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オーディオと音楽についてのコラム

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箱庭的"AUDIO STYLE"管理人が綴るオーディオ関連辛口コラム
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#音楽

オーディオマニアの音楽経験値について思うところ

先に原音再生について書いてみましたが、インターネット掲示板やSNSで「原音再生」議論が巻き起こる場合、個々人で実は定義の異なる「原音再生」が渾然一体となってしまい、互いにその違いを理解していないために荒れてしまうケースが少なくありません。 特に短文ブツ切れSNSのTwitterでは、丁寧に説明しても文脈を理解出来ない人が高確率で出てきてしまい収拾がつかなくなりがちですし、僕自身も、無意識に「原音=生演奏」と相手も考えている前提で話してしまうので、途中で相手側の定義が実は違う

「自分の感覚、感性を信じて取り組むオーディオ」ってどうなんだろう?

ふと思ったのだけれど、「自分の感覚、感性を信じて取り組むオーディオ」ってどうなんだろう? 「自分の感覚、感性を信じて」オーディオに取り組む、これは原点回帰的な意味で至極尤もな話なのだけれど、ふと僕自身に立ち帰った場合、「自分の感覚を信じて」オーディオをやっているかと問われると、驚かれるかも知れないけれど、強いて云えば「No」だったりする。もっと別の見方すると、ある部分は「Yes」である部分は「No」になる。 上のエントリで「原音再生」の定義について詳しく書いたけれど、先ず

オーディオの「原音再生」とは何か?

オーディオ、ピュアオーディオ界隈には古くから「原音再生」という言葉があり、度々議論の的になってきた。 人気のある一部のオーディオ評論家やオーディオ誌のキャッチフレーズでもあったし、実際に原音再生原理主義者的な信仰を持ったオーディオマニアも少なくない。ただ「原音再生」の言葉は最近では昔ほど錦の御旗の様に扱われることは少なくなり、特に若い世代になるほど「原音再生」という命題を表に出すマニアは減ってしまったような気はするけれども。 誤解を恐れずに云えば、箱庭的"AUDIO ST

箱庭的"AUDIO STYLE"が小型スピーカーを推奨する理由

こちらのエントリは、本館◆♪◆箱庭的ピュアオーディオシステムの薦め"AUDIO STYLE"◆♪◆に移動、本公開しました。 ~はじめに~ ✅ 1 中型、大型スピーカーのメリットとデメリット ✅ 2 小型、超小型スピーカーのメリットとデメリット ✅ 3現実的な妥協点・・・トールボーイ型スピーカーの存在 ✅ 4 高音質ヘッドホン×ヘッドホンアンプ環境と、スピーカー据え置き型オーディオの違い ~まとめ~