見出し画像

一力遼世界一で営業活動を

2024年9月8日(日) 囲碁の世界戦である第10回応支氏杯決勝五番勝負において、一力遼棋士が中国の謝科(しゃか)九段を3連勝で破り19年ぶりに日本囲碁界に最高の栄誉を届けてくれました。

日本棋院のYoutubeチャンネルでは、午前中から本対局を多くのプロ棋士達が解説をしてLive配信していた。更に日本棋院市ヶ谷本部でも、応援のために解説会を開き多くの囲碁ファンが会場に訪れた。

Live配信は、19時過ぎに6000人を突破していた。

そして、勝負は終盤過ぎに突然ついた。
中盤戦過ぎまでは、中央切りが非常に厳しくて黒番一力棋士が優勢を保っていたが、終盤過ぎの大石のせめぎ合いに逆転された。世界戦の決勝に残るプロ棋士は盤面が狭くなってからの収拾能力が非常に高い。

市ヶ谷にいた張栩九段を筆頭に多くの囲碁関係者がため息をつく中、中盤から終盤に向けて謝科棋士の完璧な店じまいが始まると思われた瞬間に、目の無い大石の連絡が薄い箇所を手筋の連発で、黒番の一力遼棋士が一刀両断した。

その瞬間に囲碁AIの評価値も白番90%近い勝率が、一気に黒番90%に転じた。世界戦5番勝負で2連勝をした事が、謝科棋士に僅かな隙を作った。
即ち、ここ20年間日本囲碁界は世界戦では中国・韓国棋士にとっては日本棋士は格下という認識がされており、日本人棋士に負けるのは恥ずかしい位の認識をされている。

それが、一力遼棋士が完勝と言える内容で2連勝した事により、世界を代表する中国の棋士が初めて日本棋士も強いのではないかという認識が働いたと思います。ここで勝ち星を先行して勝ち獲った一力遼棋士が精神的優位性を確保した可能性があります。

もし、一力遼棋士が前2局において不甲斐無い対局で連敗していたり1勝1敗の成績であれば、謝科棋士が優勝を制す可能性が高かっただろうし、本3局目を制して五番勝負全体で逆転されている可能性もあっただろう。

本3局目に関して、終盤戦近くになって大逆転の1手を放てた理由は、一力遼棋士が1局目、2局目で徹底した強さをみせたから発生しています。恐らく謝科棋士からみて世界トップレベルの強者と戦っている感覚になり、2連敗によって精神的なグラつきが発生したと考えられます。

全3局内容が非常に濃くて面白かったです。

1.凱旋イベントを

 一力遼棋聖が帰国されたら、有志で空港に日本国旗をもって迎えたい。

 更に、日本囲碁界全体でお祝いイベントを開催したい。

 日本棋院が中心となって、マスメディアに報道して頂くように尽力したい。その上で、囲碁がメディアに多く報道されるように尽力したい。

2.スポンサー

 日本人選手が中国・韓国という囲碁大国の強者を倒して、19年ぶりに優勝した事は日本人として非常に喜ばしい出来事です。

ご祝儀スポンサーとして、ここ1年間は大手一流企業に営業をしよう。

できたら、一力遼棋聖にご祝儀CM制作位を頂こう。
各企業とも、世界に名前を馳せる棋士で、一力遼棋士のような爽やかな青年であれば、1年間位の契約は獲得できるだろう。

その上で、日本囲碁界で世界一を獲得した一力遼棋士を筆頭に井山裕太王座、芝野虎丸名人と日本囲碁界三国志が熱い戦いをここ数年間している事を多くの企業に知って頂くべきだろう。

その上で、大口スポンサーから小口のスポンサーも含めて本件を武器にスポンサー取得活動を活性化させていこう。

3.映像・画像・イベントの刷新

もし、多くのスポンサーが集いお金を集める事ができたならば、旧来の棋士や囲碁関係者だけで恵みのお金だと言って、お金を使い果たす愚は辞めよう。

WebCM、TVCM、プロモーションビデオなどのイメージ映像を一流のTVCM制作会社に依頼して作成しよう。今までにない囲碁イベントや囲碁棋戦を生み出す事を映像制作会社、CM制作会社、デザイン会社、大手広告代理店と連携してやり切ろう。

そこで初めて、囲碁界が活性化する真の普及が必ずある。

囲碁界よ、一時的な恵みの雨、一力遼優勝バブルで終わらせてはいけない。今までの関係者に仕事を配って、今まで通りというやり方では絶対にダメだ。最先端の映像技術やプロモーションを取り入れて、囲碁界の文化として初めて囲碁は他競技に匹敵する人気がでてくるだろう。

武宮陽光理事長、頼みます。

いつもの関係者で喜んで、酒飲んで、仕事を配ってといういつものやり方では、いけない。積極的に他業界の先端な映像技術を持った、表現方法豊かな新しい感性をもった他業界の若手達と新しい付加価値のある仕事をして下さい。

4.トレンド入り

日本囲碁界の三強棋士が七大タイトルの熱戦をポストしようが、全然トレンド入りしなかったのが、今回の一力遼棋士の世界戦優勝は、「一力遼世界一」でトレンド入りした。日本囲碁界で初めての事では無いかな。

この好機を逃す事無く、日本棋院や囲碁界の多くの方、そして囲碁人の奮起を祈っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?