舞台観劇記録(2023-No.009)

「STOMP(ストンプ)」

8月19日(土)、東急シアターオーブにて、13時の回を観てきました。

時に威圧的で…時に荘厳で…時にコミカルで…時にミステリアスで…
私から出てくるチープな言葉では何ともモドカシクて…
表現するに足りえないというか…
この高揚感や満足感、多幸感は是非とも観てもらわないと、と思えるくらいにはオススメなステージでありました♪
観客層はというと、老若男女問わずの感じで、かなり小さな子供たちもそこそこに入っていたようでした。かなり強めの、心臓の音が跳ね上がる様な迫力ある音も出るので、泣いてしまう子供もいるかな?なんて心配をよそに、わかりやすく、子供たちのみならず大人も一緒の、会場全体から心地よい笑い声が聞こえておりました。
また、観客を巻き込んでの、ハンドクラップは…それはもう…その道のプロの難題を一般人たちにふっかけらるってのは、なんとも楽しくて、真剣でいて、笑いのこぼれるひと時でありまして…無言なのに、「簡単だろ、出来るだろ」「おおう…」「じゃあ次はこうだ」みたいなノリと圧の雰囲気がありありと漂っておりました…
これまた以前に観に行ったことのある Jacob Collier さんのステージでも感じたことなのだけど…海外の演者さんって…何でこうもオーディエンスを巻き込むのが巧いんかなぁ…(笑
それはもうあっという間で…感無量の、ノンストップな2時間?(公式には100分、1時間40分とのこと)でありました♪
伝えきれないことばかりでありますので、キョードー東京さんのステージレポをぺたぺたしておきますのでそちらを参照されたし(苦笑

図らずも幸いにして、日本人ストンパーの櫻井多美衣さんの出演された回でもありまして…見劣りすると感じることはまるでなく、演者として8人の中にあって素晴らしいパフォーマンスをされる姿にそこはかとない誇らしい感覚を、そのカッコイイ姿に感じ入った次第です。
(彼女との縁は全くもってありませんので、同じ日本人として、日本を代表する競技者さんたちなどへ抱く様な感覚と同じヤツ、ですね。)
Chacottさんに、その櫻井多美衣さんのインタビュー記事がありますので、そちらもぺたぺた。

さて、このステージを観るに至った動機も書き残しておきましょうか。
まず初めのきっかけは…確かツイッターに流れてきた「13年ぶりに来日」という文字と、開脚した脚の下でゴミ箱の蓋をシンバルの様に打ち鳴らす姿の男性の写真…だったかな…(たぶん、だけど…これ、かなぁ…)

それを見て、「あれ?これ…どこかで見たことなかったっけか?」という感覚に囚われました。
で、私が書き残している他のnoteにもあるように、映画をそこそこの頻度で観ているわけなのですが…私同様にして20年以上映画をそこそこ観ている方々なら察したかと思います…
そう、映画の本編の前に流れていたことのあるドルビー関連のコマーシャルの内容がまさに、この「STOMP」のパフォーマンスだったことを思い出したのです。
公式さんの上げている動画を見つけられずにいるのでここではぺたぺたしませんが、検索ワードに「STOMP 映画 ドルビー」などと入れて動画検索して頂ければ、フィンガースナップから始まりドラム缶の靴が迫ってきて踏みつぶされるかの如くで終わるという、1分にも満たないのにもかかわらず私の心を鷲掴みにしたパフォーマンスを見つけられると思います。
これを思い出したらば居ても立っても居られなくなり、チケット購入の履歴を見返してみたら、今年の3月下旬には既に獲得…前から2列目の席を得るに至ったわけであります。
これ以前の、13年前よりも以前の公演については、たぶん情弱だったのでしょう、実のところ、トンと耳にしてはいなくて…
今回の来日公演のこと、気が付けてよかったと思うばかりです。

ステージパフォーマンスの内容は大筋が同じでも、恐らくは、細部が違っていたり…演者さんたちの組み合わせも、それぞれがロールする役柄も様変わりすることが想像に難くなくて…
今後もまた観られるのであれば…誰彼問わずに誘って観に行きたいなぁ…
是非ともまたチケットを獲りたいステージでありました♪

蛇足(ネガティブ含みます):
目指すところが違うだろうから…比べてはいけないとは思うのだけど…
私が以前に体感した3人の青い人たちの、食べもの(マシュマロ)を粗末に扱うパフォーマンス…その1点が致命的に許せないので…そっちのは1回観てもう充分だなぁと思う始末だったな、と…そんな風に思い出しまして…
「音」に関するパフォーマンスはまだまだ海外のがツヨツヨかな、と…
(私が日本国内のそういう類のに関する情報を知りうるチャンネルがヨワヨワだから、ではありますけれども(苦笑))

とはいえ、STOMPの演者さんたちのロールの中にも多少のネガ要素(悪く見たならば、イジメとも思える様な感じ)があって、それを笑いに変える雰囲気があるのですが…私もそれを笑ってしまったし…
でもね、そのロールの演者さんの魅せ場もしっかりと多分にあって…
それをネガ要素と感じさせない様な圧倒的なステージパフォーマンスが、それは些細なこと、としているのかもしれないなぁ…などと、思った次第であります…(いやだってさ、そのロールの人、やさ男そうに見せてるのに…その実、腹筋がバッキバキでさ、めちゃかっこいいんですぜ?wもちろん、魅せ場だけでなくて、パフォーマンスを下支えするような役どころを、時にコミカルに、時に切なく、おいしい立ち位置の様相でもあったんよね♪)

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