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囲碁棋士グッズの使い方

本日、開催された浴衣囲碁まつりに多くの囲碁Loveファンが市ヶ谷の日本棋院に来られ、多くの方がTwitterに棋士達との想い出作りをツイートしてくれた。

老若男女問わず、この猛暑の中午前中から午後まで棋士を応援し、棋士と楽しむために現地に赴いたファンには頭が下がります。私も体調の具合で当日券で参加を試みようとしてましたが、体調が優れずに断念、自宅でこの記事をノンビリ書く事位でした。

囲碁人ならば、長く推しの棋士達のグッズを何かしら持っています。一番多いのが「扇子」でしょう。昔は、囲碁の大会に参加する毎に扇子が参加賞としてもらえ、自分で購入したのも含めて人生で30本以上は手にしたでしょう。そんな扇子の多くは、実家に飼っていた犬のおもちゃになり数か月をするとボロボロな状態になり残念ながらオシャカにしてしまっていました。

そんな私でも、井山先生の二度の七冠達成時の記念グッズが一番嬉しかったです。

七冠達成時の祝いの会で結構な物が参加者に贈呈品として配られました。
クリアファイル、扇子、ハンドタオル、桝、冊子などだったかな。でも、実際手元に残っているのは、何と上の写真になるハンドタオルと桝のみ。

大切な井山先生のグッズをどうしたかといえば、その多くをIT業界に勤める囲碁の知らない知人の中小企業の社長や個人事業主の方に配ったのだ。

僕と同世代の社長達は、結構経営状態の起伏が激しくてどのような会社の規模でも社長業に苦労されている。そんな社長と一緒に飲みに行く時に相手が元気が無かったり、テンションが低い時にお土産として井山先生のグッズを1個1個お歳暮感覚でお渡していた。

渡している時の会話はこんな感じだろう。

私「社長、元気ですか?今日社長を元気づけるためにお土産持ってきましたよ。はい、これどうぞ」

綺麗に梱包された井山先生の執筆された扇子を社長に渡す。

私「社長、聞いて下さいよ。この井山裕太棋士が凄いのが、日本囲碁界の七大タイトルを全冠制覇しているんですよ。七大タイトル全冠制覇なんて誰も成し遂げた棋士がいなくて、400年に一人と言われており間違いなく100、200年後の日本史に残る棋士なんですよ。昔で例えるならば、千利休とか徳川家康とかのような人ですよ。私達より一回り以上も下の子が囲碁界制覇ですよ。」

私「これを真空パックで保存して子孫に受け継いでいたら、100年後には100万円位の価値になりますから。もしくは、社長が困った時にこの扇子を握りしめて深く考えたらきっと力が漲りますから」

社長「そんな大層な物を。RedWolfさんはいいの?」

私「私は写真を撮ってもらったし、参加した事の想い出が財産になっているから大丈夫です。それより社長に持っていて貰って有効活用してもらった方がこちらも嬉しいから。社長元気になりましょうよ」

まるで何か熱狂的な宗教的な信仰を教える信者の如く熱弁を振るってお渡しすると多くの社長が、囲碁を知らなくてもこちらの囲碁への愛情と相手への愛情が伝わり喜んでもらえた。

お互いそれぞれの人生を歩み、中々つるんで飲みに行ったり会食するという機会が激減しているが、扇子という想い出の品をみるときに昔を思い出して、RedWolfというおっちゃんがおったなと思い出してくれればそれで嬉しい。

囲碁棋士のグッズを手にして、囲碁の大会に参加したり、使わずに綺麗に飾るのも良いし、私のように友好的な人間関係構築のためのアイテムとして活用しても乙かも知れない。囲碁棋士のグッズをプレゼントすると、多くの方が喜んでもらえます。

浴衣囲碁まつりのオークションで今の時代を活躍する名棋士の品を競り落とした方々、おめでとうございます。かけた金額が棋士達への売上になり多大な貢献をしていると思います。

また、今回参加した方々全員、暑い中囲碁界を盛り上げて頂いた姿勢最高です。貴方のように囲碁のイベントや集まりに参加してくれているだけで、囲碁界が盛り上がります。

人それぞれ使えるお金の予算や時間は違えど、1人1人が行動すると囲碁界はきっと明るい未来と子供達への健全な囲碁バトンを渡せると思っています。

ツイッター改めXでの浴衣囲碁まつりのそれぞれの立場からの活動報告最高でした。


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