2、効果音を3-4、音楽を5−6など)にした方が音が濁らない説もあり(どちらかといえば、良質のコンソールであれば、そのコンソールの音になるというとか)、それらパラ出力をTotalMixで2chにし録音すれば良いのかな説。(勿論バウンスは無理)

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