「フェードル」

久しぶりに劇場へ足を運んだ。
非日常を感じさせてくれるあの場所、空気。
シンとした静寂の中で繰り広げられる役者の狂演。
特に大竹しのぶは世界観を独占し、これでもかってくらい全ての人を魅了した。
息づかいまでもが完璧に役を奪い取り、そこに立つすべての役者たちが素晴らしい。
ああ、ずるいな。こんな芝居ができるなんて。
そんな空間、時間が流れるこの場所に存在できるなんて。
大竹しのぶの肌は、透明でした。完全にファンになっていた。そりゃそうよ。

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